フォト日記(2004年5月)


5月29日

とぅもろうに庭にりんごの木を植えたのは何年前だったでしょう
りんごがたわわになるのを夢見て植えたのですが
冬の間にネズミが木の皮を食べてしまったり 雪の重みで折れてしまったり
花芽がついたと思ったら毛虫が食べてしまったり
なかなか道のりは遠いものでしたが 今年初めて花が咲きました
りんごの花を近くで見るのは 初めてで
白に薄紅色が混ざったこんなにかわいらしい花だったのですね
消毒はしていないので 油断するとまた毛虫に食べられてしまいそうですが
何とか一つでも結実してくれたらいいなぁ
そして嬉しいことに今年はハタンキョウも花が咲いたんですよ
ハタンキョウはすもものような実がなる木で
数年前ご近所の斉藤さんが引越しされる時いただいた木です
今年こそ と花が咲くのを待っていたのでとても嬉しいです
とぅもろうのアイスクリームにジャムにしてかけているハスカップも今花盛り
今年もたくさんの実をつけてくれそうです

畑仕事も きょうやっとハウスの中に苗を定植して先が見えてきました
いつもの年よりだいぶ遅くなってしまったけれど
きゅうり トマト ししとう ナス ピーマン ナンバンなど植えました
オクラや インゲン かぼちゃ 絹さやの種も蒔いたし
明日はズッキーニとルバーブの種を蒔く予定
種を蒔いたり 苗を植えたりすると わくわくするし
大変だけどやっぱりやめられないです

節子




5月23日

今たんぽぽが花盛り
道の際や耕作を休んでいる畑などでは一面が黄色に覆われ
とてもきれいです
きょうは久しぶりに青空が広がり
やっとビニールハウスのビニールかけが終わりました
夏の食卓にかかせないトマトやきゅうり なす ピーマンなど
毎年ハウスの中で育てていますが
今年もなんとか準備が整い 栽培ができそうです
去年ハウスの中に移植したイチゴがとても元気で
まだ硬いのですが花の蕾もついてきました
摘みたてのイチゴをアイスクリームに添えたり ジャムにしたり
そんな憧れていたことが今年の夏はできるでしょうか

節子




5月22日


桜の花も散って新緑は日に日に濃くなっていくものの
お天気がいまひとつすっきりしません
雨が降ったり 止んだと思うと風が強かったり
ストーブが恋しくなるくらい肌寒かったり…
そんなわけでとぅもろうの菜園の作業もなかなか進まず
今年はじゃがいもの植え付けはできないかも…と
ちょっとあきらめムードになっています
写真のようにたくさん畑は起こしたんですけれどね
やはりこの辺は粘土質の土なので
すっかり土が乾かないと作業もできないのです
友達の金太郎農園さんも「こんな年ははじめて」と言うくらい
2月の大雪いらい天候も不順で作業も遅れているそうです
このあと何とか回復してくれればいいのですけれど…

4日前浜松の中学生が8人が修学旅行でとぅもろうに宿泊し
美馬牛中学校の生徒たちと交流会をしました
私もついて行って参加させてもらったのですが
最初はもじもじしていたものの だんだん親しくなって
自己紹介をしたり 百人一首のそれぞれのやり方を紹介したり
浜松の祭りの様子の実演があったり
なかなか楽しそうでした
気候も文化も違いのある地で育った子ども達が交流し
日本も広いし 違う世界があるぞ と実感しあうのも
いいものだなぁと
私も楽しいひとときを過ごしました

節子




5月17日

4月下旬にカタクリの花を見に行った男山自然公園(突哨山の隣)にきょうまた行く機会がありました
もうカタクリも終わってしまってなにも咲いていないのかなぁ と思いながら行ったのですが
林の中は薄紫の世界から 白の世界へと様変わりしていました
オオバナノエンレイソウ ニリンソウ そしてヒトリシズカ
白い花々が一面に咲いて とても清楚な感じです
ヒトリシズカの花が葉っぱの中から顔を出したところが可愛らしくて
写真に撮りました
レストハウスの方は カタクリの花が終わるともう来る人も少なくてねぇとおっしゃっていましたが
本当に人も少なく静かですので
機会があったら訪れてみるのもいいかもしれません

節子




5月16日

茨城から両親がきていました
父85歳母80歳ですが 二人とも元気で今年も来ることができました
滞在中は幸いお天気もよく 桜の花も見頃であちこちと見て回りました
私自身は北海道に越してきたばかりの時はソメイヨシノの華やかさがなつかしく 
春は川崎に帰りたくなったものですが
今は新緑の中に咲く山桜やこぶしのさりげない美しさやのどかさが好きになりました
両親は今年結婚60年を迎え なにかお祝いを と思い
「美瑛の風景の中で撮る 普段着の写真」という言葉に惹かれ
写真家の飯塚達夫さんに両親の写真を撮っていただきました
山好きの父の希望で 十勝岳連峰の見えるところや 桜のきれいなところなどに連れて行っていただいての撮影
緊張して 手の先までピーンと伸ばしてしまう父に 
無理なく声をかけ リラックスさせてくれて 父も母も撮影を楽しんだようです
一冊のミニアルバムに仕上がるのが楽しみです

