フォト日記(2005年1月)


1月28日

昨日はとても冷え込んで最低気温も美瑛でマイナス24度だったようです
とぅもろうの軒下の寒暖計も朝6時でマイナス20度でしたから
夜中はもっともっと寒かったのだろうと思います
お風呂場と台所の水道も一部凍ってしまい
夕方やっと回復しました
餌台には寒さにもかかわらず 次々と小鳥たちがやって来ています
おとといから来始めたアカゲラは すっかり脂身の味が気に入ったらしく
きょうはあさから3度も4度もやってきて餌をつついています
白地にくっきりとした黒の模様 頭のてっぺんとお尻の赤が鮮やかできれいな鳥です
でもコガラたちに比べると警戒心が強く
ちょっとの物音で飛び去ってしまいます
毎日やってくるうちに ここは安全 と覚えてくれるといいのですけれど…
お客様も朝食をとりながら 小鳥たちのお食事の姿も見ることができるので
楽しそうです

節子




1月25日

野鳥たちの情報伝達ってどんな風になっているんでしょう
毎年冬には窓の外の餌台にひまわりの種を置いていましたが
今年はなぜか忘れてしまいました
小鳥たちのいない餌台は寂しく 3日前ひまわりと空き缶に豚の脂身を入れ金網を張ったものを置きました
おとといきのうと小鳥たちの姿はなく やはり出遅れてしまったからかなぁと思っていたのですが
今朝からひっきりなしに コガラ シジュウカラ ゴジュウカラがやってきて
餌を啄ばんでいました
あそこに餌があるよ!とたまたま通りかかった鳥が広めてくれたのでしょうか
不思議なことに 餌の種類を変えると違う種類の鳥がやってくるので
きっと優れた情報網があるのでしょうね
昨日は横殴りの風と雪のなか 友人と歩くスキーをしたのですが
森のなかに入ってみても 悪天候のためか小鳥たちの姿もなく
でも夏には下草が生い茂って立ち入ることのできない森の中の木々たちの様子が観察できました
森のはずれの日当たりのよい場所では 柳の芽が出ていてびっくり
こんなに寒いのに頑張っていました
写真は昨日とはうって変わっていいお天気のきょうの午後
夫とスキーを履いて出かけたときのもの
木の陰が雪面にブルーの縞模様を作っていました

節子




1月18日

お客様もいらっしゃらない日でしたので 夕方読書したりしてのんびりしていると
なんとなく窓の外がきれいな夕焼けの気配
慌てて車で飛び出してみると
西の空が広い範囲で 山際から水色 レモン色 淡いオレンジから濃いオレンジ ブルーと
何色もの色の帯で染まっていました
この聖なる空にはやはり美馬牛小学校の搭が似合うと思い
いろいろ場所を探してみましたが
夕焼けがバックになる場所が見つからず撮ることができませんでした
きっとカメラマンの方たちは こんなときにはこの場所 この季節はあの場所と
自分の撮りたい構図を常日頃から考えていらっしゃるのでしょうね
行きあたりばったりの私ですが
そんなことも考えたらまた楽しいのだろうなと思いました

昨日19日は宿の有志で作っている 「丘の宿倶楽部」の例会で 
五稜でries cafeというカフェを開いていらっしゃる川上さんから
歩くスキーやかんじきを使っての雪原散歩の楽しみ方をいろいろ教えていただきました
歩き方はじめ 木々や鳥の観察 ルーぺで雪の結晶を見たりと
住んでいる私たちも こんな楽しみかたもあるんだなぁと嬉しくなるようなひとときでした
例会の様子やさまざまなホットな情報などを
丘の宿倶楽部のHPでお知らせしていこうと計画していますので
時々のぞいてみてください
http://www.h3.dion.ne.jp/~okayado/

節子




1月16日

毎日晴天が続いています
かれこれ1週間雪が降らないのも珍しいことかもしれません
寒さが厳しいせいか靄のかかった空に朝日が昇り
午前9時を過ぎてもモノトーンの世界でしたが 左の写真旭岳のほうからうっすらと青空が広がってきました
同じ霧氷のつく位寒い日でも 朝から抜けるような青空にダイヤモンドダストが輝く日もあれば
きょうのように 何もかにもが凍れついてしまったようなそんな日もあります
どちらの日も北海道らしく 何年住んでも感動してしまう朝です
この日夕方には山々がくっきりと見え
写真には撮れませんでしたが 夕日の照り返しで旭岳がピンクに染まり
冬ならではの一日でした

