フォト日記(2008年2月)

2月24日

あまり強い風の吹かないこの地には珍しく
昨夜は一晩中暴風が吹き荒れました
午前中買い物ののため美瑛まで行きましたが
途中吹き溜まりで道幅が半分になってしまっている道や
丘の上の遮るもののない道では
完全に雪に覆われてしまい道がなくなっているところもありました
写真上2枚のように
風のために雪面にくっきりと風紋が残されている所があちこちにありました
新聞によると昨日は千歳空港では半分以上の136便が欠航し
2000人の方たちが空港で夜を明かされたとか
また電車も運休になったり遅れたり
道路も地吹雪のため札幌近郊では大渋滞になっていたようです
きょうは寒さも厳しく午前中はまだ強い風は吹いていたので
一歩外に出ると凍えるような寒さでしたが
午後には風もやんで澄み渡った青空が戻りました

この冷たい風の中千葉県の勝浦では
未だ帰らぬ人の安否を気遣いながら待ち続けている方たちがいらっしゃることを思うと
やりきれない思いになります
今回イージス艦と漁船の衝突事故があった勝浦川津港は夫の母の故郷で
母の弟も以前は漁師だったので 他人事とは思えません
過密の海でなぜルールが守られなかったのかと思うと怒りが沸いてきます
少しでも早くに見つけることができますように…
そして真実が明らかになりますように…

一番下の写真は穏やかで快晴だった20日に写したもの
旭岳温泉に行く途中の道から見た旭岳です

節子





2月19日

この1週間ずっと雪や時に荒天や曇りの日が続き
空も丘も
境界線が消えてしまったような日々でした
昨日から少しづつお天気が回復し
今朝やっと陽射しが戻ってきました
雪の日には雪の日の魅力があり何とか写真に撮りたいなと思うのですが
やっぱり難しくて
そんな時はやはり肉眼に勝るものはないなと思います
もっと上手にいろんな美瑛の表情をお伝えできればいいのですが・・・
2月も後半になり
陽射しもどんどんと強くなってきました
晴れた日の日中は窓から差し込む日の光のお陰で暖房はほとんど要らないというか
家の中で日陰を探したくなるくらいです
外に出ても春のような気配
以前は3月にならないとこんな雰囲気にはならなかったような気がするのですが…

写真は今日の日の出
力強いお日様の輝きが天空を射し
日が昇るに連れに木々が輝き始めました

節子




2月12日

昨夜から寒気がゆるんで雪が降り始めました
厳しい寒さの日はよく晴れますが
寒気がゆるむと曇りや雪になることが多く久々の雪となりました
今年は昨年にも増して雪が少ないので
夏場の作物の成長に欠かせない地下水のためにも
もう少し少し降ってくれたらいいのかなと思います
この三連休はとてもいいお天気で
また星空もとてもきれいに見え
お客さまと一緒に久しぶりに夜空を眺めました
夏の星座とはガラッと変わり
西よりの上空にオリオン座 その近くにはシリウスが輝き スバルも良く見えました

昨日11日は私たちの結婚30年の記念日でした
特に結婚記念日に何かお祝いをするという習慣もないので
昨日も特に「30年」と改めて思うこともなかったのですが
一日が終わる頃になって突然夫が
「あと20年くらいは一緒にいたいね」というので
ちょっと嬉しい気持ちになりました
なので「20年といわず30年くらいどうですか?」と答えました

写真は天気のよかったおととい写したもの
ここ2日くらい我が家にキレンジャクが群れでやってきているのですが
カケスが追い払ってしまいます
キレンジャクを追い払った後の「ここは自分の縄張り!」という顔をしているカケスです

節子




2月7日

昨年は1月が霧氷の当り月という感じだったけれど
今年は2月がそうなのかもしれません
今月に入りお天気が安定したからかもしれませんが 連日霧氷がつき
冬の美しさを存分に楽しませてくれているようです
今朝も薄っすらと霧氷がつき
ダイヤモンドダストもキラキラしていました
なんとかダイヤモンドダストを写真に撮れないかなと思って写したのが一枚目の写真
夏の間イスにしていた木の切り株に雪が積もり
ちょっと影になったところがキラキラがはっきりと見えていたので
写してみました
丸いシャボン玉みたいなのがダイヤモンドダストのキラキラなのですが・・・
2枚目の写真は
木の根元だけキラキラと輝いているのが不思議で写してみました
きっと日が昇るにつれ 木々についた霧氷が落ちて
根元でキラキラしているのでしょうか
お天気のいい日はとにかく木々の霧氷がキラキラ
雪面もキラキラ
空気中のダストまでキラキラするので
見飽きることがありません

