フォト日記(2011年7月)

7月31日

お客様から「誉メロンさんの近くでヒマワリが咲いてましたよ」とお聞きし
漉き込みが始まらないうちにと 買い物の道すがら行ってみました
ヒマワリは緑肥作物なので 花が咲いたかと思う間もなく土に漉き込まれ畑の栄養となるのです
幸いまだ漉き込まれておらず広大なヒマワリ畑と 
その奥はやはり緑肥作物なのだと思うのですが紫の花も見えていて写真に無事収めました(写真1枚目)
そして角度を変えてもう一枚写真を撮ろうと思い よく見るとヒマワリが植わっていないところが所々あり
さらによく見ると字のように見えました
近くにいた方に「字のように見えるのですが何て書いてあるのでしょう?」とお聞きしてみると
「もっと遠くから見たらわかりますよ」という答えが…
それで三愛の丘まで登り見てみると
「ガンバレ 東北」
という大きな文字が見えました
2枚目の写真ですが読めますでしょうか?
こんな素敵な応援の仕方もあるんだ!としばらくの間見とれたのでした
3枚目はまだ花を見せているじゃがいもと その向こうに刈り取りが終わりロールになった麦わらがあります
じゃがいもの花はいつもでしたら7月の中旬には終わってしまうのですが
今年はいつまで咲くのでしょう
最後の写真は麦わらを丸めてロールにする作業車です
トラクターの後ろに付いている水色の箱型の中で丸められ
それがパカッと開いてロールが出てくるのです
じっと見ていると面白いです

つい3日ほど前まで30度以上あった日中の高気温も治まり
涼しさが戻ってきました
夏の暑さもちょっとひと休みのようです
 

殺虫剤が苦手で虫対策に難儀をしていたのですが
先日ハーブオイルを配合して手作りしてみました
お客様の部屋にも置いて使っていただいています
時々網戸にスプレーしたり
庭の散策に出るとき帽子や洋服 足もとにつけたりすると
虫が寄ってこないとのこと
私も野菜の収穫の時に付けたりしていますが
思った以上に効果があります
匂いを嫌って虫が寄ってこないということだと思うのですが
お客様が飛んでいる蚊に吹きかけたら落ちましたと
おっしゃられて そんなに効き目があるのかと驚きましたが
成分に無水アルコールが含まれているので
それでクラクラと蚊が落ちたのかしら…??

節子




7月27日

カラッと晴れたお天気が続いています
畑でも花畑でも 作物やお花の成長が遅かったためか
7月下旬の今でもまだじゃがいもの花が咲いているところがあったり
ラベンダーも刈り取りが始まらずに残っています
写真2枚目3枚目は昨日の上富良野町の日の出公園です
まだラベンダーの色もきれいで ひまわりはちょうど盛りでとてもきれいでした
最盛期を過ぎたため車の規制もなく頂上まで登れますし
8月はじめ頃まではラベンダーも大丈夫なのではないかと思います
畑では秋蒔きの小麦がいい色に色づいています
そろそろ刈り取りの大型コンバインの姿を見かけるようになりましたので
順次刈り取りが始まることと思います
秋蒔き小麦の刈り取りが終わることには
春蒔きの小麦も色づき まだまだ美瑛の丘も彩り豊かな季節が続きます
写真1枚目はやはり昨日のクリスマスツリーの木
手前のビートの濃い緑 色づいた小麦 白い雲と澄んだ青空
クレヨンの箱から4色のクレヨンを取り出して描いたような鮮やかな風景でした

6月6日7日 石巻の渡波小学校の避難所で生活されていらっしゃる方たちをお招きしました(6月9日フォト日記)
その後時々お電話やお手紙での交流があり
おとといお電話で話した際 まだ200人以上の方が避難所にいらっしゃるということをお聞きしました
仮設住宅への入居も少しづつではあるけれど進んでいるようですが
震災から4ヶ月半 暑さも厳しい中トイレもお風呂も洗濯もままならない中での生活は
どれだけ大変なことかと思います
特に電話でお話した方のお母さんは83歳のご高齢ですので
体調は大丈夫かなと心配になりました
お母さんは今でも美瑛での3日間の滞在のことを夢に見るそうです
またいらしていただきたいと思うと同時に
一日も早く少しでも落ち着いて暮らせる日がくるようにと願わずにはいられません

節子




7月22日

3連休前後の数日長雨が続き 
せっかくのラベンダーシーズンが雨の中であいにくでした
猛暑の本州からいらっしゃったお客様たちは
「涼しいのが一番!」とおっしゃってくださいましたが
昨年から北海道でも梅雨のような長雨があり
やはり気候が変わってきているのでしょうか
そして一昨日からは打って変わってのいいお天気
気温も高くなく カラッと乾いて「これぞ北海道!!」という感じのお天気になりました
今年は春先からの低温などで山の雪解けも遅れましたし
花畑のお花の見頃も遅れましたので
これからラベンダーや山の高山植物などを見に来れられる方も十分に楽しめそうですね
私たちは昨日きょうと2日間お休みをいただきました
今までは夏の2ヶ月間は休まずにやってきましたが
やはりだんだんと体力的に無理が効かなくなってきてしまいました
2日間あれやこれやと溜まった用事も済ませながら
孫と遊んだりしてちょっとのんびりもでき リフレッシュしましたし
お天気もいいので梅の土用干しもできました

