フォト日記(2013年4月)

4月16日

大風の日あり 雨も降り また日も照って雪解けが急速に進みました
写真は昨日のクリスマスツリーの木
きょうはもう殆ど雪がなくなっていました
あとは道脇の窪んだところ 冬季除雪されていなかった小さな砂利道 林の中などに
残るのみとなりました
とぅもろうの花壇の雪も解け 水仙の芽も出始めました
そしてふきのとうもいっぱい顔を出しました
やはり雪の下で出番を今か今かと待っていたんですね
ふきのとうは出始めるとあっという間に大きくなるので
明日さっそく摘んで食べてみようと思います

雪が解けると 野草の季節です
カタクリやエゾエンゴサクなどがまず咲き始めます
4月下旬から5月はじめが見頃
丘では雪解け水をたっぷり含んだ土があたたかな色を見せ
雪の下で半年の間眠っていた秋蒔き小麦は目の覚めるようなグリーンに変化していきます
そしてまだまだ雪の残る雄大な早春の山々
春の美瑛にどうぞお出かけになりませんか?
連休はまだ空室もございますのでどうぞお問い合わせください

節子




4月12日

日に日に雪解けが進んできました
とぅもろうの散歩道と名づけた あの窓から見えるポプラに続く農道も
冬場は除雪されずに閉鎖されていましたが
先日トラクターが雪を掻き分けて道が開きました
閉鎖された道が開くと「ああ 春が来たんだ」と感じ
毎年のことですが感慨深いものがあります
なのできのう早速車で通ってみました
道は開いたものの 雪解けの水が流れまだまだ歩けるようになるには時間がかかりそうでしたが
ほぼ半年ぶりの道
春らしい柔らかな光が溢れ 雪解け水の流れる音も耳に心地よく
 1本の木やポプラ 道から見えるとぅもろうの建物などカメラに収めてきました
写真一番下はとぅもろうの窓からの一枚
早春の雰囲気が伝わりますでしょうか?

いつの間にか入学の時期も過ぎようとしていますが
先日嬉しいお手紙が届きました
おととし修学旅行で宿泊してくれた埼玉県の高校生から
「全員無事に卒業しました!!」というお手紙と卒業式の写真が届いたのです
とぅもろうに宿泊してくれたのは12人の男の子
その時のことは 2011年9月29日のフォト日記にも書きましたが
本当に良く食べ 良く働き 楽しそうに過ごしてくれたのが印象的でした
皆さん無事にそして立派に卒業したんですね
おめでとうございます!
 進学した人 社会人になった人 それぞれ新しい道を歩き始めたと思いますが
いつかふっと思い出したときに
クラスメートと過ごした修学旅行の日々 美瑛で過ごした日々が 
土の匂い 風の香りと共にあったかいもので満たされたらいいなと願っています

18歳…
うらやましいような若さです
その若い生命が生き生きと輝いて生きていけるような世の中であってほしいと思います

節子





4月6日


お天気も良く 暖かい日が続いて
雪解けが一気に進んできました
今まで雪解けが遅れていたせいか いつもの年よりも融雪材が撒かれた畑が多く
農家の人たちの春を待つ気持ちが伝わってきます
春を待ちながらもTPPに揺れる北海道の農業…
試算によると 小麦やビート 小豆 澱粉用のじゃがいもなどの主力の農産物が
激減や壊滅状態になるかもしれないとのこと
道内産の作物の恩恵に預かっていた消費者としてもとても不安になります
また広大な北海道の農地…
数種類の作物を上手に回すことで畑の連作障害も避けてこれたと思うのですが
それもできなくなるのでは?と心配になります
美瑛の畑のパッチワークのような風景もしだいに失われていくのでしょうか

今年も4月はじめの恒例行事 味噌作りをしました
3日間かけて麹を手作りし 大豆を蒸し
最後に麹と大豆と塩を混ぜ合わして樽に仕込みますが
最近は味噌に加えて 宿仲間と一緒に蒸し豆と蒸し豆を使ってピクルスを作っています
今年は大豆 黒豆 金時 寅豆 青大豆 手亡など6種類の豆 60キロを
蒸したりピクルスにしたりしましたので 大量の蒸し豆とピクルスができました
宿仲間と「できたら豆のピクルスを商品化したい」という思いもありましたので
試作も兼ねてというところです
このあと今月は美瑛産の豚肉を使ってのソーセージ作りもあり
6月には梅干をつけて 7月にはジャムの原料のハスカップ摘みなど
なるべく手作りのもの 自家製のもの 美瑛産 道内産のものをお出ししたいとの思いから
いろいろ年中行事化しています
なのでひとつ終わるとほっとした気持ちです
宿仲間とは「一年に一度のことだと手順を忘れてしまうね」などと言いながら
わいわいと楽しく続けてやっていけることがとても幸せなことだと思っています

写真は昨日のものです
クリスマスツリーの木の畑の渦巻き模様がとてもきれいでした

節子





4月2日

4月になりましたね
皆さまお元気でお過ごしですか?
私は2週間ほど実家に帰っておりました
いつもはこの時期ですと桜には早いのですが
今年は満開の桜を見ることができました
サクラ  コブシ レンギョウ モクレン ユキヤナギなどがあちこちに咲き乱れて
「いいなぁ 春!!」と一足早い春の空気を満喫しました
帰りの飛行機の窓に顔をくっつけて下を見ていると
北海道に入るとやはりまだ地面は白く雪景色
でも芽吹き前のカラマツの枝々が赤っぽくなり
そして融雪材が撒かれた畑は渦巻き状に土の色が透けて見え
やはり春を感じさせる景色になっていました
写真の上2枚は空港からの帰り道のもの
道路はもう雪はなく乾いていました
畑はまだ雪がありますが 雪面が解け始めてなんとなく春っぽいです
3枚目は昨日のとぅもろう前
午前中融雪材を散布した畑があり 渦巻き模様が描かれていました
例年より2週間くらい雪解けは遅いように思います

節子