フォト日記(2008年1月)

1月26日

おととい24日は発達した低気圧の接近で道内各地で大雪が降りました
美瑛も風雪が強くなるのかなぁと覚悟していたのですが
写真上2枚のように青空が広がる天気となりました
きょうの北海道新聞によると
この旭川や美瑛が今回の低気圧の影響を受けなかったのは
大雪山系の山々に阻まれたからとのこと
その他にもいろいろな条件が重なったらしいのですが
山々のおかげで暴風雪から免れたようです
でもきっと上空はすごい風が流れていたのでしょうね
雲がどんどんと姿を変え流れていました
写真下2枚は今朝の様子です
今朝はまたマイナス26度に冷え込み厳しい寒さとなりました
陽が昇る時 もしかしてサンピラー(太陽柱)が見えるかなと
目を凝らして見ていたのですが 残念なながら見えませんでした
サンピラーが見えるには気温や湿度などいろいろな条件があるのでしょうけれど
私も今までに見たのは3回だけでなかなか見ることはできません
ところが きょうの夕方クリスマスツリーの木のところで
夕陽が沈む時にサンピラーが見え
虹もかかったとのこと
写真撮影に出かけられていたお客さまたちが
興奮して帰っていらしてその様子を話してくださいました
厳しい寒さが生み出すビックなプレゼント
私は見ることができませんでしたが
話を聞きながら想像して楽しみました

節子




1月20日

昨日は本当に寒かったです
美瑛でマイナス29度 旭川の江丹別ではマイナス34.6度と
各地でこの冬の最低気を記録したようです
17日も寒かったけれど
昨朝は新聞を取りに外に出た時一瞬で手はかじかむし
風除室のドアの取っ手が凍っていて手がくっつきそうでしたし
やはり近年にない寒さでしたね
北海道の寒さ健在!とちょっと嬉しい気持ちでしたが
水道管がまた凍ってしまい夫は早朝から地下にもぐって
何とか融かそうと大変な思いをしたようです
午後から工事の業者さんが来てくれ
配管の手直しや管に電熱線を巻いてもらい
今後は心配しなくてもよさそうなのでホッとしています
家もある程度の年数が過ぎるといろいろな故障が起きてきて
そんな時はいつも上富良野にある設備屋さんにお願いしているのですが
原因不明のトラブルも辛抱強く故障箇所を探し出し修理してくれるので
「プロ」なんだなぁといつも感心しています
そして働いている人たちがみんな仲が良くて楽しそうに見えるのです
大変な仕事も「えっさっほいさっ」という感じで
まるで「絵本の中のヒーロー」というのは言い過ぎかもしれませんが
本当に頼りになる修理屋さんなのです

写真は昨朝見えた彩雲です
厳しい冷え込みだったのに山はすっきりと見えず
雲がかかっていたのですが
朝陽が昇る頃上空の雲が光を浴びて虹色に輝いていました

節子




1月17日

昨日のフォト日記で「暖かい冬」なんて書いたら
今朝6時にはマイナス26度まで冷えこんでいたようです
考えてみたら冷凍庫でもマイナス20度くらいなのに・・・
寒いはずですね
昨冬は26度までも下がることはなかったので久しぶりのことです
引っ越してきた17年前はひと冬に何回かはマイナス30度近くにはなっていましたが
最近は下がっても23度くらいだったでしょうか
この寒さで台所の水道も久々に凍ってしまい
ストーブで水道管を暖めたりして10時ごろにやっと開通しました
北海道では厳しい冷え込みが予想される夜はテレビなどでも
「水道管凍結注意報」のようなものが出されます
そのような時は念のため「水を落とす」のですが
厨房の配管に欠陥があるらしく水を落としても一部分に残ってしまい
凍結してしまったようです
写真を撮りに出かけようと車のエンジンをかけたらウイーンとなるだけで
なかなかかかりませんし
やっとかかって走り始めたらボンネットの中で何かが凍りついてしまったのか
変な音がしたり…
厳しい寒さは色んなことが起こるので油断できません

写真は哲学の木と拓真館に行く途中の名もない木です
霧氷が薄っすらと付いているのですが
うまく撮れませんでした
一番下は車のフロントガラスについた雪の結晶
朝陽が昇って温められて融けかかっていましたが
形は残っていてきれいでしょう?

