フォト日記(2005年5月)


5月31日

ドラマは突然始まるものです
晴れてるのだけれどなんとなく薄雲がかかったような夕方
昨日のような夕陽はでないのかぁと思っていました
夕食の準備に追われていると夫が 山が光ってきれいだよ というので
手を休め窓の外を見てみると
残雪の残る山々が夕陽を受けてくっきりと浮き出るように光っていました
食事の支度は追い込みにかかっていたのですが 
そのあとどんどんと窓から見える雲が赤く染まっていき
もしや西の空は焼けているのではないかと思っていました
お客様にお食事を出し終わり 西の空を覗いてみると 真っ赤な夕焼け!
車に飛び乗って小学校の塔の見えるところまで行き写真を撮りました
ブルーと濃いピンクと黄色みがかったオレンジの縞模様が西の空いっぱいに広がり
久々に堂々とした夕焼けでした

節子




5月30日

札幌にいる娘が引越しをするというので 手伝いに行ってきました
札幌は日中は暑いくらいで
家々の庭先ではつつじや芝桜などいろいろな花が所狭しと咲いていて
北国の花は一度に咲くというけれど
本当だなぁと思いながら見とれていました
車がないので 小さな家具や日用品など足りないものの買い物も
娘と二人おしゃべりしながらいっぱい歩き
くたくたになってやっと片付けが終わりました
子どもも大きくなるにつれ 共有できる時間が少なくなっていきますが
たまに訪れるこんな時間を大切にしたいなぁと思います

写真は旭川から美瑛に向かう途中夕陽がきれいだったので撮りました
田植えの済んだ水田に夕陽が写って
私が写真を撮っていると ご近所の人たちも家から出てこられて
一緒に きれいですねぇと見とれていました

節子




5月28日

まだ小学校に上がる前の小さかった頃 
春は毎日 近所の男の子と田んぼやその側を流れる小川で遊んでいた
めだかやザリガニ おたまじゃくしなど捕まえるのに夢中になっていたような気がする
今はもう用水路になってしまい 小川といえるものに会うことはできないが
畑のあぜ道はのどかで 自由で 子どものころを思い出す
今朝もお隣の畑のあぜ道を歩いてみたら たんぽぽやヨモギが咲いていて
蝶が蜜を求めて舞い 林ではウグイスやカッコウが鳴き
また子どもに戻れたら このあぜ道で一日中遊んでいたいなぁなんて思いました
桜が咲いたら あっという間に木々も芽吹き たんぽぽも咲き
寒さでもう春は巡ってこないのではないかと思っていたのが嘘のように
やはり季節はちゃんと巡ってくるのですね

写真右はこの間やって来た新入りのポストです
ずっと2年くらいポストが壊れたまま(!!)だったので
この春こそ作らねば…と思っていたのですが
この間の雨の日ホームセンターでこのポストを見かけて衝動買いしてしまいました
プロパンのボンベのリサイクル品のようです
丈夫で存在感があってなかなかいいかも…と思っています

節子




5月24日

桜の花がやっと咲きました
21日の夕方 蕾が膨らんできたかなぁと思っていたら
22日はこれ以上ないっ!というくらいのお天気で しかも暖かく
一気に満開に近く花開きました
とぅもろうの桜も植樹して9年位経ち 桜と一目でわかるくらい花の数も増えました
白樺やカラマツなどの木々も待ちかねていたように
一斉に芽吹き 春爛漫の美瑛です
桜の撮影のために 5月に入ってもう3回もいらしてくださったお客様もいらして
きっといい写真が撮れた事と思います

22日は一日中いいお天気だったので
私達は2棟目のビニールハウスを仕上げ
去年の7月に亡くなったとぅもろうの看板犬タローのお墓に 「タローの木」の植樹をしました
3年前息子がゼミの授業で森に行った際 持ち帰ったヘーゼルナッツの実を蒔いたところ
芽が出て60センチくらいに育っていたので 二本植えました
花芽もついていたので 無事根がついて花が咲いてくれたらなぁと思っています

