フォト日記(2006年10月)

赤い葉に真っ白な氷の縁取りがきれい
夏の後半からずっと目を楽しませてくれたコスモスも
白の世界の住人に…
また来年ですね
そのまま食べてみたいアイスミント
お隣の畑の秋蒔きの小麦も凍り付いて…
でも霜にも雪にも負けない
強い作物なんですね

10月27日

冬の訪れは何段階かに分かれています
初霜 初雪 そして気温がどんどんと下がり地面が凍りついたとき根雪になる
10月に入り何回か軽い霜が降りたときがありましたが
今朝はこの秋一番の強い霜が降りました
そろそろ冬がやってきますよ 準備はいいですか という自然界からのお便りみたいなものでしょうか
朝カーテンを開けてみると木の葉も草も凍り付いて真っ白の世界
6時の気温はマイナス6度だったようです
外に出てみますと真冬の霧氷のように木々も草も霜に覆われ風景が昨日までとは一変していました
昨日ビニールハウスの片付けをした時トマトやピーマンなど残っていたものを収穫しましたが
きょうまで置いておいたら凍ってしまうところでした
今年植えたミニトマトはアイコという名のイタリアントマトのような細長い形だったのですが
甘くてとても美味しいトマトでした
さすがにもうこの時期では味も落ちて甘みもなくなりましたが
きょう薄味の野菜スープに丸ごと入れてみましたら
何ともいえない豊かな味わいに変化してちょっとした発見でした
やはりイタリアントマト系だからか加熱したらまた違った美味しさになるのかも…
そんなことを話しながら季節外れのトマトやらピーマン 冷凍保存していたコーンなどたくさん入ったスープを飲んだのでした
来年はこのミニトマトのスープ メニューに加えようかなと思います

節子

PS: カラマツの色づき具合はどうですか?といつもいらしてくださるお客様からお電話をいただきました
写真を撮られる方はカラマツの黄様の具合が気になるところかと思います
今朝の冷え込みで黄葉も進んだ感じですがピークまではもう少し時間がかかるでしょうか
ただ私も美馬牛周辺しか見ていませんので
もしかしたら白金のほうや少し標高の高い所ではもう見ごろを迎えているところもあるかもしれませんね





10月26日

この何日か明け方氷点下にまで下がるようになりました
休館に入り 雪が降る前にと外回りの片付けに忙しい日々です
今年も長い期間野菜を育ててくれたビニールハウスのビニールを取り外し
まだ実のついてるトマト ピーマンなどの最後の収穫をした後
苗の残滓などを片付け
来年のために米ぬかを撒いておきます
玄関まわりを花で彩ってくれた花鉢の整理したり 
屋内で咲き続けるものは家のなかに取り込んだり
今年は薪の準備はできていたので薪積みなどの仕事はありませんでしたが
焚き付け用の薪を作ったり 家のまわりを片付けたり
トラクターのロータリーを除雪用のバケットに付け替えたりとまだ何かと仕事が残っています
やはり何ヶ月も雪の中で過ごすこの地では 冬仕度が不十分だと後から困ることもあるので
想像力を巡らしてやり残しのないようにと思っています
夕方ルベシベのほうに行ってみますと
農家の方たちも大豆の収穫や脱穀など最後の農作業に精を出している様子でした


写真は夕方のルベシベにて

節子




10月22日

今年も日々秋が深まっていく様子にわくわくそわそしています
毎年書いているような気もしますが
秋の木々の装いに何故か心が揺さぶられるのです
「赤」や「黄」とひとくくりでは到底呼べない一葉一葉違う色の味わい
木々が重なり合うことでさらに豊かな表情を見せ
陽の光が加われば 空気までもがきらきらと輝きだすようです
とぅもろうの周りも植樹した木が大きくなり
木々の存在感が急に感じられるようになりました
朝の光に色とりどりの葉が輝いて目を楽しませてくれています
葉が散ってしまうのが惜しいようなそんな気持ちでそわそわしているのかもしれません
さてとぅもろうはきょうから12月27日まで休館日に入りました
長男のところで2人目の子が生まれることになり
いつもより早目ですが休館させていただくことにしました
来年はカラマツの黄葉の頃までやりたいと思いますのでよろしくお願いいたします
今年もたくさんの方にいらしていただき本当にありがとうございました
一夜一夜いろんなとぅもろうがありましたが
どの夜もみなさんのお陰で暖かい空気に満ちていたことに心から感謝したします


