フォト日記(2010年2月)

2月26日

暖かい日が続いています
昨日の日中はプラス11度まで上がり 道路の雪も一斉に解け始めました
国道など日頃から車の通りも多いところは もともと除雪も行き届いているので
道路もすっかり乾いて問題はないのですが
圧雪路面ではシャーベット状態になり
運転していてハンドルは取られるし 
歩きづらいしで大変でした
5、6年前までは2月は厳冬期でしたのに この暖かさは何なのでしょう
気候の変化の速度がどんどん速まっているようで不安になりました
写真上は昨日朝 暖かさで霞がかかったような日の出
下の写真は今朝 夜から降り出した雨がまだ少し残り
風景は冬なのに何となく春のような雰囲気の朝でした

小さなことですが 先日長年使っていたハンドミキサーが壊れてしまいました
何年前に買ったかはっきりとは思い出せないのですが
確か25年前くらいだったでしょうか
道具も長年使うとなんだか愛着のようなものが沸いてきて
何とか直して使えないものかと思い 電気屋さんに持っていったのですが
メーカーに送っても部品がないかもと言われあきらめて買い直しました
このハンドミキサーで何回子どもたちの誕生日ケーキを作っただろうとか
何回クリスマスの夜を飾っただろうなどと思い始めるとなかなか捨てられないですね
もちろん宿でも 毎食後にお出ししているアイスクリームを作るとき
活躍してくれた道具です
アイスクリームといえば アイスクリームを作る器械も17年が経ち
だんだん老朽化してしまいました
注意していないと時々止まってしまい 出来上がる前に固まってしまうのです
そろそろ愛着が沸いてきてしまう年月が経ち
もう少し頑張ってもらおうと励まし励まし使っているこの頃です


昨日は宿仲間で作っている料理研究会で
美瑛にあるレストラン アスペルジュのシェフに来ていただき
料理講習をしていただきました
上の写真が作ったものです
肉の焼き方やマッシュポテトの作り方のポイント
焼きリンゴなど プロの技を教えていただきました
何気ないことでもひとつひとつが理に適っているんですね
とぅもろう風にアレンジしながら取り入れていけたらと思っています

節子




2月20日

最近「「安心して絶望できる人生」 という1冊の本を読みました
北海道の浦河という襟裳岬の近くにある海辺の町に
精神障害を抱えた人たちが暮らす「べてるの家」という共同体があります
著者はそこでソーシャルワーカーを務める向谷地生良さんとべてるのメンバーたち
本の題名を見た時 安心して絶望できる?
絶望はできるならしたくないけど 安心してできるならいいかも・・・
 と思いました
本の中には 今までマイナスととらえていたことがもしかしてマイナスじゃない?と思うような
言葉の数々がありました

行き詰まりに手ごたえを感じる
困り方がいい線を行っている
自分の悩みや不安に誇りを感じる
悩みの多さに自信が出てきた
病気のスジがいい
苦労を取り戻す

実は私も10年ほど前べてるの家を訪れたことがあります
そこでこんな言葉をもらってきました

順調に行き詰る
大事なのは経験の質ではなく量
どんな種も育む豊かな土壌と見守る目

言葉の力ってすごいですね
私はこの10年間たった一度きりのべてるで出会ったこの言葉に
支えられ 勇気をもらってきたのです

今回本を読んで さらにべてるが新たな試みをしていることを知りました
それは「当事者研究」という研究活動を始めたことです
自分の悩みや困っていることを その発生のメカニズムから対処の方法まで
研究チームを作って明らかにしようという取り組みです
自分の人生を自分が主体となって生きる
人に心配されたり保護されたりする人生ではなく
自分らしい苦労が全うされる人生を送りたい
そのために自分を深く知って 困った時には自分で自分を助けられるようにしたい…
今や「当事者研究」は全国に広まりつつあるとのこと
私はべてるのメンバーのように深く自分のことを考えたことがあったかな…と思いました
またべてるでは起業する人も増えていて
ある会社の起業理念がおもしろい

