フォト日記(2003年5月)


5月26日


晴耕雨読という言葉がありますが
このところ晴耕続きでだいぶ外仕事も進んでいます
農家さんも農作業が進み種の植え付けを終えた美しい畑が広がっています
私たちの予定の仕事はまだまだ沢山残っていますが
宿泊の方がいらっしゃらない日にいっきにやっています
少しずつ変わってゆく家周りの様子に一人悦に入り
日が暮れた瞬間のさわやかな充実感を糧にしています
ささやか喜びですが 十年近く前にライラックの苗木をいただき
毎年雪の重みで折れたりしていたのですが
今幼木に花が咲きました
小さな小さな花ですが 大きなライラックに負けないくらい美しいと思えます
大きな喜びもありました
以前フォト日記で紹介したことのある雪印健保の久世さん不当解雇撤回争議が
この4月24日に和解勝利したそうです
職場復帰はなりませんでしたが 一年半で勝利できたのは
一人で闘いに立ち上がった久世さんの勇気と
久世さんを支えた人達の信頼と団結した力があったからかと思いました
私たちも勇気づけられました
長い冬の後にはまぶしい春がやってくるのですね

行輝



5月21日
 晴天続きで日中20℃を越える日が続いています
まだ 朝晩は寒いのですが ストーブを焚く程ではありません
本業の合間を縫っての外仕事は楽しみですが
きりが無いほど沢山あって少々焦り気味です
野菜やジャガイモの収穫を楽しみに
コスモスや向日葵などトラクターで耕した所に蒔いた花や種から
丹精に育てている花々の開花を想像していると
好きでやっている事ゆえ何とかなる気になりますね
今年のとぅもろうの桜はさほど咲きませんでしたが
ナナカマドは秋から冬の間沢山の赤い実をつけそうです
うまくいく時もそうでない時もいっぱいありますが
一喜一憂することもまた楽しさのひとつと思えばそう苦でもありませんね

行輝



5月14日

雨上がりの午後、妻と新緑を眺めに出掛けました
雨風に打たれた桜の花びらはだいぶ散っていましたが
所々淡いピンク色を目にしました
拓真館向かいの四季の交流館裏のおすすめサイクリングロードを少し歩きましたが
自転車用なのか舗装されていて少し残念でした
落葉の砂利道や土の道を歩きたかったからです
春霞にけむる畑は小麦や牧草の緑が鮮やかで
耕作された赤茶けた畑は触れてみたくなるくらい綺麗です
今日は じゃがいもの種芋を植え付ける予定でしたが
昨夜からの雨で叶わず 思いがけずに散策の時をもちました
これから暫くは外仕事に精を出す日々になります
天候がなにより気にかかるのもこの時期です

行輝



5月5日

風薫る5月という言葉がありますが ここ数年なんとなく実感できる気がします
厨房から見える柳や白樺が一斉に芽吹き始めると
なんだか空気の色が萌黄色に見えます
 四季折々に美しいのですが この芽吹きのひとときが私はこのうえなく好きでたまりません
大木も幼木も芽吹き始めの葉っぱの大きさはみな同じで小さな小さな葉をひろげます
子どもが生まれてくるかのようです
日の出の時刻が日一日と早まるように芽吹いた若葉の成長は驚くほどに駆け足で
気が付けば空気の色も変わってしまいます
一年のうちでほんのひとときの萌黄色の朝を私は大切にしています

行輝

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