フォト日記(2006年8月)


8月28日

あの暑かった夏はどこへやら きょうは窓を開けていると寒いくらいの一日でした
季節が早足で進み始めたような気がします
昨夜「情熱大陸」というテレビの番組をご覧になった方はいらっしゃいますか
介助犬の育成に情熱をかけている矢沢知枝さんのドキュメンタリーでした
矢沢さんがとぅもろうに来てくださったのは 
13年前のオープンの年と次の年だったように覚えているのですが
昨夜テレビの画面の中の矢沢さんに再会して
13年前語っていらした介助犬育成の夢を
もう第一人者として取り組んでいらっしゃるのを見て とても感激したのでした
障害を持った方のいろいろな困難を
その方の生活を丁寧に観察することのよって 起こりうる状況を予想し
一人一人にあった介助犬をオーダーメイドするというのが矢沢さんのされていることですが
矢沢さんが本当に明るくてパワフルで
介助犬を育てること 持ちたいと思っている人への援助の仕方が
愛情いっぱいで 溢れる泉のようでとてもすてきでした
矢沢さーん 私たちも迷いながらもなんとか元気でやっていますよ
またいつかお会いできる日があったらいいなと思います

写真上は早起きの夫が写したきょうの朝焼け
下は昨日の夕暮れです 


節子




8月26日

不安定だったお天気も落ち着いてカラッとしたいいお天気です
特に昨日は雨上がりの澄んだ空の色がとてもきれいで
空気までもがクリアーで 良く見える眼鏡を買ったときのようなそんな気分でした
暑さもやっと一段落したようでしのぎやすくなり 夜は冷たい空気が寒いくらい
やっと北海道らしくなりました
昨日久しぶりに哲学の木を見に行ったら
出たばかりの可愛い芽が並んでいました
秋蒔きの小麦!と思って近寄ってみると小麦ではなく
この時期種まきする作物も思い浮かばず しばし悩んでしまいました
まだ小さい芽でしたのでわかりませんが もしかしたら黄カラシかもしれませんね
今年は緑肥用の黄カラシの花をあまり見かけませんでしたので
物足りないような気がしていました
もしかしたら1ヶ月後位には
哲学の木の根元は黄色い花でいっぱいになっているかもしれません

節子





8月21日

夜が明け始めた頃を見計らってビニールハウスの水やりをしようと
早起きをしました
外に出ると大雪山の上に色鮮やかな朝焼けが見えていましたので
水やりを後回しにして写真撮影に出掛けました
ビニールハウスの水やりは
夏場の日中は気温が高すぎてできないので
早朝にやっています
ホースをつなぎ準備をしながら
喜んで野菜を食べてくださるお客様や
「じいさんのナス」「じいさんのトマト」と食べているという孫の姿を思い浮かべました
これから朝食の支度へと向かいます


行輝




8月17日

虫の音 咲く花 トンボの群れなど風景は「秋だよ 秋だよ」と言っているのですが
なかなか涼しくなりません
本州の暑さに比べればしのぎやすいのでしょうけれど…
写真はエンドウのニオと道端に咲く萩の花
きょうの買い物の道すがら 秋を感じさせるニオと萩の花が嬉しくて写しました

そういえば昨日夫がとぅもろうの軒下にスズメバチの巣を発見
早速役場に依頼して きょうの夕方専門の業者さんにきていただき駆除してもらいました
まだ巣は小さく働き蜂が30匹くらい入っていたそうです
蜂には気の毒なことをしてしまいましたが
やはり危険ですのでしかたがありませんね

節子





8月12日

夏の繁忙期の夕方は食事作りに忙しくカメラを持つ暇がありません
きょうはポッと空いた贈り物のような時間 カメラを持って外に出ました
雲の多い空模様でしたが 夕日の射す畑は格別で
絵画の世界のようでした
続いていた暑さも少しですが収まりかけてきて
トンボが飛びかい 道沿いではススキが穂を出し
草むらでは秋の虫が鳴きまじめました
少しづつ秋の気配が漂い始めているようです

節子
どっち向いてるの?

