フォト日記(2007年3月)

3月31日

融雪剤が撒かれた畑の雪が融け
下から秋蒔きの小麦が顔を見せ始めました
小麦は初めは枯れたようなくすんだ色をしていますが
だんだんと緑が鮮やかになり雪がすっかり融ける頃には緑の絨毯のようになります
フォト日記でもなんども書いたりしていますが
引っ越してきた最初の年はなんで雪の下から緑の草が現われるのかと
とても不思議に思ったものでした
雪の下で枯れもせずじっと春を待っていた小麦の健気さ 強さには
毎年のことですが感動してしまいます

節子





3月28日

ちらちらと降っていた雪が止み 薄っすらと日が射してきたので
夕方出かけてみました
3月ももう下旬ですので雪は降っても融ける速度の方が早く 日一日と少なくなってきています
春というにはまだ早いけれど 空気の暖かさが冬の終わりを告げているようでした
 早春は嬉しいのだけれどなんとなく切ない思いのする季節
インフルエンザもまだ流行っているという話も聞きますし
みなさん季節の変わり目 体調に気をつけて元気に乗り切ってくださいね

節子




3月23日

昨日久しぶりにルベシベから北瑛方面を車で走ってみましたら
あちこちで融雪剤の散布が行われ 雪面に黒の渦巻摸様が描かれていました
とぅもろう前の農家さんの畑でも昨日の朝散布が行われ
春の足音を実感しています
融雪剤を散布している畑は主に秋に小麦が蒔かれた所で
雪解けが遅れると腐ってしまうこともあるので少しでも早く雪が解けるようにということらしいです
北国で長年培われた知恵なのでしょうね
陽射しが日々強くなって
このところ餌台のまわりでリスが2、3匹で遊んだり餌台の場所取りでけんかしたり
巣作りのためなのか家の壁をよじ登っていったりして
リスの楽園みたいだなぁと昨日も幸せな気持ちで眺めていたのですが
今朝夫の目撃情報によれば
餌台のリスを狙ってキツネが来ていたとのこと
慌てて林に逃げ込んだリスをキツネが追いかけて行ったとのことですので
無事逃げられたか心配です
とぅもろうでは何年か前までニワトリを飼っていましたが
その時も何羽もキツネに持っていかれてしましました
キツネが悪いわけではないのだけれど
このまま餌をやり続けて餌台にリスを呼んでもいいものかどうかと考えてしまいます

節子




3月18日

ここにきて寒さが少し戻ったのでしょうか
昨日朝はマイナス12度と冷え込んで久しぶりに木々に霧氷が付きました
霧氷をまとった木々の先をよく見てみるともう芽が少しふくらんで春の準備が始まっていました
美瑛で木々が芽吹くのは5月になってからですからまだまだですが
これから雪が少しずつ解け
ふきのとうが顔を出し 福寿草が咲いたり かたくりの花 ザゼンソウ 水芭蕉 エンレイソウなど
いろいろな早春の花が咲き
そして 木々の芽吹き 桜の開花と
春の歩みはゆっくりと でも考えるだけでワクワクするようなそんな足音をさせながらやってくるのです
まだまだ窓からの景色は冬ですが
雪の下では着々と春の準備が整えられていることでしょう

節子





3月13日

久しぶりの大雪でした
このまま春が来るのかなぁと思っていた矢先 どかんと降った雪でした
昨夜は風も強かったので玄関前は吹き溜まりで大変なことになっていました
とりあえず夫が朝一番で玄関が出入りできるよう道を作り
その後今年はあまり出番のなかったトラクターで午前中いっぱいかかり除雪しました
やはりひと冬に1、2回はこんな日があるんですね
春の作業の始まっているメロン農家さんではもうビニールハウスにビニールを張ったりしているので
雪の重みでハウスがつぶれたりしなかったかと心配になりました
昨年も1昨年も3月の雪が多かったのですが 今年はどうなるのでしょうか

昨日は悪天候でしたが 小鳥たちが吹雪の中一日中餌台にやってきていました
今年は小鳥たちの種類も数も増えて
葉のない木々に花が咲いたようににぎわっています

節子





3月9日

3月に入り陽射しも強くなり お天気の日の家の中は
本当にポカポカと暖かくなりました
このまま春になるのかなぁと嬉しいようなちょっと物足りないようなそんな気分です
先日テレビで帯広の鎮守の森に住むエゾリスたちのようすを見ました
春を迎えエゾリスたちは恋の季節
5月には可愛い子リスが誕生するとのこと
我が家にも今年は毎日のようにエゾリスたちが入れ替わり立ち替わりやってきてくれましたが
夫の目撃談によると昨日くらいから木の皮をくわえては家の壁をよじ登り
玄関の上の屋根のすき間に運び込んでいるとのこと
もしかして もしかして 我が家でも子リスの顔が見られるのでしょうか
とりあえず なるべく驚かさないようにそーっと出入りすることにしました

写真はおとといの哲学の木です


節子




3月4日

先日久しぶりに孫の顔を見に出掛けました
子どもの成長は本当に早いですね
2歳の子はますますおしゃべりが上手になり
好奇心の塊のように生き生きと動き回り
この間生まれたばかりだと思っていた下の子はもう人の顔を見れば嬉しそうに笑います
赤ちゃんの無心の笑顔は周りの人を本当に幸せな気持ちにしてくれるものですね
小さな子たちの顔を見るといつも思うことですが
 「この子たちの未来が明るいものでありますように」との思いを新たにして帰ってきました

写真は天気の良かった前回フォト日記と同じ2月27日に撮ったものをあと2枚載せました
上の写真は美馬牛峠からの十勝岳です
この位置からですとちょうど美馬牛小学校の塔の真後ろに十勝岳が見えます
下は美瑛の駅前
2月に宿泊された方が美瑛の郷土資料館に行き
美瑛町の開拓が明治後期に始まり
十勝岳が真正面に見えるところに最初に道を開いたということを調べてきてくれました
あらためて駅前に立ち まっすぐに伸びる道の向こうに十勝岳を望むと
開拓者たちの心意気のようなものが迫ってくるような気がしました

郷土資料館は図書館の2階にあり
図書館の職員に申し出ると誰でも入ることができます
私も何度か行ったことはありますが今度はじっくりと見てこようと思っています

節子