フォト日記(2008年10月)

10月28日

一昨日から天気が崩れ 時折みぞれ混じりの冷たい雨が降っています
天気予報を見ると 明日の朝はマーク
その後1週間の予報も雨や曇りです
今年は夏から晴れの日が多く 雨が少なかったので
その帳尻合わせの長雨なのでしょうか
農家さんではだいたい秋の仕事は終わったようですが
まだビートや大豆の収穫が終わっていない畑もあるようなので
もう少しお天気が続いてくれるといいのですが・・・
そしてカラマツの黄葉が見頃になってきているこの季節
黄色になった林が お日様の光を受けると
益々輝きだして とってもきれいなのです
せっかくのこの季節に雨…
予報が変わってお天気になりますように…

写真は25日 ルベシベ方面の晩秋
一番下は昨朝 雨のあと一瞬陽射しが出た時のとぅもろうの窓からの1枚です

節子




10月24日

ずっといいお天気が続いていましたが
きょうは久しぶりの雨…
風も強くて晩秋のちょっと寂しい雰囲気でした
予報でもお天気が崩れるとのことでしたので
昨日 空も曇りかけていたのですが カラマツの様子を見に出かけてみました
ずいぶんと色づき始めているところもあり
今月末くらいが見頃かなと思いました
でも予報ではこれからしばらくお天気が悪く 雨の日も多い様子
お天気が変わって少しでも晴れ間がでることを願っています
とぅもろうの周りの広葉樹もいつの間にかずいぶんと葉が散ってしまいました
今年は早くから紅葉が始まりましたので
長い間楽しませてもらってような気がします
葉が散ると 急に木々の幹が目立ってきました
葉があると気がつかなかった木々の立ち姿が目に入り
15年前苗木で植えたものが 積雪で何度も枝が折れ 
ネズミにかじられては枯れたりしながらも 
月日が経つと折れた枝もまたバランスよく配置され
美しい立ち姿になっているのに驚かされます

写真は昨日の日の出前 
日の出の位置がオプタテシケ山のあたりになってきました
下の2枚は美馬牛から白金に抜ける道沿いのカラマツの黄葉です

節子




10月20日

3日前の朝 気温がマイナス2℃まで冷え込んで初霜が降りました
(写真は霜の降りたお隣の畑とあぜ道です)
とぅもろう周辺はそんなに強い霜ではなかったのですが
場所によっては花が全部凍って駄目になってしまったところもあるようです
とぅもろうへの道の両脇に咲き始めたコスモスも一部枯れてしまいましたが
霜にあたらずに残っている所もあり
その後は9月下旬並みの暖かさが続いて まだ無事に咲いています
今年の春からの気候の特徴は 
急に冷え込んだり 例年を越えて暖かくなったりの繰り返しで
ジェットコースターのような変動の激しい気候でした
この2,3日は暖かくポカポカのお天気で身も心もほどけるような感じです

さて前回16日のフォト日記の続き 糠平のことをもう少し書きたいと思います
糠平温泉は大正8年に温泉が発見され
 昭和9年には15軒の宿が軒を並べる湯治場として賑わっていたそうですが
その後お客さまが減ってしまった時期もあったようです
今は10軒のお宿が どのお宿のお風呂でも入れる「湯めぐり手形」や 
連泊の場合 他のお宿でもお食事ができるなど協力し合ったり
館内をくつろげるよう手作りで改装したりして 盛りたてているそうです
私たちは「中村屋」さんに泊まりました
すべて手作りで改装したという ゆったりくつろげるお部屋
昭和の雰囲気を残しながら 新たに手を加えゆったりとお湯を楽しむことの出来るお風呂
山菜や野草を使った心温まるお食事など 心からくつろぐことができました
いつもとは逆の立場で いろいろ勉強にもなりましたので
たまには泊まりに行くのもいいものですね
中村屋さんにはもう一つ「ヒトリシズカ」という貸切で使えるお部屋があります
本や雑誌 レコードプレーヤーやホームシアター オセロやチェスなどがあり
ひとりでも 2,3人でも 楽しむ事のできる工夫がされています
その部屋で「岸辺のふたり」というたった8分のアニメーションのDVDをみつけました
さっそくホームシアターで見てみることに…
アコーディオンとピアノが奏でる音楽 言葉のないモノクロの映像
シンプルな作品でしたが その中で表現されている思いの何と豊かなこと!
作者はマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット オランダ生まれの映像作家だそうです
すぐれた作品とは これほどたくさんのことを訴えてくるものかと思いました
忘れられない時間になりました
深い森と 人造湖ですがすっかり自然に溶け込んだ感じのする湖のある風景
タウシュベツ川のアーチ橋周辺もそうでしたし
糠平湖の湖畔の周りもそうだったのですが
あまり整備されておらず 自然な感じが残されていてとても新鮮でした
湖のほとりに佇んだり 周囲を巡る散歩道を歩いたり
もう少し滞在してゆっくりしてみたいなと思うような場所でした

