フォト日記(2006年1月)


1月30日

きょうこそは きょうこそはと思いつつなかなかお天気になりません
雪が降ったり 曇空の1週間でした
気温は高めで日中はプラス気温になる日もあり
屋根に積もった雪も落ちてくれたので ほっと一安心
でも明日からはまた寒い日が戻ってくるようです
お天気が悪いのと ちょっと風邪を引いてしまったので
外に写真を撮りに行くことができず
今回は室内の花の写真です
お客様が 「花を撮って見たら…」とレンズを貸してくださり
撮り方も教えていただきました
居合わせたお客様たちとレンズを覗き合い
ちょっとした写真教室のようでわくわくしました
左がキャットテール 右がアイビーゼラニゥムです
暖かい季節は外に置いておくのですが
10月半ばくらいから5月の連休前くらいまでは室内で育てています
室内ではあまり上手に育てられないのですが
外は真っ白の世界ですので
赤やピンクの花の色が気持ちを引き立ててくれるような気がします

節子




1月23日

とっぷりと日が暮れて冷気がぐっと強まった時に思うことはただ一つ
寝入る前に落とした水道管の水が
明朝止水栓のハンドルを回した瞬間勢いよく出るか
それとも一滴の雫も落ちてこないか ということです
一滴の雫が平穏か動揺かを決定付けます
ちょっとオーバーに感じられるかと思いますが
いったん水道管が凍ってしまうと
一日中氷点下の毎日ですから 自然に解凍されることはなく
ストーブで暖めたり ドライヤーでポイント的に熱してみたり
それでもだめな時は業者さんにお願いしなければならないのです
なにより朝の食事の支度が出来なくなってしますのが困ります
今朝は氷点下20度にまで下がりましたが
水が凍ることなく平穏な朝を迎えることができました
樹木に霧氷は付かなかったのですが
快晴で山並みもよ良く見えます
おまけにもう一つ嬉しいことがありました
とぅもろうの周りにはキタキツネやエゾユキウサギの足跡がよく付いているのですが
もうひとつ何の動物かわからない足跡がありました
その主を見かけたのです
東の林からウサギのように飛び跳ね すっくと立ち上がり
あっという間に視界から消えたエゾクロテンでした
写真に撮りたいと思いましたが 再び姿を現すことはなく
足跡がくっきりと何本も残っています

行輝

食堂の窓近く 
小鳥の餌台の下を通って
林の方に続くエゾクロテンの足あとです
雪で消えても
またすぐに付いていることが多いので
また姿を見せてくれるかもしれませんね



1月22日

最高気温がマイナス9度と寒い一日でした
もう夕方3時ごろにはマイナス15度まで下がっていて
夕食準備に入る前にルベシベ方面にカメラを持って出かけたのですが
身を切るような風の冷たさで
でもその替わり久々に山々がくっきりと見えていました
今年は寒いし 灯油は高いし 野菜も高いしで
みなさんもいろいろ生活防衛術を考えていらっしゃることでしょう
私もいろいろ試していますが
まずは熱を逃がさない身支度
背中を暖めると身体全体が暖かくなります
身体を温める食べ物や飲み物を取る
生姜入りの紅茶や甘酒を飲んだり 根菜をたくさん食べるようにしています
大根や人参の皮などもとっておいて炒めて食べたり
最近気に入っている韓国料理に変身させたりして食べています
適度な運動で身体を温める
これは太極拳やストレッチなど本を見たりしながら自己流でやっています

忙しい夏に比べて時間のある冬ですので
自分の身体や心とじっくり対話しながら暮らしたいと思っています

節子




1月15日

とびきり寒いという訳ではなかったのですが
いつもは10時くらいに はらはらと散ってしまう霧氷が
夕方まで残っていて 
冬の美しさを際立たせてくれた一日でした
午前中はお日様の光もなく 雪原も空も同じ色 
木々も霧氷がついているので 静まり返った白の世界
時折射す薄日が雪原に光の帯を作り出し
その変化が美しく 何度も窓をのぞいては見とれていました
午後からはお天気も良くなり
迫力のある雪山に見とれ
夕方は澄んだ空の色が印象的でした

節子
昨日庭のナナカマドにやってきたキレンジャク
頭のてっぺんの毛が逆立っている
きれいな鳥です
まだ少し残っていたナナカマドの実を啄ばんでいました





1月11日


長野県や 新潟県などの日本海地域 道内では長万部方面で大雪が続いているようです
大雪は除雪や排雪に莫大な労力と費用がかかりますから
住民の方たちの負担も本当に大変なことと思います
雪に閉ざされる…なんて現代ではあまりないこととと思ってしましたら
予想をはるかに超える豪雪
美瑛では今年の雪は平年並みか少なめのように感じていますが
それでもやはり除雪の仕事は大変です
特にお年寄り世帯は屋根の雪下ろしや屋根から落ちた硬い雪の除雪はなかなか大変で
業者さんに頼んだりしているようです
地球環境が変わってきているからなのかもしれませんが
豪雪の被害は命にかかわること
一日も早く行政の手が届きますように
そしてもうこれ以上降りませんように