節子





1月16日

今朝は久しぶりにマイナス18度まで冷え込みました
最高気温もマイナス9度と寒い一日で 
お天気は午後から次第に晴れてきました
写真は夕方のクリスマスツリーの木と夕陽の照り返しに染まる旭岳です
気温が低い割りにはすっきりとは晴れず薄雲がかかっていたのですが
ふと窓の外を見ると旭岳が染まっているのが見えましたので
あわててカメラを持って飛び出しました
でもちょっと遅くてもう今にもピンク色が消えそうになっていました
最初は全体がピンクに染まるのですが
太陽がどんどんと山の向こうに落ちていくにしたがって
ライトアップが移動していくように麓からピンクが消えていくのです
クリスマスツリーのバックはその夕陽が沈んだ西の空です

昼間窓のすぐ近くのナナカマドの木にタカがとまっていました
「ハヤブサ?」と思い鳥の図鑑を調べてみましたら「ハイタカ」とのことです
関東以北に生息していて大きさは39センチくらい
他のタカ類に比べ尾が長いのが特徴で
シジュウカラなどの小さな鳥やまれに鼠なども捕食するそうです
どうりで餌台に賑やかに集まっていたシジュウカラ ゴジュウカラ アカゲラまでもが
一斉に飛び立ってしまったはずでした
明日も冷え込みが厳しいとの予報ですが
いつもの年に比べればやはり暖かな冬です

節子




1月10日


この冬とぅもろうではご希望のお客さまに湯たんぽサービスを始めました
灯油高も影響してか最近いろいろ昔懐かしいグッズが復活していますが
湯たんぽもそのひとつ
布団に入ったときにほぁんと暖かいのは気持ちのいいものです
お部屋はもちろん暖房はしていますが
布団の中が暖かいのはまた格別で
お客さまの反応も「25年ぶりに湯たんぽ使いました」とか
「昔は湯たんぽのお湯で顔洗ったんですよね」などなど
懐かしんだり喜んだりしていただいています
朝になってもまだまだ暖かく優れものだったんですね

きょう夫と「好きな食べ物3つ聞かれたら何て答える?」とたわいのない会話をしました
夫は いわしを3枚に下ろして酢につけたもの めざし とろろかけ卵ご飯
私は 白菜の漬物 胡瓜の糠漬け 八つ頭の甘く煮たもの と答えました
何のことはなく全部子どもの頃母が作ってくれたものでした
何処にでもある食べ物はかりですが
 きっと母が作ってくれたから美味しかったのだと思うし
自分で作っても満足できないものかもしれませんね
我が家の子どもたちは皆家をでていますが
どんな食べ物が記憶に残っているのかなと思います

今年3年ぶりくらいでほおずきを使ったイルミネーションを作りました
本棚の上にささやかなものですが
やはり寒い冬には灯りが恋しくなるもの
クリスマスには牛乳パックで氷のキャンドルも作ってみました

節子


 

1月5日

お正月を過ぎると時間の経つのが早いですね
もう5日!
お仕事が始まっていらっしゃる方も多いことでしょう
子どもの頃は新年を迎えて「今年こそ!」といろいろ夢や抱負を抱いたものでしたが
歳をとるにつれそんな気持ちも薄らいでしまったような気がします
でも今年は「ぼーっとしてはいられない」という思いがふつふつと沸いてきます
地球が悲鳴をあげているかのような各地で起きている気象の変化
誰もが幸せになりたいと懸命に働いてきたのに どんどん悪くなっていく暮らし
繰り返される戦争
小さい子たち これから生まれてくる子どもたちの未来はどうなるの?と
不安な気持ちになります
新聞にはいろいろな方面での厳しい現実が報道され
憂う人たちのメッセ−ジも数多く掲載されるようになりました
一人一人が考えたり 周りの人と話し合ったり 新聞に投稿したり 
どうしたらいいのかがもっともっと話し合われるような状況が
作られたらいいのかなと思います
そのために私ももっと考えたり
 知らないことを知る努力をしていきたいと思った年頭でした

きょうは久しぶりの青空!
昨日降り積もった雪が青空によく映えていました
でもこの冬はお天気が長続きせず 
午後には雪空になってしまいました

節子





1月2日

明けましておめでとうございます
2008年のお正月 皆さまいかがお過ごしですか
暮れから道内は低気圧の影響で大荒れが予想されていましたが
このあたりは30日の午後強い風が吹いたくらいで大きく崩れることはなく
元旦も思いがけず初日の出を見ることができました
とぅもろうの年越しは例年通りで
夕食後9時ごろから手打ち蕎麦作りが始まり
大人も子どももわいわいとしながら 協力しあっておいしい蕎麦が出来上がります
この日泊まり合わせた方たちが大家族のようになって
にぎやかに蕎麦を打ったり食べたりしている様子は例年のことながら
心が暖かくなって嬉しくなる風景です
12時前になると美馬牛水天宮にお参りに出かけますが
寒さの中雪道を踏みしめながら歩いていくのも北国のお正月らしく
毎年欠かすことのできない行事です
1日の朝おせちをお出しして私たちはホッとすると同時に
今年も無事お正月を迎えることができ
感謝の思いでいっぱいになります
おせち作りは一年に一度のことなので
黒豆の煮汁の分量は?伊達巻は卵が何個だったかしら?
栗きんとんになます うま煮も作ってあと今年はなにを作ろうかしら等など
舞台裏はいつも以上にドタバタとしているのです
ああ今年も何とか無事に作れたと言う安堵感と
やはり元気にお客様と共にお正月を迎えることができたという感謝の思い…

今年も私たちにできることを精一杯やっていきたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします
そして今年も皆さまにとって良い年となりますよう
心からお祈り申し上げます

節子