フォト日記(2012年2月)

2月21日

全国的に そしてヨーロッパなどでも記録的な寒波が続いているようです
美瑛ではここ数日寒さは厳しいけれど 穏やかに晴れる日が続いていました
でも一方では 道内各所で豪雪で列車の運行がままならなかったり
雪で廃屋の屋根がつぶれたりというニュースも聞かれます
雪はやがて溶け 地面に染み込み
夏の畑の作物に水分を与え 豊かな実りをもたらしてくれますが
今年のように 豪雪だったり
日中の気温が上がらないために溶けずに積雪量が増えていくと
なかなかの厄介ものになってしまいます
私たちも美瑛に住んで20年が過ぎましたが
雪国に住むために心しておくことが身についていなくて
はっとすることが今まで何度かありました
雪道の歩き方が身についていなくて札幌のつるつる路面で派手に転んだり
地吹雪の日に車が吹き溜まりにはまって動けなくなったり
先日はたまたまいらしていた水道の設備屋さんに
「車庫の雪 そろそろ降ろさないとつぶれるよ」と言われ 
はっと気づくとものすごい量の雪が…
夫が急いで屋根にのぼり雪を降ろし事なきを得ましたが
ここ数年積雪が少なく暖かい冬が続いていたので
ちょっと油断をしてしまいました
いつの間にか2月も下旬にさしかかりました
陽射しも幾分ですが力強くなってきたように感じます
いつもの年より春が待ち遠しいこの頃です

節子





2月12日

とぅもろうの2階の窓から見つけたウサギの足跡…
きのうまではなかったので 夜に現れて飛び跳ねていったのでしょう
雪面は巨大なキャンバス
動物の足跡を刻んだり 木々の影を映し出したり 
時には太陽の光を浴びてキラッキラッとダイヤモンドのように輝いたり…
冬景色は単調なようでいて 私たちにいろんなものを見せてくれるのです
ウサギといえば
昨日の新聞にちょうどエゾユキウサギのお話が載っていました
足跡はあれど姿は見えず
夏は茶褐色で藪に溶け込み
冬はまっしろなので見つかりにくい
昼は根雪に穴を掘って隠れ 夜に行動するのでなかなか見ることはないとのこと
そして北海道の中でも分布は局所的で旭川近郊ではたくさんの足跡が見つかるが
札幌付近ではまったく見られないとのこと
かつては北海道に数十万匹が生息していたが
今では総個体数は千匹を切るという
ということはこの足跡は千匹のうちの1匹?
見かけはしないもののもっともっとたくさん生息していると思っていたのに千匹を切るとは・・・
そういえばとぅもろうがオープンした20年前は
もっとたくさんの足跡が残されていたっけ
♪ウサギ追いしかの山 小ブナ釣りしかの川♪
いつか野ウサギも歌の世界だけになってしまうのでしょうか

節子





2月1日

「寒いですね」が挨拶代わりのような日々
10年ぶりの厳しい寒さ 
美瑛は幸いにも雪の量はそれほどでもありませんが 
大雪で日常生活が困難になっているところもあります
北海道だけでなく全国的に厳しい寒さが続いているようですし
またインフルエンザも流行り始めていますので
暖かい食べ物を摂ったり 十分な睡眠を心がけたりして
お互いにこの冬を元気に乗り切りましょう!

写真1枚目はとぅもろうの窓から見た今朝の日の出 
まだまだ冬の真っ只中ですが
日の出の位置は冬至の頃に比べたらずいぶんと東に移動し  
日の出の時刻も早まってきて
1歩1歩春に近づいているのがわかります
日の出とともに霧氷の付いた美馬牛の森のカラマツ林に日の光が射し
最初はオレンジに そしてだんだんと黄色 そして白色に変わっていきます
一瞬のことですが厳しい寒さの朝ならではの美しさです
2枚目はおとといの朝のもの
HPのあしあと(掲示板)にTKHOMEさんが写真を載せて下さっていますが
「日傘のようなものが出ているよ」と教えていただき
私もとぅもろうの窓から撮りました
日の出から輪っかが出ていて 最初は小さく 日が昇るにつれて大きくなっていったとのこと
日傘は時々見かける現象ですが朝に見るのは初めてでした
3枚目はやはりおとといの朝やってきたリス
動きが早いのでなかなか写真に収められないのですが
この日は枝の上でポーズをとってくれました

お知らせ
2月24日(金)から2泊3日で
美瑛町観光協会が企画したカメラ女子限定のフォトツアーがあります
プロのカメラマンが同行して丘を巡っての撮影会や
料理やデザートを『美味しく撮る』テクニックの講習
(そしてもちろん美味しくいただきます)
撮った写真の補正・レタッチのテクニックも教えてもらえます
厳しい寒さの冬は絶好の写真日和でもあり
カメラのお好きな方 これから始めてみようかなと思っていらっしゃる方
ぜひ参加してみませんか
ご宿泊はとぅもろうを含む町内のペンションです
詳しくは下記のHPをご覧下さい
http://www.biei-hokkaido.jp/tour/

節子