向日葵はお日様のほうを向くものと思っていたら
中には反対方向を向いている花もありました



8月10日

1週間前までの涼しさはどこへやら 暑くなりました
昨日の日中の気温は32度
家の中にいればそうでもないのですが
外に出ると澄んだ青空を突き抜けてくる陽射しに肌がひりひりとします
暑いですねぇ が合言葉のようなここ数日ですが
この暑さもお米をはじめ日照時間が必要な作物には必要な暑さなんでしょうね
今年はもうならないかも…と思っていたハウスのオクラも実をつけ始め
インゲン ナス しし唐 サンチュは大豊作 
トマトやピーマン ズッキーニも収穫でき毎日の食卓をにぎやかにしてくれています
新鮮な野菜は調理しても色が美しく嬉しくなりますね
野菜つくりは大変だからもう止めようかといつも春先に悩みますが
夏の収穫の時期はやはり 植えてよかった!と思います
暑い陽射しの中 夫が毎日嬉しそうに箱を抱えて収穫作業に励んでいますが
一番の気分転換になるそうです

写真は昨日 今日と朝に飛んできた熱気球
どこで上げているのかわからないのですがとぅもろう上空まで飛んできて
おーいと呼びかけると 乗っている方たちが おーいと返事してくれました

節子 
前回6日のフォト日記でロールのできない畑があるのは
新型?のコンバインが出たのかな と書きましたが
そうではなかったので訂正します
農家の方にお聞きしましたら
次も麦を植える予定の畑は9月に種蒔きをするので
麦ガラがじゃまになってしまうため
ロールにし酪農家さんに持っていってもらい
他の作物を植える場合はロールにせず
畑一面に麦ガラを蒔き散らし
 時にはえん麦なども蒔いて一緒に漉き込み
畑の肥料にするそうです
ちょっと変り種のナス
ムーミンなす と名づけました



8月6日

朝食後のお皿洗いをしていると 美馬牛駅前にある消防のサイレンが鳴り響きました
8月6日午前8時15分
皿洗いの手を休め厨房の窓から空を見上げると雲一つない青空
確か昨年も抜けるような青空だったように思います
人として生まれ 成長し たくさんの喜びや悲しみを味わいながらも人生をまっとうする権利を
突如奪われてしまった何十万の人たち
あの日を忘れないで ときょうの青空も語りかけているような気がします

緑肥用のひまわりがあちこちの畑で咲きまじめました
青空に黄色と緑が映え 本当に夏らしく美しいです
写真下は小麦の刈り跡
刈り跡が模様のようで面白く 一枚写してみました
新しいコンバインなのでしょうか 麦ガラを細かく粉砕しているようで
今までのようにロールは作らないのかもしれませんね
植える作物の品種や作業機械の変化につれて
風景もまた少しづつ変わっていくのでしょうか

節子
庭のひまわりが咲きそろいました
植えている面積は農家さんの畑に比べれば
ほんの少しの面積ですが
ひまわり越しにとぅもろうを見ると
一面に咲いているように見えます
写真のマジックですね
今とぅもろうの庭は
オレガノやリアトリスが咲き
コスモスもちらほらと咲き始めています



8月1日

気がついたらもう8月です
遅れていた秋蒔き小麦の刈り取りがあちこちの畑で始まり ロールが並ぶ風景が見られるようになりました
広い畑に大きな丸いロールがごろごろと並んでいるのはどこかユーモラスで
今年も小麦を実らせたんだぞ と誇らしげに胸をはっているようです
このロールたちは1,2日すると酪農家さんのトラクターが運びにきて 
牧場へと運ばれ牛の敷き藁になります
代わりに牧場からは牛糞が運ばれてきて堆肥となり作物の栄養となります
畑の栄養といえば 緑肥作物の向日葵もあちこちで咲き始め
真夏の美瑛の風景を作り出しています
お日様に向かってやはり誇らしげに立つ向日葵をみると
私も背すじをぐっと伸ばしてみたくなります
お隣の畑の奥さんから昨日たくさんのエンドウをいただいたので
鞘をはずして大きなおなべで茹でました
塩分4パーセントのお湯で5分間 と教えていただいたのでその通り茹でてみましたら
ほこほこと甘くて美味しいこと!
採りたてならではの贅沢ですね

節子
お隣の畑の小麦が刈り取られ
ロールになりました
トラクターが麦ガラをどんどん集めて
後ろのドラムのようなものがパッと開くと
きれいにロールになって出てきます
よくお客様が
面白くてずっと眺めてましたとおっしゃられるのですが
その気持ちがよくわかります

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