フォト日記(2003年6月)


6月25日
 
真夏のような暑い日々が続いていましたが
昨日きょうと冷たい風が吹いて寒いくらいです
暑さでなんとなく霞がかったような景色が強い風に吹き飛ばされて
今朝は澄んだ青空が広がりました
久しぶりにくっきりと姿を現した山々は随分と雪も融けていて
あとは沢筋に残るだけです
美馬牛ではまだあまり見かけませんが
北瑛や美沢のほうではじゃがいもの花も咲き始めたとのこと
そういえば去年は6月24日に遅霜が降ってじゃがいもの花が黒くなってしまったんだっけ
と思い出しました
とぅもろうのじゃがいもも大きくなって小さな蕾を持ち始めました
ハウスのきゅうりも収穫できるようになり そのやわらかくて瑞々しいこと
3月末に種をまいた花々も次々と花を咲かせています
今年の夏の私たちの目標は まめに草をかること なのですが
夫やヘルパーさんが日々草刈や草取りに精を出してくれているので
花の色や葉の緑がより鮮やかに見えてきれいです
木が大きくなったり 木の実がなったり 花が咲いたりしているうちに
人の心もその土地に根を張っていくのかなぁと思ったりしています

節子




6月16日
 
麦畑も穂が出ると急に色が変わります
グリーンが白味がかって畑のコントラストも鮮やかになって
いつの間にかもうこんな季節になったんだ と実感するのです
昨日は予約のお客様もいらっしゃらなかったので
午前中は 梅干やらっきょうを漬けたり ハスカップジャム作りに精を出し
午後からは雨あがりのさわやかな空の下カメラを片手にでかけました
ああもう麦の穂がこんなに出たんだ とか 
いつの間にか山の雪もずいぶんなくなったんだなぁ とか
澄んだ空に浮かぶすじ雲を見上げたり 水溜りにに映った空をのぞきこんだり
久しぶりにのんびりしたような気がします
できればてくてくと歩く時間があればもっと良かったんだけれど・・・
これからも時々はのんびりと季節の風に吹かれる時間を作りたいなと思います
 
写真は 麦畑ととぅもろう です
とぅもろうの屋根の色が変わったのわかりますか?
 
節子



6月14日

新聞に今が盛りの新栄の丘のルピナスの花の写真が載り
美瑛の畑の様子が報じられてきました
新栄の丘には連日観光バスが50台位来ているとかで
観光シーズンが始まっているようです
静かな所で暮らしたいので
幸いとぅもろう周辺はさほど普段と変わらず淡々としているのでホッとしています
待望の雨でお隣の豆畑も芽が伸び始めうっすらと黄緑色に見えてきました
今訪れている旅行者の方には青空でなくちょっと気の毒ですが 正直雨は嬉しいです
とぅもろうの畑や庭では心配していたじゃがいもも芽を出し
向日葵やコスモス・亜麻の花も芽を出しました
最後になった南瓜の植え付けもようやく終わり
これからはヒマを見つけての草取り・草刈に追われそうです
知人に頼んで十年目にして初めての屋根のペンキの塗り替えも進み
夏を迎える準備は少しずつ進んできました
ダークグリーンに変わってゆく屋根を見上げていると気持ちも新たになりますね

(フォト日記の写真は美馬牛新星の四季彩の丘の様子です)

行輝



6月3日

日照り続きだった北海道にもやっと恵みの雨が降りました
乾ききっていた畑もみるみる雨を吸いこんで
張り切って植えたジャガイモも芽も
雨に誘われるように地面から顔をのぞかせました
木々の緑もひときわ鮮やかです
もう何回もこの地で春を迎えていますが 毎年いろんな発見があります
今年は白樺の緑がとてもやわらかできれいだということ
きっと毎年きれいだったのだろうけど
とぅもろうへの道沿いの白樺がぐんと大きくなって
朝起きて窓の外を見たとき 窓いっぱいに緑が飛び込んできて
なんだか どきっとするくらいきれいなのです
この春はずっと畑仕事に夢中でした
花の苗を育てたり、花壇を作ったり(念願の宿根草の花壇です)
やはり念願の2棟目のビニールハウスを建てたり
お隣の菅原さんにカボチャの育て方を習ったり・・・
たいへんなこともあるけれど やっぱり土を触っているのはいいなぁと思います

節子

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