フォト日記(2012年12月)

12月25日

いやはや! 寒いです!
ここ数年最低気温が昔ほど冷え込まなくなっていたので
久々にきーーん!という寒さ
この寒さは何と言えばいいのでしょう
家の中にいてストーブは赤々と燃えているのに
外界の冷気がしんしんと忍び寄ってくるような
家の中にいても「これは並ではないぞ」と気づくような
そんな寒さでした
おとといの朝が氷点下20度 昨日が氷点下24度 そしてきょうも氷点下24度でした
昨日もきょうも日中の最高気温が氷点下14度でしたし
3日続けて夜も昼も厳しい寒さが続くのは近年では久しぶりのことです
でもその分お天気は最高で
霧氷もよく付き厳寒の季節ならではの風景を楽しみました
今年は22日からの3連休で
クリスマスにかけていつもの年よりたくさんのお客様にいらしていただき
美しい風景を堪能していただくことができ
何よりのクリスマスプレゼントになったのではないかと思います
厳しい寒さの中 日の出を見に行かれたり
スノーシューで歩かれたり
散歩や星空観察など
みなさん元気に外で活動されていたのにはびっくり!
寒さにふるえていたのは私だけだったかもしれません
この寒さは28日ごろには一旦緩むそうですが
また年末には寒波がやってくるようです
荒れ模様にならなければいいなと祈る思いです

節子





12月18日

雪がよく降っています
12月はしんしんと雪が降り積もる季節ですが
それにしてもよく降ります
きょうの夕刊によると
札幌の積雪が18日正午現在69センチ(平年比49センチ増)
旭川が63センチ(平年比28センチ増)
ということで平年に比べても多いとのこと
今年は気象面で初記録や何十年ぶりという記録の多かった年
旭川(美瑛でも)開花したその日に満開になった桜は観測史上初(5月2日)
観測史上最も遅かった初雪(11月18日)
そして初雪が根雪になったというのも記録上初めてのことだそうです
また9月の残暑は1961年以降最も厳しく
春の雪解けも例年に比べかなり遅かったです
こう書いてみると 雪解けは遅く 解けたと思ったらあっという間に桜が咲き
9月の残暑は記録的に厳しく
初雪は遅かったものの降ったと思ったら根雪になっていた
という感じでかなりちぐはぐな気候の一年でした

音も無くしんしんと雪が降る朝
誰かが「トントントン」と壁を叩いているなぁと思ったらアカゲラが壁をつついている音…
「ガサッ ガサッ」と音を立てて壁を降りてくるのは誰?と思ったらエゾリスたち…
「ミシッ ミシッ」「ドドドォ」と屋根の雪が滑り落ちる音
静かな世界にちょっと不思議な音がするこの頃です

写真はとぅもろうの窓から朝もやの風景です

節子



12月13日

今年一番の冷え込みの朝 気温は氷点下18度でした
昨日の朝も薄っすらと霧氷が付いていたのですが
今朝は見事な霧氷!
木々の枝々がまるで真っ白な珊瑚のようになっていました
空を見上げればダイヤモンドダストが舞い
木々はみんなクリスマスツリーのよう…
きっと寒い地方に住む人への神様の贈り物なのかもしれませんね

もう二度と戦争はしないと誓った国に生まれて
平和な国で育つことができました
でも私が子ども時代を過ごした昭和30年代は
あちこちに戦争の傷跡がまだ残っていたのでしょう
叔父が戦死したときの状況や
父の家が空襲で焼けたときの話など時折耳にしていました
小学生の高学年のころ アメリカの原子力潜水艦が佐世保に入港したとき
戦争がまた起きるのではないかという不安に襲われました
心配で心配で夜も眠れなくなったことを覚えています
大人になってからは 日本には憲法9条があるということが
私の心の拠り所でした
16日投票の総選挙で多くの党の公約には 平和憲法を敵視する言葉が掲げられています
「国防軍」「自主憲法制定」
中でも「集団的自衛権の行使を可能とする」ということは
軍事同盟を結ぶ同盟国が攻撃されたら 日本が攻撃されたものとして反撃することができるということです
第2次世界大戦では6000万人もの人が亡くなりました
日本では兵員230万人 一般市民80万人が亡くなりました
原爆も投下され これ以上ないほどの辛い思いをたくさんの人たちが味わいました
争いは 外交で 話し合いのもとで解決するということが
この辛い経験から たくさんの失われた命から学びとったことではなかったのでしょうか
今も各地で戦争が行われている中 日本が平和憲法を持っているということが
どれほど尊いことなのか忘れてはならないと思います
そして昨年3月の事故で
原子力は今の人類の手にはとうてい制御できるものではないということが明らかになりました
今 脱原発を決めずにいつ決めるのでしょう
TPP 財政問題 たくさんの課題がありますが
真に国民の立場に立って解決し 弱い立場の人を大切にする人や党に投票したいと思います

節子




12月8日

久しぶりに山もくっきりと見え 澄んだ空気を感じる空が広がった朝でした
午前中は陽射しが部屋の中まで入り込んで
ぽかぽかと暖かく
太陽のありがたみが身に沁みる時間でした
午後になると いつの間にか雪雲が空いっぱいに広がっていて
密度の濃い雪がしんしんと降ってきました
地面と空の区別もつかなくなり
ただただ舞い降りる雪を見ていると
雪国に住んでいるんだなぁとしみじみ思います

節子




12月6日

みなさん ご無沙汰してしまいましたが
お元気でお過ごしでしたか?
私は2週間近く美瑛を離れて 先日戻ってきましたら
すっかり冬になっていました
私が留守をしていた先月末には暴風雪が吹き荒れ
他の日も悪天の日が多かったようです
そしてまたきょうも全道的に強い風と雪に見舞われました
記憶を辿ると12月は「しんしんと静かに雪が降り積もる季節」というイメージだったのですが
ニュースを見ると この天気は地球規模で偏西風が蛇行しているためとか…
やはりどんどんと気候が変わりつつあるのでしょうか

いつの間にか季節は師走
今年はどんなことがあったかなぁと思い出そうとしてもなかなか思い出せず
なんだか自分の記憶が心もとなく感じます
記憶力の低下に加えて
余裕なく一日一日を駆け抜けてしまったようなそんな気がする年でした
幾つになっても 「まだまだ未熟」 です


節子