こちらでは年が明けてしばらく続いていた晴天もひと休みの時期に入ったのか
きょうはしんしんと雪が降っていて
夫が 積もりそうだよ と明日の朝の除雪の心配をしています
写真は昨日たまたまクリスマスツリーの木の前を通りかかったとき
木の向こうに日輪が見えていたので撮ったものです

節子

庭の楡の木にアカゲラが来ていました
夏にはクワガタがやって来ていましたので
きっと虫や鳥たちの食べ物のある
いごごちのいい木なんでしょうね
アカゲラは木の皮を剥いで
中の虫をついばんでいました
窓の外の餌台にはゴジュウカラや
シジュウカラがやってきています
ひまわりの餌を置いたとたん
どこからともなく集まってきて
晴れた日は一日中
入れ替わり立ち代りやってきます
鳥たちの情報網はすごいです



1月5日

厳しい寒さと とびきりのお天気の一日でした
今朝の美瑛の気温はマイナス21度
もしかしてサンピラーがでるかも…と日の出を見ていたのですが
残念ながらサンピラーはでませんでした
でも山々がはっきりくっきりと一日中見えていて
素晴らしいお天気
 記録をとっているわけではないのですが 記憶を辿っていくと
1月5日は晴れの確率が高いかも…
一年の中でそんな日ってありますよね
こんな日はやっぱりクロカンでしょうということで
きょう我が家にいたメンバー4人(家族3人と友人)で夕方スキーを履いて出掛けました
寒さはやはりとびきりで 吐く息で湿った髪の毛が凍りついたり
鼻の中が凍る感じがしたりで凍れましたが
久々のクロカン 気持ちよく滑ることができました
身体を動かしたので気持ちもすっきりした感じ
このところ体力が落ちた と弱気になっていましたが
まだまだ大丈夫 とちょっと自信を回復しました

節子




1月3日

2年続けて2日から正月休みにしています
朝食の準備がないので 隣の雪原から日の出の風景を撮影してみました
背中の防雪林の方面からは富良野行き7時29分発の列車の到着を知らせる
遮断機の規則正しい警報音が聞こえてきます
気温氷点下4℃
寒さがゆるんでいるので
気持ちも身体も少しはゆるみます
それでも日の出の時を待つ間
じわーっと寒さがこたえてきました
元旦にFさんご家族がかんじきやスノーシューで楽しそうに歩いていたその足跡が
雪の上に残っていて
私はその足跡をたどって長靴でも楽に歩いて行くことができました
ご家族の楽しい時間を共有させてもらったような雪の上の不思議です

行輝




1月2日


明けましておめでとうございます
そしていつもとぅもろうのことを思い出してくださったり
フォト日記を見てくださったりしてくれている皆さま
本当にいつもありがとうございます
お蔭さまでとぅもろうも私たち家族も無事新年を迎えることができました
年をとるごとに一年が早く過ぎていくような気がしますが
それでも一年間を振り返るといろいろなことがあったなぁと思います
必死になりすぎたり 悲観したり 思い悩んだり
ふっと思い直して大丈夫 大丈夫と心の中でつぶやいたり
そんな中で いらしてくださったお客さまから
たくさんの勇気と暖かな思いをいただきました
宿をやっていなければこんな素敵な出会いには巡り合えなかったかもしれません
また一年 夫と私の体力を考えながら
背伸びせず ゆっくりと
心を込めたお料理と ゆったりとした空気で満ちたとぅもろうでありたいと思います
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます

写真は31日の風景
元旦は残念ながら初日の出は見ることができなかったのですが
9時くらいから晴れてきて 暖かで穏やかな一日でした

節子

宿泊のお客様たちと手打ちそば作りをしました
蕎麦粉8割小麦粉2割の二八蕎麦で
写真は練った蕎麦をパスタマシーンを使って
蕎麦にしているところ
子ども達が練ったお蕎麦もなかなか美味しかったです
パスタマシーンを回す場面では3歳のお子さんも大活躍
その集中力にはびっくりでした
今年で3年目の蕎麦作りでしが
いつものことながら
おとなと子どもが助け合って和気あいあい作業している姿に
私はいつも感動してしまいます


今年のおせち料理
毎年変り映えはしないのですが
今年は娘も家におりましたので
一緒に作りました
生まれ育った故郷の味を
私流にアレンジしながら
娘にも伝えていけたらいいなと思います

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