フォト日記(2002年1月)


1月30日

足は第二の心臓 今年はいっぱい歩くぞ!
というのが年頭の私の目標です
その決意もあって きょうはお客さんを誘って歩くスキーをしました
拓真館近くの四季の交流館を出発点にして
向かいの丘を登って哲学の木を目指し
哲学の木から宮様スキーマラソンコースに入り
あの二棟の小屋を眺めながら拓真館に下りてきました
快晴とまではいきませんでしたが 山もよく見え
空を見上げると太陽のまわりに大きな輪がかかっていました
雪の上はうさぎの足跡がいっぱい
夜の間に縦横無尽に歩き回ったのでしょう
その姿を想像するだけでも楽しいですね
雪も このところあたたかかったので固くしまって
絶好の歩くスキー日和でした。
写真は今朝の朝焼けです

節子



1月27日

2年ぶりにクロスカントリースキーで
拓真館の周辺のスキーマラソンコースを滑ってきました
昨日初めてクロカンをしたご夫妻と一緒です
雪の無い季節は畑で絶対に入れない場所ですが
暫しの間開放されています
今しか写せない風景なので 久し振りに気合が入ってしまいました
山は良く見えていましたが 空が曇っているのでちょっと残念でした
2時間の散策は 3人だけの楽しい世界と時間で
広い雪原がどこまでも私たちだけのものでした
今日は滑りに行って良かった良かった
また 気が向いたら行ってきます

行輝



1月21日

久し振りに冷え込んだ昨日の朝
とぅもろうの軒下の寒暖計はマイナス22度を指していました
日の出前 くっきりとシルエットを見せていた十勝岳連峰
朝食の支度を終え お客様に食事の声かけをする頃
お日様が山の向こうから顔を出し始めました
冷え込んだ空気のせいでしょうか
お日様の光がまっすぐに地面に向かって柱のように立つ
サンピラー(太陽柱)と呼ばれる現象が見えました
お客様と一緒に夢中で写真を撮りましたが
ダイヤモンドダストがキラキラ輝いてあたかも天使が地上に舞い降りてくる
そんな雰囲気を少しは感じていただけるでしょうか
天気がいいとあちこちにシャッターチャンスいっぱい
雪原に落ちた樹木の影の面白さ
青い空と白い山々のコントラスト
夕陽に照らされた雪原の輝きや 丘の稜線の美しさ
彩りの季節にけっして負けない凛とした美しさがいっぱいありました

節子



1月17日

末娘が美馬牛小学校を卒業して6年が経ちました
今では私もめったに校庭に入る事もありません
夕方 久し振りにタローの散歩に付き合いました
散歩コースから小学校が見えました
冬休みなのでひっそりと佇んでいます
七年前の1月17日早朝阪神・淡路大震災が起こりました
校庭では寒さの中 暖を囲む多勢の人の姿がテレビの画面の中にありました
とぅもろうのお客さんでも病院で入院中に震災にあわれた方もいます
あの校庭で暖をとっていた多くの方達は今どうしているのでしょう

行輝




1月15日

1週間ぶりに十勝岳や美瑛富士・オプタテシケ山などが良く見えます
空は青く人の歩まぬ雪原は静かで
林の影だけが気ままに雪原の上を行き来しています
1.5キロメートル位離れた炎創窯さんの煙筒からは
白い煙がゆっくりと天に立ち昇り
家族の営みをしるしているようで
石油ストーブ等が一般化した今では
薪のストーブに頼る家も少なくなりました
未だ明けやらぬ早朝に 我が家の煙筒から
真っ白な煙が勢い良く一気に立ち昇ると
今日も一日が始まったという思いを強くします
今日は成人の日です 27年前の自分を思い出していました
自分の一票が日本の国を民主的に 平和な国に
変革する大きな流れの一滴になれた喜びでいっぱいでした
酒や煙草を自由に手にすることよりも

行輝



1月9日

年賀状でHPのアドレスをお知らせしたら
たくさんの方からメールやあしあとへの書きこみをいただきました
嬉しくてお正月から心の中がぽかぽかと暖かくなりました
とぅもろうのことを憶えていてくださって本当にありがとうございます
写真は 7日の朝の霧氷と夕方新栄の丘で見た旭岳です
7日は早朝朝もやがたちこめ 霧氷をつけた木々が
もやの中にうっすらと見えて幻想的でしたが しだいに青空が広がり 
今まで見たこともない位まっ白にたくさんの霧氷をつけた木々が
それはそれは綺麗でした
また 夕方買物帰りに新栄の丘にさしかかると
旭岳の裾野の方が赤く染まっていました
立ち止まって見ていると お日様が西の山の向こうに沈むにつれ
その照り返しで赤い部分が山頂の方に広がっていき
そして真っ赤になった旭岳がぽっかりと浮かび上がりました。
ブルーの空を背景に わずか5分くらいの見事なそして厳粛なドラマのようでした

節子



1月5日

今日は寒の入りの「小寒」
美馬牛では寒の入りの前から厳しい寒さが続いています
昨夜の冷え込みで明け方から樹々は霧氷で真っ白になり
未だ明けやらぬ早朝は 薪を取りに履いた長靴が
一足ごとにキュッキュッと鳴りました
明日から2日間の正月休み
午後の休息時に窓の外を見やると
青空にゆっくりと 十勝岳の噴煙が
静かに静かに天に昇っています
今日届いた兄からの年賀状
いつもは印刷文だけなのに 自筆でほんの一言
「体大切にガンバレヨ」と書いてありました
涙が溢れてこぼれおちました
穏やかな冬の午後は 緊張の糸がほぐれ
心が潤ってきます

行輝



1月4日

昨日は久し振りに冷え込んで
朝 霧氷がきれいでした
外に出て写真を撮っていると
5分ほどで手指の芯までかじかんできて
慌てて家の中に入りました
霧氷のつく朝は必ずと言っていいほど 青空が広がり
枝枝の先まで真っ白に凍りついた霧氷とのコントラストは
いつも息を飲む程の美しさです
正月のお客様も1人2人と帰り支度を始められ
また新しい1年の日々の営みが始まるのですね

節子



(日比野憲子さん撮影)

(日比野憲子さん撮影)


1月2日

年明けの天気予報は雪マークが続き 悪天候を覚悟していたのですが
予想に反して きのうの元旦も薄日が射し
きょうも青空が見えました
宿泊のお客様も 今年は小さいお子さんが多く
家のまわりでソリ滑りをしたり かまくらを作ったり
寒さに負けず元気に遊んでいます
冬の楽しみといえば つららキャンドル
やはりお客様がとぅもろうの軒下のつららを利用して作ってくれます
夕食前にろうそくを灯すと氷が赤々と照らされ
真冬ならではの凛とする美しさです
新しい年の初め
かけがえのない生命が大切にされる世の中でありますように
子どもたちの笑顔が消える事のない社会でありますように
との思いをろうそくの灯かりに込めて
今年もどうぞよろしくお願いいたします

節子




1月1日

新年明けましておめでとうございます
2002年元旦の朝は前日からの雪もやみおだやかです
十勝連峰は顔を見せていませんが
とぅもろうの正面からは初日の出も見えました
今年1年皆様に幸多い事を願っております
今年もとぅもろうをよろしくお願いいたします
さっそく 新年の賀状やメールをいただきありがとうございました

行輝