フォト日記(2013年2月)

2月24日

 20日から21日にかけて
ロシア方面のシベリア高気圧とオホーツク海側のアリューシャン低気圧が大雪をもたらす気圧配置を形成
札幌や岩見沢 留萌方面などでも大雪の見舞われました
海からの風が入り込まない美瑛は久しぶりに雪が降ったものの
大荒れの天気というわけではなく
新聞を見て初めて列車が運休したり
札幌ー旭川間の特急が運行途中で視界不良になり立ち往生し大変だったことなどを知りました
低温 大雪とやはり北海道の冬は厳しいです
加えて灯油やガソリンの値上げが続き
冬の北海道では灯油は必需品ですし 車にも頼らざるをえない生活だし
「もうこれ以上あがらないで〜!」と叫びたくなります
そんな中でも美瑛は強い風が吹くことはまれで
朝晩の寒さは厳しいけれど 昼間晴れれば太陽の恵みもありますし
どか雪に悩まされることも少ないので恵まれたところなのかもしれません
先日新聞に「雪ニモ負ケズ 旭川空港」という見出しで記事が載っていました
20台の除雪車両を保有し
全長2500メートル 幅60メートルの滑走路を25分で除雪できるそうです
なので旭川の降雪による欠航は過去5年で計5便だったとか
冬は予定通り飛行機が飛ぶかどうかというのが心配ですが
旭川空港は「「雪ニモ負ケズ」頑張っているということですね

写真は上が18日のクリスマスツリーの木の夕景
下が昨日 雪降る日のクリスマスツリーの木
地と空の境目もないような白一色の中に佇む木の姿もいいものです

節子





2月16日

2月も半ばを過ぎました
雪解けまではまだこの先1ヶ月半あり
厳しい寒さの日もまだまだありますが
日中の陽射しが何となく暖かく春めいてきたのを感じます
木々の芽も膨らんで 枝先は赤く染まり始めました
この時期いつも思い出すのが宮本百合子の言葉

うららかな春は
きびしい冬のあとから来る。
可愛い蕗のとうは
霜の下で用意された。

どんなに厳しい冬でも春は必ずやってくる
霜の下で用意されたふきのとう…
自然の営みはいつも私たちを励ましてくれますね

そして

闇があるから光がある。
そして闇から出てきた人こそ、本当に光のありがたさがわかるんだ。

という言葉を残した小樽ゆかりの作家 小林多喜二の命日が2月20日
もうすぐやってきます

普通につつましく暮らし 何より平和を求めて生きることが難しかった時代
命がけで執筆活動をした二人の作家のことを
2月はよく思い出します

写真はポスターなどによく使われるあの赤い屋根の家
雲間から射す光が刻々と移動し
スポットライトのように家を照らしました
写真を撮っていて気づいたのですが
「メルヘンの丘」という看板がありました
メルヘンの丘という名前がついていたのですね

節子




2月13日

「週末は荒れ模様」というこの冬のジンクスをやっと脱して
土曜日曜は快晴ではなかったものの穏やかに過ぎました
そして昨日の週明けは氷点下23度まで冷え込み
キラキラとダイヤモンドダストが舞いました
朝食を召し上がっていたお客様も窓の外にダイヤモンドダストが流れるのを見て
「こんな風景を見ながら食事できるなんて贅沢ですね」と…
いらしていただいたお客様に真冬ならではの美しさを見ていただくことができ良かったです
そして私も初めて見た現象なのですが
お天気が良く冷え込んだ日は雪面もキラキラと輝くことがあるのですが
そのキラキラが昨日は青や赤などの七色に見えました
なんと表現したらいいのかわかりませんが
とびきりの寒さが作り出した光のマジックなのでしょうか
写真左はダイヤモンドダスト 
雪面の七色は残念ながら写りませんでしたが 木の右側のキラキラが見えるでしょうか?
右はおとといの朝
わた飴を引っ張った時のような雲がスッスッと浮かんでいました

節子





2月7日

先週末は風が強く 時に地吹雪になり
また気温が高かったため雨になってしまったり
5日の火曜日は密度の濃い雪が降り続いたりと荒れ模様だったここしばらくのお天気
1月の超低温から一気にプラス気温に上がり
雪祭りを控えた札幌や旭川の雪像も暖かい気温で解け始め修復が大変だったようです
昨日からやっと天気も回復し始め
今朝は氷点下21℃の厳しい寒さが戻りました
まるでジェットコースターのような気温の変動です
写真は今朝の日の出前
左は6時ちょっと過ぎでまだ月が残っていました
昨夜は久しぶりの満天の星空
空気が澄んでいたのか一つ一つの星が大きく見えました
写真右は6時半ごろ 山の端は黄色っぽくそして上空の雲は淡いピンクで
パステルカラーの夜明けでした

節子