節子





2月4日

立春とは名ばかり 美瑛は今日もマイナス21度に冷え込み
最高気温もマイナス10度の寒い一日でした
朝 雲のかかっていた空がだんだんと晴れ
雲の上に朝陽が顔を出した時
よーく目を凝らしてみるとうっすらとサンピラーが見えていました
一番上の写真ですが見えますでしょうか
太陽の真下 手前の楡の木にかけて立つ太陽の柱です
太陽が昇るにつれて見えなくなってしまいましたが
その後もダイヤモンドダストがキラキラと輝いてきれいな朝でした
そしてこの冬いちばんの霧氷
用事があって美瑛の町まででかけましたが
道々真っ白の木々たちに陽の光があたり
きらきらと輝く様子はとてもきれいでした
夕方は夕陽の照り返しに染まる山々
ひと冬に何回かある神様の贈り物のような一日でした

節子




2月3日

きょうは節分でしたね
みなさんのおうちでは豆まきをなさいましたか
子どもが小さかった頃の節分は
鬼のお面を作ったり 豆を入れる枡を折り紙で折ったり

魔よけの鰯の頭を紙で作ったりして
楽しい季節の行事でしたが
2人だけになってしまった今は 炒り大豆を食べるだけで終わってしまいました
きょうは美瑛で「雪遊び子ども広場」のオープニングイベントがありました
小さなお子さんを持つお母さんたちが中心となり
観光協会や地元有志の方たちが協力して
遊び場の少ない冬に 子どもたちが遊べる場をという趣旨で
そして観光のお客さまにも楽しんでいただける場をということで
美瑛駅近くのラブ二ールの前庭に大きな雪の遊び場や雪像などが出来上がりました
オープニングには 美瑛にこんなにたくさんの子どもたちがいたの?という位
お子さんたちやお母さん 観光のお客さまもいらして大盛況でした
宿の有志では豚汁の提供を受け持ち
美瑛産の材料を持ち寄って100食分くらいの豚汁を作りましたが
あっという間になくなってしまいました
このような冬のイベントは初めてでしたが
元気に遊ぶ子どもたちを見て
みんなで力を合わせれば楽しいことができるんだなと思いました
この遊び場は2月いっぱい管理される予定ですので
どうぞ立ち寄ってみて下さい
写真はイベントが終わってアイスキャンドルに灯が点る夕方になっても
まだ遊んでいる子どもたちです

上の写真は窓から見た今朝の日の出の頃
靄が漂い幻想的な雰囲気でした

節子




2月2日


今 とぅもろう前の道が工事中です
今までじゃり道でしたが 
今度は かなり道幅も広くなり舗装道路になるのです
白樺並木のじゃり道を 私はとても気に入っていました
春の芽吹きや秋の黄葉 夏には緑の葉が茂り涼しい風を運んでくれました
道端には何種類もの野草が咲き ワイルドベリーも実をつけました
昨秋 「国の予算がついたので」という説明で
12月から木を切ったり 道幅を広げる工事が進んでいるところです
行き止まりの道にこんな工事が必要なのかなぁとか
舗装工事をするにしてもこんなに道幅を広げる必要があるのかなぁなど
「?」な気持ちはたくさんありますし
町に対しては意見や要望も伝えましたが
予算がつくとどうしようもないらしいです
重機やトラックが入り もちろん車の出入りの時は移動してもらえるのですが
なんとなく頻繁に出入りするのは気が引けて
この頃はどうしても必要な時しか出かけないようにしています
( うーん 写真撮りに行きたいのに… )
お客さまにもご不自由をおかけしていますが
ちょっと待たされるかもしれませんが通れますので大丈夫ですよ
2月中に砂利を入れたところで一旦中止になり
雪が解けてから舗装工事になるみたいです
5月の連休前にはなんとか終わればいいのすが…

写真は今朝の窓からの風景です
一枚目は日の出前
2枚目は同じ場所で9時ごろ
窓から見ているだけでも風景はどんどん変化していきます
朝の気温はマイナス13度とそんなにきつい冷え込みはありませんでしたが
昨夜木々に降り積もった雪が霧氷のようにも見えました( 3枚目 )

節子