フォト日記(2007年7月)

7月25日

買い物帰りに小麦のロールをみつけました
長い冬を雪の下でじっと過ごし
雪解けのまだ氷点下にもなる寒さのなか 青々とした葉を蘇えらせ
雪解け水を吸いながら大きくなって
風雨や日照りにも負けずに穂を実らせ
収穫の時を迎えた小麦たち
種が蒔かれたのが昨年の秋ですから
このあたりの作物の中では一番長い時間を経て
厳しい自然環境の中をかいくぐって育つ作物です
そんな秋蒔きの小麦たちが収穫の時を迎えたんだなぁと
長い時間に思いを巡らしました
ロールになっているのは麦ガラで
麦の実は収穫と同時に脱穀されライスセンターと呼ばれるところで
乾燥されます
麦ガラはロールになって牧場などで動物たちの敷き藁などとして
活用されるようです
下の写真は上富良野町の日の出公園のラベンダーと小麦です
この時期日の出公園をちょっと離れた所から眺めると
小高い山がラベンダーの紫やキカラシの黄色で彩られ
とてもきれいです
今年は雨が少ないので花の色が一層鮮やかな気がします

節子




7月21日

写真は何とか買い物のついでに撮るのだけれど
なかなか更新ができません
今夜こそ今夜こそと思いつつ気が付くと居眠りしてしまったり…
ああ…体力がなくなったと痛感しています
ハスカップの実はまだ摘みきれずに完熟して甘くおいしくなっているのに…
(宿泊のお客さま 時間がある方は摘んで食べてみてくださいね)
ラベンダーやオレガノも刈り取ってドライにしなくちゃと思いつつ…
なかなか身体が動かず
そんなわけでここ何日かの写真です
キカラシがないと思っていたらなんと近くにありました
ドライフラワーなつ子の店さんのすぐ裏手に咲いていました
キカラシは目も楽しませてくれますが
いい匂い(菜の花とおんなじ匂い)もしますので大好きな花です
秋蒔きの麦もますます色づき実が入り 昨日からあちこちの畑で収穫も始まったようです
これから順次大型のコンバインで刈り取られていくことでしょう
刈り取られた後には麦ガラのロールが出現します
広大な畑にポンポンとロールが転がっている姿は
また北海道らしい風景を作り出してくれます
ずっと気温が低めでしたので雲もスッスッと涼しげで真夏の雲のようではありません
過ごし易い夏!と思っていましたら
あさってから夏本番 かなり暑くなるようです
このあたりは内陸性の気候ですので
夏の暑さ 冬の寒さと厳しいところです
それでも8月のお盆を過ぎると秋の風が吹き始めますので
しばらくの辛抱でしょうか

節子




7月16日

猛威を振るった台風4号でしたが
皆さんのところは被害に遭われませんでしたか
テレビのニュースで凄まじい雨と風の様子を見ましたが
こちらは相変わらず日照り気味の乾いたお天気が続いています
いつの間にか麦も色づいて
お隣の農家さんの麦畑もいい色になってきて
朝陽に照らされたり夕陽に照らされたりすると微妙に色を変え
目を楽しませてくれています
この3連休はやはり人の出も多く
近くの四季彩の丘では駐車場待ちの車が渋滞していたらしいのですが
とぅもろう周辺は変わらず静かでのんびりとしていました
でも「変わらない」と思っていたことがある日突然変わることもあります
とぅもろうの窓から見えるポプラの木の右手の落葉松林で4日ほど前から
伐採が始まりました
植林された木々たちですからいつかは伐採されるものと思っていましたが
あっという間にチェーンソーで切り倒され
森の形が見る見るうちに変わっていくのも見ていると
複雑な気持ちになります
でも自分たちも製材された木で家を建て
間伐した木々を薪にし暖を取っているのですから
仕方の無いことかもしれませんね
とぅもろうの庭では大きく育ってきた木々が風に揺れ
さわさわと音を出し
涼しい風を運んできてくれます
太古の昔から人は木々に助けられ暮らしてきたわけですから
これからも良い関係を壊すことなく続けていけたらいいのに…
と思います
写真一番上は緑肥用のキカラシの畑です
最近あまり見かけませんでしたが
美馬牛の国道近くで見つけました

節子




7月10日

気温もそれほど高くなく爽やかに晴れ渡る日の多いこの頃です
裏の林では夏だというのにウグイスがいい声でよく鳴き
今朝もしばし聞き惚れてしまいました
いつの間にか秋蒔き小麦が色づき畑を彩り始めました
写真はとぅもろう前の散歩道にあるポプラと周辺の畑です
小麦色になり始めた麦畑
ビート(甜菜)の葉も日照りに負けすに成長しています
一番下の写真は深山峠からの眺め
早咲きのラベンダーがいい色になっていますが
遅咲きのものはこれから盛りを迎えるようです
夜は寒いくらいなので星も良く見えます
7日の七夕は毎年曇りの日が多かったのですが
今年は良く見えましたよ
前日の6日は天の川もとてもきれいに見えていました
星空を見上げているとどうしても首が痛くなってしまうので
寝転がれるイスを用意しました
落ち着いて星空を眺めることができなかなかいい感じです
寒い時用に毛布か寝袋も準備しておきますね

節子 




7月5日


お花の季節に行きたいとずっと思っていた旭岳
機会があって一昨日ロープウェイで姿見駅まで行ってきました
5月に行ったときは一面まだ雪が残っていましたのに
ほとんど融けてかわいらしい高山植物が咲いていました
ツガザクラ チングルマ コザクラソウ イソツツジ 
チングルマは9月の紅葉の時期 綿毛になっている姿が何度となく見ていましたが
花は初めて
こんなにかわいらしい花だったんですね
ところどころにはまだ雪渓も残っていて
特に姿見の池は半分雪に埋もれ神秘的でした
ただいつもは淡いグリーンで眼を楽しませてくれる笹が枯れていて
また濃いグリーンでめりはりのあるコントラストを見せてくれるハイマツも
ところどころ枯れていました
気になってレンジャーの方にお聞きした所
ハイマツは昨冬雪が少なく 地上に露出したまま冬を越した所が枯れ
笹は40年から60年に1回花が咲くときがあるそうなのですが
昨年その時に当たり花が咲き そのために枯れたとのこと
中国では花が咲いた年 笹が全部枯れてしまうので
パンダが食べるものがなく苦労しているとか…
そんなお話をききました
笹はまた復活すると聞いて安心して山を降りました
一番下の写真は四季彩の丘です
ラベンダーがもうずいぶんと色づいていました
奥の方の色とりどりの花畑も花が咲き始め
彩りの季節が始まっていました

節子




7月1日

数日肌寒く はっきりしないお天気が続いていましたが
きょうは久しぶりに青空が広がりました
そしてカレンダーもいつの間にか7月!
風景は よくもこんなにいろんな緑があるものだ と感心してしまうくらい
夏を迎え濃さを増してきたきた木々の緑 
 穂が出て優しい色の麦の緑 
勢いのあるビートの緑
ピンクや白の花とのコントラストが美しいじゃがいもの緑
豆の葉の柔らかい緑
など 色々な緑に彩られています
これから花畑ではラベンダーをはじめいろんな花が咲き
麦が色づいたり 牧草のロールができたり
緑肥用のひまわりが咲いたり
ますます色彩豊かな季節が始まります
これから夏本番を迎えますが
今年の夏はどん気候になるでしょうか
今のところは 朝晩は気温が低く
昼間はお天気が良ければ汗ばむくらいの北海道らしい爽やかな気候です

節子