フォト日記(2011年8月)

8月30日

7月8月の夏のシーズンも一段落し
昨日から9月2日まで宿は休館させていただいています
いつも夏の始めに思うことは
今年もお客様ににいらしていただけるかしら…ということと
自分たちが滞りなく仕事を終えることができるかしら…という2つのちょっと不安な思いです
今年は震災の影響もあり 海外からのお客様も本当に少なく
7月のハイシーズンもちょっとのんびりムードでしたが
私たち家族も減り 働き手も少なくなっているので
ちょうど良いペースだったのかなと思ったりしています
ともあれ無事に夏を終えることができほっとしているところです

 写真は美馬牛中学校の畑に植えられたヒマワリです
美馬牛中学校は5月の芝桜 7月にはラベンダーが咲き
今年はヒマワリも見事に咲いています
学校の敷地内は「立ち入り禁止」になっていますので
ヒマワリが良く見える場所から遠めに写真を撮っていましたら
草刈をしていらした方が「お出で お出で」と手招きをしてくれたので
近くに寄って写すことができました
秋の空と すくすくと天へと伸び花を咲かせるヒマワリです
黄色はやはり「元気色」ですね

節子




8月26日

朝ごはん作りに慌しい朝ですが 
ちょっと早起きをしてルベシベ方面に行ってみました
霧は予想していたのですが 思ったよりも深い霧…
ルベシベの奥の方に行ってやっと視界が開けてきました
今朝の早起きの目的は 数日前通りかかった時カメラがなくて写せなかった
林の中のオオハンゴンソウ(3枚目)と黄色く色づいた小豆畑(2枚目)だったのですが
陽射しは得られなかったものの しんと静まり返った空気と
一瞬でしたが薄っすらと富良野岳も見えて
気持ちのいい朝の風景を見ることができました
美馬牛峠を越えたルベシベの入り口付近では
霧の中に黄色い花を咲かせたヒマワリも勢揃いして出迎えてくれました(1枚目)
4枚目の写真は昨日の夕方
一日中雲に覆われていた空から光が射し始めたとぅもろう前の風景です
麦の刈り跡が光で照らされてオレンジ色に見え
畑が秋色のグラデーションに…
季節ごとに色合いが変わり私たちの目を楽しませてくれています

いつの間にか季節は秋にと移り始め
あんなに騒がしかった蝉の声も夏の虫たちの姿も見ることが少なくなりました
変わってトンボが無数に飛び交い 
空には秋の雲が浮かび
朝晩の空気は冷えて寒いくらいです
あと1ヶ月ほどで旭岳には初雪が降りますし
廻り舞台が廻るように 季節は秋へと駆け足で姿を変えていきそうなこの頃です

節子





8月21日

お盆も過ぎ 空気がなんとなく秋めいてきました
いつの間にか蝉の声よりも 秋の虫たちの声が目立ち始め
道端のススキも穂を大きく伸ばし
朝晩は空気も澄んで気持ちがいいです
昨夜は空気が澄んで満天の星!
天の川もくっきりと見えていて久しぶりの星空でした

18日19日と2日間のお休みをいただいていた間に札幌に住む息子たち家族が遊びにきました
もうすぐ小学校や幼稚園の夏休みも終わってしまうので
最後の夏休みの楽しみだったようです
幸いお天気も良かったので 庭で虫を探したり 夜は花火に興じたり
近くの千代田ファームさんで動物と触れ合ったり
四季彩の丘ではトラクターの引っ張るノロッコ号に乗ったり 自分で運転するカートに乗ったりしました
孫が一緒なので気持ちは完全に地元民を離れ観光客気分!
景色もよく 山もすっきりと見えていたし なかなかに楽しかったです
たまにはこんな気分もいいなぁと思いました

写真は昨日の夕方
拓真館近くの2棟の小屋と四季彩の丘のハートの木です
澄んだ空がきれいでした

節子




8月11日

「暑いですね〜」という言葉が美瑛でもここ数日の挨拶になっています
立秋も過ぎたというのに本当に暑いです
でも本州方面はもっと暑いのですね
37度以上の暑さのところもあったとか!
水分や塩分をこまめに取り熱中症にはくれぐれも気をつけてくださいね

私も厨房の中ではずっと火を使っているのでかなり暑いです
あんまり暑いと気分も悪くなるので 玄米茶に梅干を入れ手元においてちょこちょこと飲むようにしています
それにしても早くこの猛暑が収まってほしいですね

きょうであの地震から5ヶ月が経ちました
この暑さの中まだ避難所に暮らしていらっしゃる方もお出ででしょうし
瓦礫の撤去の作業もまだまだ続いていることでしょう
原発の被害で酪農も畑作も漁業も大きな被害に苦しんでいます
放射能の被害でせっかくの夏休み 外遊びもままならないお子さんたちもたくさんいらっしゃるでしょう
広島 長崎では被爆66年目を迎え 今なお被爆の恐ろしさを伝えています
そして実りの秋を目前にしながら たくさんの人が食に対する不安も抱えています
先日は新潟や福島の山間部で大きな水害がありました
地震 原発 温暖化の影響だと思われる猛暑や豪雨…
まず「現在も未来に渡っても手に負えない」とはっきりわかった原発にはきっぱりと別れを告げ
今様々な被害で苦しんでいる方たちに最大限の援助をし
「社会の発展」のあり方を今一度根本から見直し
私たちが末永くこの地球で暮らしていける方向へあの手この手と英知を集めて舵を切る時!と思うのですが
ニュースをいくら聞いてもそんな議論はなされません
たくさんの優れた技術を持っている日本だからこそできることがあると思うのですが…
「原発の再稼動をいつにするのか」ということが大前提になっているようで
歯がゆい思いをしています

写真一枚目はきょうのものです
今年は麦の色がとてもきれいでした
そして刈り跡もとてもいい色なんです
写真ではちょっと濃い目に写っていますが 太陽に照らされた刈り跡はきらきら光って
金色に輝いています
2枚目は一昨日咲いた朝顔
猛暑の日々ですが朝は涼しく爽やかで 凛と咲いた朝顔が神々しく見えました
朝顔は子どものころから慣れ親しんだ花ですが
こんなに美しい花だったとは!
3枚目は1階の客室から庭を写しました
手前にミニヒマワリやベルガモット
遠くにはオレガノやリアトリスが見えています
  花を眺めているだけで幸せな気持ちになるこのごろです
また買い物の途中道端に咲く野草が今とてもきれいです
レースフラワーのような白い毒人参の花(何だか物騒な名前ですが・・・)
群生して咲く黄色いオオハンゴンソウ
トラノオのような ヒュッと上に伸びる紫の姿のいい花
樹木になりますが ガクアジサイに似た花の咲くノリウツギetc・・・
咲いている花の場所を覚えておいて 今年こそ種をもらおうと密かに思っています
とぅもろうに通じる道の両側に蒔いたり 庭のあの辺に蒔いてみようなどなど
色々思いながら道端の花を眺めています

毎日 ミニトマト トマト インゲン ナス キュウリ
オクラ ナス ピーマン シシトウ
パセリ バジル セロリなどを
とぅもろうの草だらけの小さな菜園で
収穫しています
昨日とても姿のいいトマトを収穫して
食べてしまうのがもったいなく写真に収めました
形 色 つやがとてもきれいで
 そしてお尻のほうをみると
美味しいトマトの印の放射線状の白い筋が見えました
(自画自賛?手前味噌?)
節子