いつでも廃業
虚しさを絆に
期待されない会社作り
体と心にやさしい会社作りetc…

何だか肩の力が抜けますね

うさぎの道

雪面に残るウサギの足跡と木の影
現実の世界とはまた別次元にある
うさぎの国の物語…
気温が上がると屋根の雪が解け
つららになります
たたいたら キンコンカーンと
音楽が奏でられそうな気がしました

節子




2月15日

お天気は少しづつ回復へ向かい始めたのでしょうか
写真一番上は12日の夕方
気温がぐんぐんと下がり始め 久しぶりに真冬の凛とした空気が漂い始めた時
買物を済ませて美瑛からの帰り道で撮りました
平坦な曇り空が多いこの頃でしたので
空に舞い上がるような雲が印象的でした
2枚目は13日の朝
写真には写りませんでしたが サンピラーが薄っすらと見えて
久々に神々しい朝の光に満たされたひととき…
3枚目は今日の夕方
クリスマスツリーの木を通りかかった時
雲間から突然太陽が輝き出し 木を照らしました
バックの丘も光を浴びて とてもきれいだったのですが
残念ながらカメラを持っていなくて携帯で撮りました
丘の陰影 それから全体的に色も出ず本当に残念でした
いつでもカメラを持って出かけるようにしているのですが
きょうはすっかり忘れてしまったのでした


節子





2月12日

「おーい 青空〜!」と
空に向かって叫びたい気持ちのこの頃…
冬の曇り空も嫌いではないのですが
あんまり曇りや雪ばかり続くと スカッと晴れた空が見たくなります
写真も撮れずにフォト日記もご無沙汰してしまいました
写真は昨日朝のちょっとだけの晴れ間
あっ!今午前11時ですが外を見たら晴れてきましたよ
このまま回復してくれたらいいのですが…
そして今月始め…確か立春の頃だったと思いますが寒かったですね〜
いつもでしたら冷え込んだ日はお天気も良くなるのですが
太陽が出ないまま冷え込んだので余計に寒さが堪えました
美瑛は一番寒かった日でマイナス22度でしたが
道内ではマイナス30度を下回ったところもあったようです
今は寒さも緩んでほっとしています
こちらはまだまだ雪の中ですが
本州の暖かいところでは
水仙が咲いたり 梅が咲いたりしているのでしょうね
実家のある茨城や結婚してから住んでいた川崎では
立春を過ぎた頃 陽射しが少しづつ暖かくなり
「陽だまり」がぽかぽかと心地よかったことを思い出します


節子




2月1日

晴れ間の少ないこの冬
晴れたと思っても午後には曇り空になってしまうことも…
そんな少ない晴れ間をクリスマスツリーの木の前で慌しく撮りました
少しづつでも天気は上向きのような気がするのですが…

とぅもろうのHPは2001年に始まりましたが
その時 四季の風景をお客さまに見ていただけたら・・・と思い始めたフォト日記も
気づいたら10年目になっていました
HPに写真を載せるにはまずデジカメがなくてはと
お正月の初売りでデジカメを買い
それまで風景写真など撮ったこともなかったのに始めてしまったコーナーです
でも美瑛の風景の美しさ とぅもろう前の景色の刻一刻と変化していく姿に助けられ
何とか続けてくることができました
お客さまからは「楽しみにしていますよ」と声をかけていただき
とても励みになっています
お天気の悪い日が続くと
「写真が撮れない〜!」と途方にくれることもありますが
美瑛のいろんな姿を発見できる目を育てていきたいと思っています
これからもよろしくお願いいたします

昨日のこと
今年で3年目になる
「美瑛雪遊びの広場」の
オープニングイベントで
「いもの根っこ」が演奏しました
思い返せば去年の雪遊び広場で
いもの根っこを知り
それがきっかけになり
入れてもらったのです
今回はトランペットやフルート
サックスやトロンボーンも加わり
「音に囲まれる感じ」が
とっても感激でした

節子