フォト日記(2003年10月)


10月26日

日に日に落葉松が黄色くなってきました
もう葉を落としたナナカマドは 赤い実がこんなのついていたのかと思うくらい
今年はいっぱいついていて これから小鳥たちが食べにやってくるでしょう
ゴールデンウィークの前から序々に始まった今シーズンも
落葉松の黄葉とともに一区切りを迎えます
寝不足や疲労などで痩せてしまった夫の顔も
この季節になると少し回復の兆しが見えてくるので ちょっと安心します
ほとんどの農家さんでは小豆や大豆の収穫も終わりに近づき
畑の脇には掘り起こしたビートが積み上げられ
てんさい糖工場に運ばれるのを待っています
早くに農作業を終えた農家さんでは 農機具や家の周りの片付け 漬物作りなど
雪の振る前にと家族総出でやっている姿が北国の秋らしいです
落葉松が散って雪が来るまでのあと少しの間
私たちも冬支度に精をださなくちゃと思います

節子



10月22日

 「秋でなくて冬ですね」
早朝の写真撮影から戻ってきたお客さんが
開口一番頬を赤くして話してきました
今朝は、この秋初めて畑も草も花も霜に覆われました
さほど強い霜でなく 庭のコスモスは昨年のように
一夜にして枯れることはありませんでした
あと10日間で冬季休館に入ります
午前4時30分・午前7時30分・午後3時
午後6時30分・午後11時・午前零時30分と
規則正しく刻まれた体内時計の針を少しの間止めます
とはいっても、朝早くに目覚めてしまうのですが・・・
落葉松も2〜3日前から黄葉が目につくようになりました
白樺やナナカマドはかなり葉が落ちて幹や枝が目立ちます
周囲の風景も晩秋の落ち着いたたたずまいで
私はこの時が一番気に入っています
美馬牛小学校前の農村公園の小さな散策路も
落葉でいっぱいでしょうね。

行輝



10月15日

紅葉が平地にも降りてきて日に日に色が濃くなってきました 
どの道を通っても 今を盛りと燃え立っている木々たちがすてきで
毎年のことながら ただただ感激しています
とぅもろうへの道の白樺並木もすっかり色づき 
木々が成長したせいか窓から見ても黄色が目に飛び込んできて
思わず見とれてしまいます
玄関のナナカマドも大きくなり 深みがかった赤色で私たちを楽しませてくれます
楢の木は渋い黄色になり 桜は色とりどりの明るい赤がすてきです
小さいながら去年植えたイタヤカエデもオレンジ色に色づきました
道内の平地でも昨日は初雪を迎えたところもあり
まもなく葉を落とし始めることを思うと
ここ数日そわそわした思いになってしまいます
でもまためぐって来る春にかわいい若葉を 芽吹かせることを思い出し
ちょっと気持ちも落ち着きました

写真はとぅもろうの食堂の窓から
ななめ左を見たときに見える白樺と拓真館の庭の桜です

節子



10月6日

風が急に冷たくなってきたと思ったら
3日の朝十勝岳が雪化粧していました
前日の2日 茨城からきていた私の両親を連れて望岳台や凌雲閣に行き
ダケカンバやナナカマドのすばらしい紅葉に目を見張ったのですが
あっという間の雪化粧に季節の移ろいの速さを感じます
望岳台から吹上温泉に行く道沿いのダケカンバの黄葉が
好きで毎年必ず出かけるのですが
ここ数年は早すぎたり遅すぎたり 黄葉しないで葉が枯れてしまったり
なかなか見る事ができませんでした
今年は見事な黄葉を両親と見ることができて嬉しかったです
山に雪が降ると本当に風が変わり 冬が近づいているのを実感します
家の前のナラの木のどんぐりをカケスが次々と咥えていったり
庭のひまわりにできた種を小さな鳥たちが集団でやってきては
啄ばんでいったりするのを窓越しに見て
小鳥たちも冬仕度に懸命なんだなぁと思いました
私たちも残っている畑仕事を片付けたり 薪の準備をしたり
季節の変化と追いかけっこしながら
冬仕度に精を出さなくちゃと思います

節子


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