フォト日記(2013年5月)

5月25日

一度上がった気温がまた逆戻り
とぅもろうの桜も21日に咲き始めたものの足踏み状態でしたが
昨日はよく晴れピンク色が目立つようになりました
もともと山桜は開花と同時に葉も芽吹きますが
今年はあまりに遅れたためか葉のほうが待ちきれずに芽吹き
ちょっといつもとは様子が違うかもしれません
でも毎年思うのですが
何となくのどかで日本昔話の絵の世界のようで
山桜ならではの存在感を感じるのです
この時期車で走っていると
林や森のあちこちに桜のピンク コブシの白が新緑の木々の中に散らばり
こんなに桜やコブシが自生していたんだなぁと驚かされます
一年に数日間ですが花を咲かせてその存在を気づかせてくれる…
美しい色と姿で幸せな気持ちにしてくれる…
やはり特別な木なんですね

写真上から
白樺の新緑と桜
森の中にひっそりと咲くコブシ
雪が融けはじめ まだら模様になってきた春の十勝岳連峰
とぅもろう駐車場の桜

PS. まだかまだかと心待ちにしていた路地もののアスパラの収穫が始まりました
昨日農家さんに初物のアスパラをいただき食べましたが
やはりおいしいです!
寒い中ゆっくりと成長したアスパラは特に甘みが強くておいしいと
農家さんが話していました

節子





5月18日

なかなか寒さと悪天が去らずにいましたが
おとといの夕方からやっとお天気も回復して気温も上がり始め
春らしい心地よい陽気になってきました
私たちも宿の仕事の合間に外に出て
庭仕事 畑仕事 夫は加えて蒔き割りに精を出しています
今年も農家さんに トマトやナス ピーマン ズッキーニ シシトウなどの苗を
育ててもらっているので
いつ届いてもいいように土を耕し ビニールハウスにビニールをかけました
まだまだ夜間の気温は寒いので地温を上げるためには
やはりビニールハウスが必要なのです
気温が上がってくると今年の庭はなんとツクシが大量に生えてきて
食べてもおいしいし とても可愛いのですが
これが全部スギナになると思うと何やらちょっと憂鬱に…
何故ならリアトリスの植わっている場所も オレガノなどの宿根草を植えている場所も
ツクシだらけになり
あ〜 草取りが…と途方に暮れたのでした
そのほか 稲科の雑草が数種類 ダイオウなどのやっかいな草もあり
これからは草取りに精を出すことにしましょう
久しぶりに晴れたおとといの夜
夜空もきれいに晴れて見事な星空に…
横着して部屋の中に寝転び 電気を消してみると
ちょっと楽チンな星空観察ができました
夜空と一体になったような気持ちで眺めていると
スーッと大きな星が流れるのが見えました
部屋からの星空観察…お奨めですよ

写真は昨日の午前中 面白い雲が出ていたので美馬牛周辺で撮影
まだまだ雪の残る山々
緑が濃くなってきた秋蒔き小麦
耕された畑の畝の美しさ
刻々と姿を変える雲…

木々も柳や白樺 ナナカマドなどがやっと芽吹き始めました
桜の開花はこの陽気が続けばあと数日でしょうか

節子



5月13日

例年よりかなり遅れましたが
カタクリやエゾエンゴサク 水芭蕉などが見頃を迎えています
1枚目の写真は昨日のキトウシ森林公園のカタクリとエンゴサクです
この時期初めて行ったのですが
林の中にぎっしり!!と言っていいほど
カタクリとエゾエンゴサクが群生している様子にびっくりしました
1箇所だけではなくこちらの林にも向こうの林にもという具合で
それはそれは見事でした
野草の群生の山を公園にしたのだと思いますが
自然のままの状態でよく保存されているのには
本当に驚かされました
公園の方にお伺いしたところ満開はこれからとのこと
今週いっぱいくらいは楽しめるようですね
2枚目の写真は美馬牛の水芭蕉です
美馬牛小学校前の農村公園の水芭蕉が知られていますが
現在公園内の木道が老朽化し整備中で立ち入ることができません
写真はとぅもろうからクリスマスツリーに向って行く道の途中にある
畑に囲まれた中の湿地帯です
道路の両側に咲いていて道路からもよく見えます
美瑛では数少ない水芭蕉の群生地ですので
このまま長く残ってほしいと思います
写真3枚目4枚目5枚目は10日に写したもの
10日は気温も上がりやっと訪れた春らしい一日でした
山々も良く見え
やっと畑を起こすトラクターにも出会えました