節子



10月16日

14日15日と とぅもろうの2日間の休館を利用して
糠平温泉まで出かけてきました
私たちは北海道に移り住んだものの 出かける機会も少なく
お客さまからお話を聞くばかり…で まずは近い所からということで
2、3年前から気になっていた糠平温泉に行ってみました
糠平湖といえば 旧国鉄士幌線のコンクリートのアーチ橋の話を良く聞きますので
その中の一つ タウシュベツ川に架かる橋梁跡に行ってみました
道路脇に小さな看板を見つけ 林道を入ること4キロ
曲がりくねった狭い道で  「熊出没多発地帯」の看板は随所に立っているし
陽は西にだいぶ傾いてきたし だんだんと不安な気持ちになってきた時
車の前にピョーンと飛び出したのはエゾシカの親子でしょうか
車をじっと見つめて動かないので 窓越に一枚写真を撮りました
鹿が動き出すのを待ってさらに進むと車が数台泊まっている所に到着
やはり見学に訪れる人がいるんですね
車進入禁止なので 線路跡のような林に囲まれたまっすぐの道を歩いていくと
ありました!
昭和14年に作られ 31年に人造湖の糠平湖に沈み 
そのあと52年の間 水や風雪にさらされながらも 
美しいアーチを保ちながら 夕暮れの湖に佇んでいました
山の向こうに夕日が落ち 橋を照らしていた日差しも消えると
さらに静けさが増し 秋の静かな夕暮れを心ゆくまで味わうことが出来ました
層雲峡を通りながら行ったのですが 紅葉は終盤に近づいているものの
まだ赤や黄に色づいた木々が残っていて
糠平湖の紅葉もまた湖面に映りとてもきれいでした
その夜は「中村屋」さんというお宿に泊まり(また行ってみたいと思う素敵なお宿でした!)
翌日は 糠平湖畔の散歩を楽しんだあと ナイタイ高原牧場や 
ミルクジャムで有名な新村牧場などを周って 狩勝峠を越えて帰ってきました
狩勝峠はもうカラマツが黄金色に色づいて 黄葉もピークになっていました
やはり標高が高いからでしょうか 早いですね
いつもの年よりも少し早めなのかもしれません
良いお天気に恵まれ 紅葉も楽しめ 1泊でしたが良い旅を楽しむことができました