写真は深山峠の桜と四季彩の丘のチlューリップです

節子




5月14日

美瑛にもやっと桜の季節がやってきました
きのう おとといと気温も高くなり 
蕾がふくらみ始めたなぁ と思ったらどんどんと開花しました
写真は昨日の朝 とぅもろうの駐車場の桜を撮ったものですが
夕方には七分咲きくらいになっていました
植樹して8年くらいになりますが 今まではちらほらとしか花をつけていませんでしたので
今年はいっぱい花をつけ 充分ピンク色が目立つようになり
嬉しいです
白樺やナナカマドも芽吹き 日に日に緑が多くなっていって
助っ人の先山さんも すごいですねぇ と春の目覚しい変化に驚いているようです
今まで寒い日も多かったため 遅れていた外仕事を一気に挽回しようと
昨日は一日 ハウスの中の畝にマルチを張ったり
お隣の菅原さんに畑を起こしてもらったり
いただいたラズベリーの木を植えたり イチゴの苗の移植したり
忙しく過ごしました
これからしばらく天気のいい日は外作業に追われる日々です
夏のヘルパーさんも昨日到着して
とぅもろうも夏に向けて始動開始です

カタクリの写真は やはりとぅもろうに庭に咲いたもの
引っ越してきた年球根を買い その後何度か移動したので 心配していたのですが
今年はきれいな花を咲かせてくれました
連休中に咲いたのですが きのうもまだ元気に咲いていたので写真に撮りました
 
節子




5月8日

のどかー!と叫びたくなるような日
青い空 浮かぶ白い雲
昨日までの寒さとはうって変わって 肌に心地よい気温
春にはめずらしくはっきりくっきりと見える残雪をいただく雄大な山々
きょうはそんないい日でした
宿泊のお客様は 東京から あるいは関西方面から1泊2日の予定の方たちばかりで
こんないい日にめぐり合えてよかったですね

今年はなかなか大きくならなかったふきのとうもやっと大きくなり
根元から小さな蕗の葉っぱも出始めました
でもまだ採って食べるにはしのびなく
大きくなったふきのとうの茎を湯がいてたけのこと一緒に煮付け
夕食の一品にしました
ふきのとうの茎もしゃきしゃきと瑞々しく美味しいものです

節子




5月6日

山の雪がここ2、3日で急に融け始めたようです
ついこの間までは真っ白だったのにずいぶんとまだら模様になりました
これから日一日と山の雪は減っていき 春耕が進み 木々が芽吹いて
どんどんと景色が変わっていく季節です
きょうはあまりじっくりと行ったことのない水沢ダムにお客様と連れ立って行ってみました
雪融け水を満々と湛えた湖面が お日様の光でキラキラと光って
とてもきれいでした
自分が海辺の近くに育ったからか 水が生命の故郷だからか
水辺にいると心が安らぐのを感じます
いいなぁ 水って… よし 時々眺めにこよう と思いました
風がなく 湖面が波立っていない時は 山々が逆さに映ることがあるようです
そんな時はまたいっそうきれいなんでしょうね

節子




5月5日

皆さま 連休はいかがお過ごしでしたか
たくさんお休みがあった方も もしかしたら一日も休めなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか
我が家の子どもたちもそれぞれに仕事を持つようになり
長男は5連休 次男は4連休でしたが帰ってはこれず 娘は定休日以外一日の休みもなかったようです
とぅもろうは今まで連休や夏休みなど子ども達の手をあてにして
人海戦術(?)みたいなところがあったのですが
この連休は誰もいず
今年で3年目になる春の助っ人の先山さんと夫と私の3人であたふたあたふたしていました
きょうはやっと一段落 
ずっと行こうと思っていた美馬牛の森のミズバショウとザゼンソウを見てきました
春の森はすがすがしく 澄んだ声で小鳥がさえずり
花たちが春の光を気持ち良さそうに浴びていました
とぅもろう裏の鉄道林でもきょうはウグイスがさえずり
「春うらら」といった感じの一日でした
連休中に来て下さったお客様で
「毎日職場に行ってまずやることはとぅもろうのフォト日記をみること」と言ってくださった方がいて
とても嬉しく つたない写真と文だし 毎日は出せませんが
これからも美馬牛の風景や雰囲気を少しでもお伝えできたらいいなと思っています

節子

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