フォト日記(2004年12月)


12月26日

クリスマスも過ぎ 今年もあとわずかになりました
一年経つのがどんどん早くなっているような気がしますが
皆さんにとって今年はどんな年でしたか
私は仕事のこと 家族のこと 自分自身についても 色々な発見があり
人生って飽きないなぁと思ったりした どちらかと言えば充実した年だったような気もします
美瑛の景色がそうなように 坂道を登るとまた違った景色が広がっている
そんなものかもしれませんね

こちらも本格的に寒くなってきました
これからお正月の準備やら大掃除 帰省や旅行の準備など
皆さんいろいろ慌しい時期ですが
お風邪など引きませんように お元気でお過ごしください

節子 




12月23日

強風による地吹雪が止んだと思ったら 今度は大雪でした
昨日から降り続いた雪が今朝までに30センチを超えるほど積もり
いつもは朝6時位に来る除雪車も 除雪が間に合わないのか10時くらいになってやっと来てくれました
たくさん降った日は除雪車が来てれないと車も走れないので 除雪車のありがたさが身に沁みますね
やっと車が出せたので11時過ぎ富良野まで買い出しにでかけたのですが
道々 木々にクリスマスツリーのように雪が積もって
だんだんに広がってきた青空とあいまって とてもきれいでした
きょうからお客様が来てくださり 営業再開いたしました
長いお休みだったので
玄関と食堂にちょっと冬らしくイルミネーションを飾ったり
ドライフラワーをクリスマスの色っぽくしてみたりして だんだんと仕事モードを高めていったのですが
久しぶりの食事の支度で 手順を忘れていることがたくさんあり
ちょっとドタバタしてしてしまった初日でした
でももう気持ちも引き締まったので大丈夫です
これから年末にかけて安定したお天気が続いてくれたらなぁと願っています

節子





12月20日

今日は朝から南西の強い風が吹き荒れ
とぅもろう前もさえぎるものがないので 雪が風の流れに乗ってまるで川のように見えました
最近心掛けていることは歩くということ
と言ってもほとんどが雪の日なので
とぅもろうの廊下をデューク更家さんの本をテキストにウォーキング
晴れた日はソレッという感じで 夫と一緒に1時間4キロくらいの散歩に出かけます
寒いので厚着して 耳当て 手袋 マフラーもしての散歩ですが
なかなかいいものです
歩きのリズムが快く適度に心と身体を刺激してくれるようです
昨日の午前中は山こそ見えてはいませんでしたが 抜けるような青空が広がっていてたので
拓真館の駐車場に車を置いて 哲学の木のあたりをぐるっと一周してみました
アップダウンが風景に変化をもたらし 見渡す限りの広さは陽射しの陰影を捉えやすくしてくれ
美瑛は散歩にもってこいのところだなぁと改めて思います

写真は昨日朝の霧氷の木々と美馬牛小学校 と哲学の木です

節子

12月18日

久しぶりに青空が見えた一日
気温も冷え込んで やっと冬らしい凛と引き締まった風景を見ることができました
冷え込んだ朝は日の出のころになると靄がたちこめ
その靄がだんだんとあがってくる頃がとても幻想的です
とぅもろう前の景色は木や林が点在しているので
靄が晴れるとき 近くの木から遠くの林までがつぎつぎと浮かび上がってくるように見えるのが
とても幻想的なのです
今朝もそんな感じだったのですが
もっと冷え込んでくると 靄が晴れ お日様が顔を出した瞬間 
霧氷に覆われた木々が金色に輝きはじめる時があります
思わず息の飲む瞬間です
霧氷 サンピラー ダイヤモンドダスト
厳しい冬だからこその神様の贈り物
この冬はどんなドラマに出会えるでしょうか