昨日ときょうは一転して肌寒い雨模様ですが
これからはどんどんと暖かくなっていくことでしょう

節子




5月21日

寒さがぶり返していた北海道も昨日はやっと晴れ 
そして暖かい日が戻ってきました
遅れに遅れていたビニールハウス作りをやってしまおうと
夫と一緒に一日作業に励み 一棟はなんとか完成し
あと一棟は 明日までには と思っています
毎年やっている野菜作りもなかなか手が回らないのですが
除草作業や管理などが比較的楽なハウスの中での野菜作りだけは 続けていきたいです
きゅうり トマト 茄子 ししとう いんげん オクラ ピーマン ナンバン イチゴ 
ハウス横の小さな畑では ズッキーニ イタリアンパセリ パセリ しそ アスパラ ディル
あとはとぅもろうには欠かせないかぼちゃの栽培
やはり採りたてのおいしい味を思い出すと 止められませんね

まだ寒い風が吹き荒れていた一昨日
宿の仲間たちと 富良野ワイン工場にワインの勉強会にでかけてきました
ワインアドバイザーの方にワインのできるまでの工程の説明を受けながら 設備を見せていただいたり
ワインの味わい方を教えていただき 試飲もしてきました
いままで近くにありながら一度も行ったことがなかったのですが
富良野産のぶどう100パーセントで作られたこの地方ならではのワインということをあらためて知り
地元の食材には地元のワインが一番合うというお話も聞き
私もこれから料理とワインの勉強をしていきたいと思っています
ワインの試飲のため 行きはラベンダー号 帰りはJR富良野線に乗り
参加者一同 ミニ旅行気分の楽しい一日でした

節子



5月15日

季節が逆戻りしてしまったような肌寒い一日でした
今か今かと待っている桜の蕾もまだまだ固く
木々の芽吹きもまだのようです
ここ数年桜の開花がどんどん早くなっていましたし
思えば私達が引っ越してきた14年前は20日ごろに咲いていたような気がするので
普通に戻ったのかもしれませんね
北国の春はやはり遅いのでしょう
12日両親と層雲峡から三国峠を越え 帯広に行ってきました
層雲峡までは何度か行っているのですが
三国峠を超えるのは15年ぶりで その雄大な風景に驚きました
特に今年はまだ雪が残っているので 
雪の白と松の緑が 晴天にも恵まれてとてもきれいでした
写真左のように 大雪湖はまだ湖面が凍結していて冬の厳しさの名残りを漂わせていました
帯広は逆にもう春の香りいっぱいで桜も五分咲き
こぶしやつつじ れんぎょう たんぽぽも咲いて
ひとあし早く春を感じてきました
写真右は中札内にある美術館で見事な柏林に見とれていたとき
ふと空を見上げると きれいな彩雲が出ているのに気がつきました
こんなにくっきりとした彩雲を見るのは初めてです
夕方のニュースでも報じられていて 彩雲を見ると何かいいことがあるそうです

節子




5月11日

連休後半から寒さが戻ってしまい 
昨日の朝はとぅもろう前もうっすらと雪化粧しました(写真右)
10時くらいには雪も融けましたが 
こんなにいつまでも寒いのはこの地にきて15年 はじめてのような気がします
写真左はきょう旭岳温泉で撮ったもの
毎年春と秋に訪ねて来る私の両親と一緒に行ったのですが
標高が上がるにつれ どんどん雪が多くなっていき
思いがけずまた真冬のような景色に出会うことができました
高齢のため冬は自信がないから と来たことのない両親は
えぞ松の木々に雪が積もりクリスマスツリーのようになっている様子に大感激
夜は満点の星空も見えて 「星が大きい!」とこれまた感激していた母
標高差によって2つの季節を体験した不思議な一日でした

節子




5月5日

連休前の天気予報ではどうなることかと思っていたお天気も
春らしいのどかな陽射しの日が多くほっとしています
なかなか融けなかった雪もすっかり消えて
農家の方たちは遅れていた作業を取り戻すかのように
夜遅くまでライトをつけながら作業しているところもありました
とぅもろう周辺では 鶯がいい声でさえずり 春の訪れを感じさせてくれています
美馬牛の森では 花たちが咲き始めただろうかとちょっとのぞいて見ましたら
水芭蕉がちょうど見頃になっていました
久しぶりに森に行ってみたのですが
昨年の強風が吹き荒れた台風の時に倒れたのだと思いますが
大きな木がずいぶん倒れていて 驚きました
以前は森の中で空を見上げても 木々の枝に覆われていたのですが
今は所々大きな空間ができていて 夏でも日差しが入ってきそうで
森の中に生きる植物も少しずつ変わっていくのかなぁと
そんなことを考えながら歩きました
連休が明けたら私たちも ビニールハウスに苗を植える準備を始めたり
葉ものを植える畑を整えたりと外仕事が忙しくなりそうです

節子

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