ナイタイ高原牧場にある
ツリーハウス
ネスカフェのCMで使われたそうです


牛の群れの中に1頭の馬が…

節子




10月13日

暖かい過ごし易い日が続いています
その暖かさが幸いして 道の両側に蒔いたコスモスが花開いてきました
まだまだ蕾がいっぱいですから
今しばらくこの陽気が続いてほしいです
とは言うものの季節は確実に進んで
色とりどりの美しさで楽しませてくれていた桜やカエデ 楢 ナナカマド 白樺 楡などの
雑木の紅葉が終盤に近づいて 少しづつ葉を落とし始めています
今年は本当に色鮮やかで
家に居ながらにして秋を堪能しました
葉が散ってしまうのは淋しい思いですが
これからカラマツの黄葉が始まると思うと また楽しみです
カラマツが色づくと こんなにカラマツがあったの!というくらい
林も森も山も黄色で埋め尽くされ それは見事です
そしてカラマツの葉が落ちる11月初旬頃 初雪が降り
11月の中旬には根雪のなることも珍しくありませんが
まだしばらくの間 秋が楽しめそうです
秋と言えば ブドウの美味しい季節ですね
とぅもろうのブドウも とても見事に 
お店で売っているものと変わらないくらい立派にできたのです
一粒食べてみると いつもはとてもすっぱいのですが
今年はとっても甘くおいしいので よーし収穫だ!と張り切ったのですが
夫がよく見てみると スズメバチがたくさんいてブドウの汁を吸っているとのこと
長い針を刺して汁を吸って 皮と種だけになっているものもたくさんあったとか
おいしいものに目がないのは ハチも人間も変わりませんね
スズメバチを怒らせては大変なので 手前の数房を収穫し
あとはあきらめました

写真は庭の楡の木
玄関のナナカマド
道路脇のコスモスです

節子




10月6日

一旦融けてきた山の雪も 今朝見たらまた白くなっていました
今朝6時の気温は1℃
例年10月半ば どーんと冷え込んで本格的な霜が降ります
その時はもうマイナス4〜5℃になり
草も花も凍り付いてしまいます
とぅもろうへの道と名づけてとても気に入っていた砂利道が 
この夏立派な舗装道路になり ちょっと味気なくなってしまいました
道の両脇をせめて花でいっぱいに…と蒔いたコスモスが
やっと咲き始めたのですが
満開になるのが早いか 霜が降るのが早いかと
ちょっとドキドキのこの頃です
紅葉も山から降りて来て 色づき始めました
写真2枚目は憩いが森公園の桜
美瑛町の中心部から三愛の丘に向かう入り口近くにある公園で
桜の木がたくさんあり 春の花の時期 秋の紅葉ときれいなところです
そしてとぅもろうの木々もこんなに色づいているんですよ





玄関付近










駐車場の木々たち









道路の反対側の
木々も色づいて…



今年はナナカマドの実も沢山つきましたが 葉っぱも赤いです
年により あまり赤くならないときもあるのです
秋が深まるにつれ ナナカマドの実や餌台のひまわりの種を食べに
小鳥たちの姿も見かけるようになりました

節子





10月3日

なんでこんなに…?と思うくらい寒く感じるこの頃です
10月初めっていつもこんなに寒かったっけ?
ヤフーの天気予報を見てみたら 夜中の午前0時ごろが1℃と記録されていたので
やっぱり…と思いました
早くも今年は長袖の下着を着たりタイツを履いたりしています
とっもろうの木々たちも赤くなったり黄色くなったりし始めて
秋もどんんどんと深まってきている感じです
昨日久しぶりに望岳台に行ってきました
いつもの年でしたら9月には必ず旭岳に紅葉を見に行ったりするのですが
今年は何となく慌しく過ぎ
昨日はもう紅葉には遅いかも…と思いながらも行ってみました
やはりもうウラジロナナカマドなどの赤く色づく木々はピークは過ぎ
ダテカンバなどが黄色く色づいていました
時間も日が西に傾き始める頃でしたのでよく見えませんが
一枚目の写真 美瑛富士の山頂付近の沢筋に雪が見え 
下のほうの日の当たっていない所に黄色く色づいた木々が見えていました
2枚目は反対の西の山々
雲間から光が漏れ 重なり合う山々は水墨画のよう…
風も冷たくすぐに帰ってきてしまいましたが
やはり雄大な風景ですね
一番下は 美馬牛の奥のほうの畑
刈り取られ 小さな束に重ねられた小豆です
夕日があたって秋の夕方らしい風景でした
小豆はこのまま乾燥する場合もありますが
お天気が悪い時などはニオに積んで乾燥させるようです
きょうは午後から雨
明日はお天気も回復するようです

節子