節子




10月18日

16日17日と2日間お休みをいただき両親と帯広に小旅行にでかけました
麓郷を過ぎたあたりから木々の色づきが見事で
ナラ シラカバなどの黄葉にカエデの赤がまじり
南富良野のあたりは全山紅葉といった感じでとてもきれいでした
カラマツもだいぶ色が変わり始めていました
今年は旭岳や十勝岳の紅葉を見に行くことができませんでしたので
この2日間で里ののどかな紅葉を満喫しました
それにしてもたった2日間ですが
行きと帰りでは色づき加減がずいぶんと違い
今の時期は一日でどんどんと紅葉が進んでいくのですね
さて美瑛のカラマツはどんな具合かというと
写真上は三愛の丘からの眺めですが うっすらと色づき始めたところです
これから最低気温も下がってくるようですので
日々色づいてくるかもしれませんね
写真下は昨日ちょうど帯広から帰ってきて
とぅもろう前の散歩道のポプラを通った時 虹が見えました
「こんなに大きな虹を見たのは初めて」と母が嬉しそうでした

節子




10月16日

出産真近の妻を案じ
幼子の身支度をし 弁当を作る朝
 
夢の中をさまよい 
目覚ましの音に起こされ
時間とにらめっこの都会の朝

祖父母と両親の訪問を心待ちにし
満面の笑顔で
いつもの朝より早く目覚めたであろう朝

両親を連れ 娘の家までの観光ルートを
あれやこれや考えて張り切っている朝

そんなことを思いながら
目の前の風景にカメラを向けた朝

家族それぞれの朝を想い
それぞれの一日が幸せでありますように

行輝





10月12日

先日の低気圧が道内にも大きな被害をもたらしました
特に秋鮭の定置網が打撃的な被害を受けているとのこと
漁の最盛期にこのような被害を受け漁師さんたちは無念の思いでいっぱいだと思います
網の修理には莫大な費用もかかるらしく
今期は漁を断念しなければならないところも出てくるかもしれないそうです
自然の猛威の前に私たちは為す術もありませんが
嵐の直前にオホーツクから立派な秋鮭をいただいたばかりでしたので
漁師さんたちはどうしているだろうと思わずにはいられません

天気が不安定だからか最近風邪が流行っているようです
うちでも夫がまず罹り 次に私もひいてしまいました
大したことはないのですが用心にとなるべく出掛けないようにして家でおとなしくしています
ということで写真もとぅもろうの庭です
本当は山の方に紅葉を見に行きたいのですが
今はじっと我慢ということで とぅもろうで小さい秋を見つけました

節子





10月9日

低気圧の嵐が収まり きょうはやっと天気が回復しました
厚い雲が去ってみると とぅもろうの窓から見える山々が雪化粧しているのが見えました
今年は7月のはじめまで沢筋に残る雪が見えていましたので
3ヶ月ぶりの山の雪ということになるでしょうか
夏の山に比べるとやはり存在感がありますね
広々と広がる平野も魅力がありますが
「いつもそこにある」 山の見える風景は私に安心感を与えてくれるようです
夕方 夕陽の照り返しでうっすらと山々がピンクに染まりました


節子
6日に撮った写真ですが
ルベシベの畑に咲くひまわりです

買い物の時回り道して久しぶりにルベシベを通りました
道々美馬牛よりも秋の雰囲気が濃いように感じるのはどうしてかしらと考えていたのですが
林や森が多いのかなと思いました
同じ美瑛でも地域によって
少しずつ雰囲気が違い面白いです
中秋の名月は見えなかったけれど…

一日前の5日のお月様です
6日は雲ってしまい
残念ながら見ることができませんでした



10月2日

朝は苦手の私ですが 一念発起(?)
きょうは朝食作りの前にカメラを持って出掛けてみました
一番目の写真はとぅもろう前から 漂う朝霧と 日の出前の薄く染まる雲
幻想的な朝の始まりです
2番目は哲学の木
まだ太陽は昇っていませんが 
刷毛で描いたような雲が日の光に輝き始めました
3番目は日が昇ってきた所
雲が変化し空の色も刻一刻と変わっていきます
最後は日の光に照らされる木とキカラシ
昼間見るのとはまた違った色合いです
色付き始めた木々も朝の光に色鮮やかに輝いていましたし
朝の風景はまた格別ですね


節子

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