フォト日記(2011年9月)

9月29日

27日、28日の2泊 修学旅行で埼玉県の高校生の男子12人が泊まりました
美瑛滞在のメーンは農業体験
高校生なのでぜひプロの農家さんの仕事を体験してもらいたいと思い
お隣の農家さんにお願いしました
ちょうど宿の隣の畑が金時豆の収穫期を迎えており
刈り取った豆の脱穀の作業を手伝わせてもらいました
前日に刈り取った鞘の付いた豆を脱穀機まで運ぶという単純な作業ですが
なにせ広大な畑…
歩くだけでも大変な広さです
農家さんのご夫婦だけで作業すると1日かかるというお話でしたが
12人の若者たちがせっせと働き なんと1時間できれいに片付いてしまいました
その働きぶりは素晴らしく農家さんも目を丸くするほど!
2泊3日の滞在中 ご飯もよく食べ お米は焚いても焚いても完食で
おかずもきれいに平らげてくれました
あまりにきれいに食べてくれるので先生に
「残さず食べるようにという決まりでもあるのですか?」とお聞きしましたら
特に決まりはないとのこと
気持ちよく働き そして気持ちよく食べてくれた若者たちでした
これから豆を見たらこの畑を思い出すのかな…とか
もし心の中に蒔かれた種があったとしたら 何十年か後にひょっこり芽を出すのかも…
などと考えると楽しいです

台風12号に始った長雨もやっと収まり
ここ1週間よいお天気が続きました
農家さんは長雨で作業が遅れに遅れているので
この晴天を一日たりとも無駄にできないと
あちこちの畑でじゃがいもや豆の収穫 秋蒔きの小麦の種まきなどに追われていました
明日からはまたお天気も下り坂に向かい
また気温も低くなるようです

写真は赤い屋根の家と豆畑(1枚目) 
そしてルベシベに咲く広大なヒマワリ畑です(2枚目)
真夏よりも秋の方がヒマワリをよく見かけます

久しぶりの高校生の男子の宿泊で
ちょっとドキドキしていましたが
本当によく働き
食べ物への関心も高く
美瑛での滞在も楽しんでくれたようです

農業体験の後午後からは
プロの写真家さんにカメラの手ほどきを受ける
農産物の加工体験でアイスクリーム作り
サイクリングとウォーキングなど
美瑛ならではのメニューが組まれていたようです
節子




9月21日

夕方 5時50分頃でしたでしょうか
夕日の照り返しで
食堂から見える空一面の雲がピンクに色づいていることに気が付きました(写真1枚目)
お客様の夕食の準備で忙しい時間帯でしたが
急いでカメラ片手に庭を東の端まで走りました
そして西を振り向くと 空一面燃えるような赤に染まっていました(2枚目)
写真には納まりきれない空一面の赤!
こんな夕焼けは1年に1度あるかないか…
近づいてきている台風の影響なのでしょうか
それにしても大きな台風が続いていて
大雨の被害があり本当に大変なことです
皆様のお住まいの地域では大丈夫でしたでしょうか?
その台風も明日は北海道にもやってくるようです
9月に入り雨が続いていてあちこちの畑ではかなりの土が流れています
流れ込んだ土で川底も上がり ちょっとした雨でも溢れる危険もあるので
収穫前の作物が水に浸かったり 流されたりすることがないようにと祈るばかりです

きょうは気温も下がり朝の最低気温が7度 日中でも13度までしか上がらず
長袖のシャツやフリースを着込んでも寒くて
この秋初めてストーブを焚きました
予報では明日はさらに寒くて最高気温も10度とか…
あさってからはお天気も回復して気温も少し上がってくるようですが
いつの間にかストーブの季節になってしまいました

節子




9月15日

いつもの買い物コースの道
ふと空を見上げると空はすっかり秋の雲に…
昨日は夫が空を見上げて「絣の柄のような雲だな」と言っていましたが
大きな青いキャンバスに描かれた秋の雲は
時にはひつじになったり 鰯になったり
筆で描いた羽のようであったりと見飽きることがありません
澄み切った高い空に浮かぶひつじ雲や鰯雲は
今まで秋晴れの象徴のように感じていたのですが
調べてみると低気圧が近づいてきている時に見られるようで
半日後くらいには雨になるとか…
きょうも午前中はとてもいいお天気でしたのに
夕方には雨になってしまいました
9月に入ってから雨が多く 
今週末は連休もあり 観光のお客様もたくさんいらっしゃるでしょうし
畑では農産物の収穫の時期でもあります
もう雨は降らなくてもいいのですが なかなかうまくいきませんね

節子





9月11日

台風の影響で蒸し暑く感じる日が続いていましたが
ふと気づくといつの間にか涼しくなっていました
きょうはお天気もまあまあだったのですが
気温が低くフリースを羽織ってパソコンに向かっています
週間天気予報を見るとまだ日中は25度を越える日もあるものの
季節は急速に秋へと向かっていく時期なのですね
最近カレンダーに書かれている二十四節気の表示をよく見ます
二十四節気とは 太陰暦を使用していた時代に季節を現すための工夫として考え出されたものとのこと
1年を24等分にし その区切りに名前をつけたものだそうです
立春に始まり雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨
立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒
素敵な言葉がたくさんありますね
ここ数年 温暖化の影響か少しずつ季節がずれてきているような気がするのですが
二十四節気が現在の北海道の季節感にはとてもよく合っているのではと一人思っているのです
9月8日は白露でした
白露の意味を調べると

「野にはすすきの穂が顔を出し秋の趣がひとしお感じられる頃
朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める」
とあります
すすきはこのあたりでは8月はじめには穂を出し始めますが
秋へと季節が変わるという点では実感と合っているかなと思います
寒露(10月8日頃) 冷たい露の結ぶ頃
霜降(10月23日頃) 北国や山間部では霜が降りて朝には草木が白く化粧をする頃
などなど 思わず「そうそう!」と思ってしまいます
季節と追いかけっこをしているうちに 今年もあと残り3分の1です
きょうは取り留めのない話でした

写真は今朝の哲学の木です

節子





9月4日

台風12号の影響は北海道にも及び
2日3日と強い雨と風に見舞われました
特に2日の午前中は豪雨となり 国道が通行止めになったり 富良野線が運休になったりしました
昨日も富良野線は夕方4時ごろから運転見合わせになったようです
富良野線は冬でもあまり運休になることもなく
2日続けての運転見合わせは初めてかもしれません
収穫を迎えたじゃがいも畑や田んぼ 芽が出たばかりの秋蒔き小麦など
もしかしたら作物にも被害がでているかもと思うと心配です
全国的にも広い範囲で被害がでていますが
皆さんがお住まいのところは大丈夫でしたでしょうか
今天気図を見ましたら台風12号が日本海を北に進み
13号もあって太平洋を北に進んでいるのですね
その影響でしょうか 今日の日中は晴れ間もでて穏やかでしたが
夕方からまた風が強くなってきました
これ以上大雨が降らないといいのですが…

写真はきょうの夕方 このあたりは晴れていたのですが
白金方面そして十勝岳周辺の山々で雨が降っているのが見え 虹がかかりました
高い建物がなく遠くが見晴らせるこの地だから見える虹でしょうか
お隣の畑の畦から写しました

節子