写真はまだあちこちで咲いているじゃがいもの花と
小麦色に色づいた秋蒔きの小麦です
下の2枚はとぅもろうの庭
オレガノやリアトリスの紫がやっと目立つようになり
ミニひまわりの黄色も加わり 地味ですがナチュラルガーデンっぽい雰囲気になりました
たくさんの蝶が飛び交い 小さな蜂も飛び交っておりますが
あれやこれやと小さな花たちも咲いていますので
こんなところにこんな花が…といろいろ見つけるのも楽しいかと思います

節子





7月15日

じゃがいもの花が咲き 秋蒔きの小麦も黄色く色づいて 
花畑ではラベンダーもそろそろ見頃を迎えるというのに
雨なんです…
昨日は明け方激しく降り あちこちで斜面の畑の土が流されたり
メロンのハウスが冠水で水に浸かりそうになったり
富良野線も警戒のため徐行運転をしたため運行が乱れたりと
雨の影響が大きな一日でした
農家さんではメロンの収穫はまだ始まったばかりですし
7月下旬には麦の収穫も始まります
そろそろお天気も回復してくれるといいのですが…
昨日から気温も低く きょうは最高気温が19℃でした
猛暑の本州に比べたら 過ごしやすくありがたいのですが
からっと晴れた夏空が待ち遠しいです

昨日のこと
夕食の支度も大詰めを迎え慌しい時間に
自分で閉めた食器戸棚に指を挟んで 何と指先を骨折してしまいました
なんてドジな!!と自分で呆れています
思い返すとお正月のおせち料理を作らなければならない時期に肋骨を折ったり
やはり夏の最盛期にドアにぶつけて足の指を折ったり
その他思い返すと忙しい時に限ってドジをしてしまいます
幸い指は町立病院で処置していもらい 痛みもなくなり大したこともないのですが
ちょっとだけ不便です
夫からは「もう無理の効かない年なんだから…」と言われてしまいましたが
気持ちだけ先走ってしまってはだめなんですね
肝に銘じます

写真は上富良野のじゃが芋畑です
食材の買出しに美瑛に行ったり 上富良野に行ったりしますが
道々風景を楽しむことができるのは嬉しいことです

玄関に置いてあるネコの椅子…
花台に使っているのですが
ちょうど花が帽子のように頭にかぶさり
可愛いらしかったので写してみました

節子




7月9日

遅れていたラベンダーの開花も 早咲きのものが色づいて
観光シーズン到来!です
きょうは土曜日ということもあり国道などは車が多いこと
道内の方も お天気やお花の開花情報などを見て動き始めているのでしょうね
この時期畑を彩るじゃがいもの花も 作付けが遅れたところが多かったせいか見当たりませんでしたが
ちらほらと畑一面きれいな花を咲かせている畑が見え始めました
3枚目の写真はクリスマスツリーの木ですが(7月6日撮影)
あまりよく見えませんが 木の右手奥がじゃがいもで 
きょう行ってみましたら白と紫の花が見事に咲いていました
手前の緑はビートです
気温も高くなり 夏本番!
これから彩りの季節を迎えます

1枚目 2枚目はとぅもろうの散歩道にあるポプラと一本の木です

節子





7月2日

からっと晴れ上がり とても気持ちのいいお天気です
気温も外に出て日差しを浴びると暑さを感じますが
家の中にいると爽やかな風が入ってきて 北海道の初夏らしい気候です
6月下旬は気温も低く 一度仕舞った暖かい服をまた出して着ていました
猛暑の西日本や関東からいらしたお客様は 20度以上の気温差にびっくりされていました
その寒さも過ぎ 例年の気候に戻ったところです
久しぶりに三愛の丘や千代田の丘方面に出かけてみました
いつもの年でしたらじゃがいもの花が咲く時期ですが
今年は作付けの時期が遅かったこともあり まだ咲いているところはありませんでした
新栄の丘近くではちらほらと咲き始めている畑も見かけたのですが…
でも牧草の刈り取りが始まり 牧草ロールが出来上がっているところもありましたし
穂を出した秋蒔きの小麦が黄緑色になり 
春蒔きの麦やビートなどの濃い緑とのコントラストがきれいでした
3枚目の写真はまだ芽が出たばかりのとうもろこしの畑です
早いところではハウス栽培のものが出回り始めましたが
路地ものはまだまだですね
そろそろメロンの収穫も始まるかなぁと 
いつもお世話になっている金太郎農園さんからの連絡を心待ちにしているところです
アスパラの季節もそろそろ終わりになりますが
直売所では トマトやズッキーニ スナップエンドウなどの地物の野菜も並び始めました
とぅもろうの小さな小さな菜園でも リーフレタスが摘んでも摘んでも使いきれないほどできて
嬉しい悲鳴を上げています
種を蒔けば命を育んでくれる「土」って何てありがたいのだろうと思いつつ
その土が放射能に汚染されてしまったということが何とも痛ましく
思いはそこに戻っていきます

節子