節子




12月15日

12月はいつものことなのですが 毎日雪模様の天気が続いているこの頃です
昨日は久しぶりに帰ってきた娘と娘の友たち達と旭山動物園に行きました
お目当ては今年オープンしたアザラシ館と
積雪の時期だけ行なわれているペンギンの園内散歩
ペンギンたちは今年も飼育係の方達に見守られながら
元気いっぱいに散歩していました
まわりを取り囲むお客さんは子どもも大人もみんなにこにこ楽しそう
アザラシ館は一歩足を踏み入れると もうビックリ!
大きなガラス張りの水槽をすいすいと自由自在に泳ぎ回っている姿が見られます
アザラシってこんなに泳ぎが上手だったんだっけ
また円柱の水槽の中から逆にこちらをのぞいたり
ユーモアたっぷりのポーズで行ったり来たりするのでみんなくぎ付けになっていました
外の漁港を模したプールでも 泳いだり 水面から顔をだして愛嬌を振りまいたり
岸にあがってくつろいだりする姿が観察できます
旭山動物園はオラウータン館 ペンギン館 ホッキョクグマ館 アザラシ館と
次々と自然の形態に近い形で観察できる施設をオープンさせてきましたが
私は 「こんなにすごいアイデァが次々でてきて実現させているのはすごい」
といつも思っていたのですが
先日何気なくテレビをつけたら旭山動物園の特集をやっていて
その秘密を知ることができました
今から十数年前 ただでさえ入園数の少ない北の町の動物園で
エキノコックスという動物の感染症が発生して 
やむなく半年間の休園に追い込まれたことがあったそうです
もう閉園かという危機の中で 職員の皆さんは毎日事務所で自分達の理想の動物園の
夢を語り合いそれぞれがスケッチにあらわしました
その14枚のスケッチが 今一つ一つ実現しているのだそうです
あきらめずに夢を語り合ったその情熱が今の動物園を作り上げていたのですね
来年1月半ばには オラウータンの室内館がオープン の予定
冬でもそのユーモラスな姿が工夫された施設で見られるとのことで また楽しみですね

冬の動物園は3月27日まで
毎水・木曜日と12/29〜1/1が休み
開園時間はAM11:00からPM2:00

節子




12月7日

昨日いち日は晴れていたのですが きょうはまたみぞれ混じりの曇り空に戻ってしまいました
写真は玄関前のナナカマドと 昨日久しぶりに富良野岳がきれいに見えていたので写したもの
気になっていた映画のビデオを休みの間に見たいと思い レンタルビデオ屋さんのある上富良野に出かけたとき
十勝岳方面にちょっとだけ向ったところで撮りました
やっぱり雪化粧した冬の山はきれいですね
木々も雪を積もらせて クリスマスツリーのようです

映画といえば 1ヶ月間息子のところにいた時に せっかく東京付近にいるのだからと
思い立って岩波ホールにでかけました
あまり事前の知識もなく 「父と暮らせば」という映画を見たのですが
とても素晴らしい映画でした
井上ひさしさんの戯曲の映画化で 舞台は原爆投下から3年後の広島
原爆で生き残ったことに負い目を感じている娘の前に 原爆で死んだ父が幽霊になって現れ
父との交流を通して 娘が生きることへの希望を取り戻すまでの4日間を描いたもの
舞台のようなテンポは小気味良く 自分の気持ちの奥底を見つめなおす父と娘のやりとりは
魂と魂のぶつかり合いのようで 映画ということも忘れ引き込まれました
原爆投下から60年 もう遠い過去のような気がしていましたが
原爆が爆発した直後の熱は12000度あったとのこと
太陽の表面温度が6000度だから 太陽2個分の熱に一瞬のうちに焼かれた人たちは
どんなに苦しかったことでしょう
1ヶ月孫と暮らし 生まれたばかりの生命の輝きに接していたこともあるかもしれませんが
失われた生命 引き裂かれた生命のなんと惨いことか 悲しくて涙があふれて仕方がありませんでした
広島や長崎の人たちが味わったこの苦しみを過去になんかしてはいけない と思うと同時に
 今また戦争の足音が聞こえてきそうなこの時期に このような映画が作られたことに深い感慨を感じました
そして主演の宮沢りえさんが本当に素敵だったこと!

節子




12月6日

昨日は全道大雪でした
このあたりは風はそれほどでもなかったのですが
3日前の12月には珍しく降った雨ですっかり雪も解けていたところへ
どんどんどんどんと降り積もり また一面の雪景色です
でも例年ならこの位の雪が降り積もっているのはあたり前なんですが
一日でこれだけの積雪になるのは珍しく
この冬はじめて除雪車も出動しましたし 
我が家でも朝から夫がトラクターでの除雪作業に追われていました
関東ではこの低気圧の通過で 昨日気温が25度を超えたところもあったとか
科学技術がどんどんと進歩し 人の暮らしも快適に便利になりましたが
今年の異常とも言える気象状況を思うと このままでいいのだろうか と思います
おととい生後2ヶ月目を迎え 
生きているのが嬉しいよ と満面の笑みを浮かべている孫が大きくなる頃
この地球はどうなっているんだろうと心配になります

写真右の足跡は熊じゃありませんよ
どのくらい降ったんだろうと朝私が歩いてみた跡です

節子

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