節子





5月8日

おとといの夕方のこと
朝はあんなに雪が降り 白の世界に逆戻りしてしまったかのようでしたが
夕方突然お天気が回復して夕日が射し
照り返しでとぅもろう前の風景が劇的に変化したのでした
東南の空はまだ雲に覆われたままでしたが
西の空の雲の切れ目から射す夕日が
今までのどんよりとした天気を一気に吹き飛ばすかのような力強さで
木々や畑を鮮やかな色に染めたのでした
びっくりして私も夕食の準備の手を止めてカメラを取り出し写しました
カラマツ林は秋の黄葉時期かと見間違えるような色になり
藍色の空とのコントラストが鮮やかでした
お隣の畑のあぜ道から西の空を見るとちょうど夕日が隠れるところで(3枚目)
輝くようなオレンジ色に…
その後夕日は沈むに連れ 照り返しはだんだんと上空の雲も染め
淡いピンク色になりました
突然起こった30分ほどの夕焼けショー
連休最終日でしたが お泊りのお客様も楽しんでくださったようでした
昨日はお天気は回復したものの気温は一段と下がり風も強く
またまた寒い一日でしたが
きょうはやっと春の暖かさが感じられるようなお天気に…
このまましばらく続いてくれますように

節子





5月6日

見事に!!というほかないくらいに
ぐずついたお天気のまま終わった大型連休でした
最終日のきょうは朝から雪が降り
庭の水仙の蕾もまだまだ固く
プランターのビオラも雪の中で震えていました
美馬牛駅からとぅもろうに続く道も真っ白になり
冬に逆戻りしたような景色になりました
5月にちょっと雪が舞い降りることは今までもありましたが
おとといの朝も雪景色でしたし
何より気温が上がらずにこんなに寒いのはあまり記憶にありません
農家さんも春の畑起こしができずに
気をもんでいらっしゃるのではないかと思います
種で蒔くものは少し遅れても大丈夫なのかもしれませんが
ビートや玉ねぎのように苗を育てて植えつけるものは
やはり植え時というものがあるのでしょうし
このまま畑が乾かずに春耕が遅れると大変なのではと心配になります
予報では明日の午後から天気は回復し
あさってからは気温も上がってくる様子
とにかくお日様が恋しい!!です

節子





5月1日

4月下旬 ずっと寒くぐずついたお天気で
きょうの夕方久しぶりで晴れ間を見ました
ほんのちょっとの晴れ間でしたが
芽吹きを目前に控えた木々の枝の色 雪解け水を含んだ春の土の色
そして柔らかな秋蒔き小麦の色
ほわんとした暖かな春の風景です
それにしても今年はなかなか寒さが去りません
いつもの年でしたら今頃はカタクリなどの野草が満開となり
庭の水仙なども黄色い花を咲かせている頃ですのに
寒さで春の歩みも止まってしまっているようです
連休後半お天気が回復してくれるといいのですが…

昨日4月30日はとぅもろうのオープンの日
そして丸20年を迎えた日でした
20年前の4月30日 初めてのお客様を緊張の中お迎えしました
それからは一日一日ただ夢中で過ごしてきた気がしますが
いつの間にか20年が経ちました
あっという間だったようですが
その時 14歳 12歳 9歳だった3人の子どもたちは
今は34歳 32歳 29歳になっているのですから
やはり月日が流れたのだなぁと感慨深く思います
そしてとぅもろうに足を運んでくださったお客様に
支えられ助けられながら過ごした日々でもありました
言葉では尽くせないくらいにたくさんの思いをいただき
本当に皆さんのお陰で無事20年を過ごすことができたと
心から感謝申し上げます
これからも健康に気をつけながら
この地でこの小さな宿を細々とではありますが
二人で続けていきたいと思います
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます

節子