フォト日記(2010年6月)

6月25日

刻一刻と光の加減によって風景が変っていく様子を
とぅもろうの窓から写してみました
写真1枚目は昨夕の6時ちょっと過ぎた頃
西日がお隣の畑から1本のポプラのあたりを照らし 色彩を鮮やかに浮かび上がらせています
2枚目はやはり昨夕の7時ちょっと前
もうほとんど沈みかけた太陽の最後の光がスポットライトのようにあたり
よりいっそう色彩のコントラストが鮮やかです
3枚目は今朝の朝6時半ごろ
爽やかな朝の光がまだ小さな作物の芽の緑をきらきらと輝かせています

6月中旬の日照り気味だった気候から一転 最近は雨がたっぷりと降り
木々や畑の緑が 命を吹き返したように「わさわさ」 「すくすく」としてきました
圧倒的な緑に囲まれていると 
自分が絵本の中の無垢の世界の1ページに入り込んでしまったような気持ちになるのです
大地に根を生やし 恵みの雨を糧として すくすくと空に向かって伸びていく
大昔から変らない営みのパワーを強く感じるのは
この6月という季節が一番かもしれないなと思います

7月がもう目前になりました
7月は一年で一番忙しい季節です
今年も無事に乗り切っていけるかなと不安はいつもあるのですが
一日一日を精一杯 大切に 丁寧に
そして笑顔で過ごしたいと思っています

節子




5月17日

昨日は久しぶりの雨でした
5月後半はほとんど雨が降らず
今月も初めに2時間ほど弱い雨が降ったきりでしたし
連日気温は28度位あり真夏のような陽気でしたから
もう地面はカラカラになっていました
花や 昨年植えたばかりでまだちゃんと根づいていない苗木 そして暑さに弱い私は
雨乞いの踊り??を踊りたいくらいに雨を待っていたのでした
昨日一日だけでしたが しとしとと恵みの雨が降り
屋根を打つ雨の音を聞きながら
「雨の音がこんな素敵な音楽に聴こえるなんて!」と思った私でした
もちろん今朝は花や木々も生き生きと嬉しそうでした
写真はタンポポの季節が終わり
マーガレットの似た白い花が咲き始めたとぅもろうの庭です
一番下は駐車場に作られた薪の塀?です
山仕事をされている近所の方に薪用の丸太をお願いしていたのですが
それが届いたのが2週間くらい前
そして高齢者事業団の方にお願いして 丸太をチェーンソーで切って 割って 積んでもらったのが
この写真です
「薪作りは子どもの時からやってたんだよ」という方たちが4人来てくれて
約2日間で大量の丸太がすっかり片付いてしまいました
長年の経験はすごいですね
そして薪の塀が出来上がり 駐車場も素敵になりました
これで冬の暖房を心配することもなく 安心できます


今年はクレマチスが
たくさんの花をつけました
ずっと前にツツジをいただいた時に
ツツジの根元にくっついて
我が家にやってきたのです
雨に濡れて生き生きと咲く様子に
うっとり見とれてしまいます
昨年植えたルピナスが花を咲かせました
このあたりでは
どこのお家の庭でも見かける花ですが
うちでは何度植えても育たずにいました
今回はやっと根づいてくれたようです

節子




6月11日

しばらくご無沙汰してしまっている間に 美瑛もすっかり初夏の様子になりました
お天気もずっと良くて 日中は暑いと感じるほどです
外ではエゾ春セミやカエルが賑やかに合奏を繰り広げています
ついこの間までは寒い日も多く
はやく暖かくならないかなどと思っていましたのに
暑くなってしまうと 寒い日が懐かしいなんて勝手なものですね
それというのもこのところ仕事の合間に庭に出て 草むしりやら花壇の整備などやることが多く
力仕事と陽射しが結構こたえました
それで夜になるとぐったり…パソコンを開く元気もなく…そんな日々でした
でもこのお天気で農家さんの遅れていた農作業も順調に進み始めたのではないかと思います
昨日買物がてら畑の作物を観察しましたら
じゃがいもや豆など小さな芽がでて成長を始めていました
写真はおととい宿泊されたた方が 小さなハープを持って来られて
夜 お食事が終わった後に
また朝はテラスに出て 素敵な調べを奏でて下さいました
ポロロン ポロロンと小さな音だけれど良く響いて
庭の木々の緑や咲き始めたツツジを眺めながら聞いていると
とても幸せな気持ちになりました
練習は全然していなくて その時その時自由に弾いているだけ…
風の強い日は外に持っていくだけで 風が鳴らしてくれるのよ
とおっしゃっていました
自然体で自由に楽器を楽しんでいらっしゃる様子がとても魅力的でした
一番下の花はライラック
昨年小さな苗木を植えたのですが
直径2センチくらいの細い木に大きな花を何房もつけました

節子




6月3日

まだ時々寒さを感じる日もありますが
過ごし易い季節になりました
6月は木々の緑も鮮やかで 
種まきや植え付けの終わった畑では 作物がぐんぐんと成長を始める
爽やかで しかも躍動感あふれる季節です
私たちも時間を見つけては庭に出て
草刈り 草むしり 花壇の手入れなどに精を出しています
とぅもろうの庭はとても広いので なかなか手が回りませんし
未だに庭の構想もまとまらないのですが
18年前ほんの一株いただいたオレガノが うちの土地にあっていたのかどんどんと広がり
マーガレットに似た白い花もこぼれ種で増え
タイムのかわいい花なども咲き始めると 
ちょっとしたナチュラルガーデンの雰囲気になります
もちろん雑草との共存共栄ですが
もうこれは良しとしましょう
庭作りはあまり欲張らず 小さなスペースから完成させていくことがコツとのことです
地道にやっていきたいと思っています
とぅもろうにいらしていただいた皆さま
華やかさはありませんが 庭に出ると大きな空や鳥の声 木々のざわめき
懐かしい草の匂いを含んだ風 そして静けさに包まれ 
心がほっとくつろぎますので どうぞ庭に出て見てください

寒くてなかなか出回らなかったアスパラが旬を迎えています
やはり路地物は甘くて美味しい
いつも分けていただいている新田農園さんのアスパラは
とても太いものもあり 先日1本丸ごとフライにしてみました
太いのでは歯ごたえも気持ちよくとっても美味しかったです
とぅもろうの食卓も 6月いっぱいはアスパラが並びます

写真はおとといの夕方
ふと窓の外を見ると 虹がかかっていました
西は晴れているのか 夕陽の照り返しで畑の土がオレンジに見えました

先日宿の仲間と この春オープンした六花山荘にお食事に行きました
中富良野の北星山の森林公園近くのカラマツ林の中にあり
駐車場から建物までが林の中を橋を渡って行くように作られています
木々の緑を見ながら歩き始めると 気持ちは日常を離れ
こじんまりとした建物内部は 余計なものを削ぎ落とし 林に融け込んだシンプルな美しさでした
お食事は奇をてらうことなく 作り手の心の伝わる家庭料理で
接客も暖かく とても満足できる時間を過ごすことができました
お食事はランチのみで完全予約制(材料の仕入れの関係で4日前までとのこと)
月替わりで内容が変るようですので楽しみですね

節子