節子




1月13日


雪はねをしていた夫が イイズナかオコジョかわからないのですが
イタチ科の真っ白い毛の可愛らしい動物をみつけました
家のまわりには屋根から落ちた雪の山ができているのですが
その雪山に穴を掘って あっちの穴こっちの穴と出たり入ったりを繰り返していました
体長20センチくらいの小さな生き物で 雪のような白い毛と顔の表情がなんとも可愛らしいです
動物の写真集などで調べてみると イイズナかなぁと思いますが
イイズナはその小さい体で リスや野うさぎなども襲うとのこと
私たちが知らない間にも いろいろな自然のドラマが繰り広げられているのでしょうね

節子




1月7日

朝から快晴の日
木々には霧氷が付いてとてもきれい
このごろ写真は横着していつも家の窓から撮ってばかりだったので
朝食の準備の合間を縫って スキーを履いて外に出 朝日の昇るのを待ちました
マイナス20度くらいになると 手足がすぐに凍えそうになり 顔もピリピリと痛みますが
足踏みをしたり 手をこすり合わせたりして待っていると
輝くばかりの太陽が雪面を照らし始めました
一日の始まりのドラマを雪原に立ち 一人寒さをこらえながら見つめている不思議
身の引き締まるような空気感が少し写真にでているかな と思います

午後とぅもろうだよりNO13の更新をしていた時 突然パソコンが壊れてしまい
フォト日記の更新もできなくなってしまいました
昨日(19日)千歳のNECの工場から無事修理が終わって戻ってきましたので
7日朝のことを思い出しつつ書いてみました
以後今日までの何日か分 撮っておいた写真もありますので
見ていただけたらと思います

節子





1月5日

14回目の美馬牛のお正月も終わりました
初めて2日から4日まで休館にして過ごしたつかの間の家族の団欒も
皆それぞれの住いへと帰り 今日からいつもの生活に戻りました
夕暮れ時に また会う日を思い 妻ととぅもろう前の雪原をスキーで散策しました
静寂が身に沁みます
最近は息子や娘の幸せと安全を願い 心の中で祈りながら
故郷の父や亡き母へ思いを馳せている自分があります
この春には50歳になります
若い頃あまり興味が無かったロックを好んで聴くようになり
 原付バイクで走る気もち良さを知りました
ひとつずつ気持ちのいい思いを感じられたならば良しとしながら
また四季の暮らしを送ります
今年もお付き合いよろしくお願いします

行輝


1月2日

明けましておめでとうございます
新しい年が明けましたね
みなさんはどんなお正月をお迎えでしたか
私は中学生の頃 お正月は早起きして
自転車で町の中を2時間くらいかけてひとまわりする
ということにはまった時期がありました
しんと静まり返った町 肌を刺す でも何か新しく感じる空気
ぐんぐんとペダルを漕ぎ風を切って走っていたあの頃のことをふと思い出しました
さてとぅもろうのお正月
 台所に立ち どきどきしながら窓のそとに目をやっていると
しらじらと夜が明けてくるにつれ十勝岳連峰の山々のシルエットがくっきりと見え
群青色に澄んだ空は少しづつ明るさを増し 
やがて初めての太陽が十勝岳の南側あたりから昇りました
お客様も一人二人と起きてみえて 一緒に初日の出を迎えることができました
こんなに晴天に恵まれたお正月はとぅもろうを開いて以来初めてでしょうか
12月は特に雪空が多かっただけに 大きなプレゼントのようで嬉しくなりますね
朝はマイナス18度だった気温も 日中は陽射しのお陰で暖かくなり
穏やかな一日で 子どもさん連れのお客様もかんじきで雪の中を歩いたり
そり遊びをしたりして楽しんでいただけたようです
とぅもろうはきょうから3日間お正月休みをいただき
久しぶりに帰ってきた息子や娘とのんびりとしたお正月を過ごします
まずは一人暮らしで野菜不足の子ども達の栄養補給です

今年もおいしい食事の匂い
 ほっと和む空気の流れるとぅもろうでありたいと思います
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます

節子

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