フォト日記(2017年8月)
 
 
 

 8月30日

すっかり涼しくなった美瑛です
今朝6時の気温は8℃と一桁台に…
日中は20℃を超えますのでまだ夏の雰囲気ですが
朝晩は秋の気配が漂ってきました
道路脇などには萩の花も咲き
また嫌われ者の外来植物ですが
オオハンゴンソウやセイタカアワダチソウの濃い黄色が
ひときわ鮮やかです
ずっと前の話ですが オオハンゴンソウは「北の国から」で
正吉君が蛍ちゃんに思いを伝えるために
毎日毎日いっぱいのオオハンゴンソウを摘んで贈ったこと
覚えていらっしゃる方もいらっしゃることでしょう
加藤登紀子さんの「百万本のバラ」の歌になぞらえて
贈ったのでした
その花が今年はひときわ目立ち道路脇を飾っています
セイタカアワダチソウも何かで読みましたが
日本の気候のなじんで
背丈があまり伸びなくなったとか…
確かにちょうどいい具合の背たけになっているようです
日本古来の植物や昆虫 動物を守るためには
増えてはいけないものなのだと思いますが
すっかりなじんでいる風景を見ると
仕方がないのかなとも思います

先日雨上がりに大きな虹がでました
絵に描いたような虹でしたが
大きすぎて端から端まではカメラに収まりませんでした
観光のお客様にとっても
せっかくの日に雨でしたが 
思いがけなプレゼントだったことでしょう

節子
 
 

 8月25日

8月もいつの間にか下旬を迎えています
ここ数年は夏は海外からのお客様が多く
秋になると来年の夏の問い合わせがポツポツと入り始めます
あまりにも早すぎるので予約の受付は年が明けてからとしていますが
今年も1月から頻繁にメールが入り
 苦手な英語との格闘の日々が始まりました
メールのやり取りの中でいろんな質問などがあるので
自分なりに作った文のひな形は25種類以上になりました
そして長い方は予約から実際の宿泊まで半年以上も期間が空くので
本当に来てくれるかな?とか
予約内容に間違いはなかったかな?など
お客様のお顔を見るまでは何かと心配になります
お蔭様で今までのところ
早いご予約のお客様も皆さん間違いなくお出で下さり
ほっと胸を撫でおろしているところです
6月から8月まではマラソン選手のように
自分の体力の具合を確かめながら走り続けるような日々でしたが
20年ぶりにお出で下さったお客様もいて
昔話に花が咲いたり
また初めてのお客様とも縁があってお目にかかれましたこと
本当にありがたく
また楽しく 思い出深く 良い夏が過ごせました

夏の間は基本のプランを1泊朝食とさせていただいていましたが
9月からは2食付になります
「収穫の秋」の美瑛にどうぞお越しください

また今年の秋の営業ですが
11月5日(日)までです
冬季は年末12月22日(金)〜12月31日(日)の10日間のみに
させていただくことにしました
どうぞよろしくお願いいたします

節子
 
 
 
 
 

  8月10日

長寿台風が日本列島を嵐の渦に巻き込みながら縦断していきましたね
皆さまのところでは大丈夫だったでしょうか?
こちらは今 台風の余波をうけちょっと天気がぐずついていますが
心配したほどではなく 小雨が降る程度です
そして8月は残暑の厳しい季節ですが
気温もそれほど高くなく
朝晩の空気が冷たいほど…
庭では秋の虫の声が日に日に大きくなり
道沿いではススキが風に揺らいでいます
やはり7月前半の猛暑がこの夏一番の暑さになるのかもしれません

今年も72年目の8月6日 8月9日を迎えました
美馬牛でも毎年その時間には長いサイレンが鳴り響きます
その時の広島 長崎の人たちの驚きと恐怖を私たちは感じることはできませんが
その後に起きた筆舌に尽くしがたいほどの苦しみや悲しみを
僅かながらかもしれませんが想像することはできます

昨日のヤフーニュースに一枚の写真が載っていました
「焼き場に立つ少年」という
原爆投下後の長崎で 
たぶん妹か弟と思われる幼子の亡骸を紐で背負って
火葬の順番を歯を食いしばって待つ少年の写真です
撮影者は米軍従軍カメラマンの故ジョー・オダネルさん
オダネルさんは当初フィルムを封印していましたが
1989年に反核の思いから「核戦争を繰り返さないためなら」と
写真展を開いたそうです
米国内では批判に晒されながらも
2007年8月9日85歳でなくなるまで写真展を開き戦争反対を訴えたとのこと
(ヤフーニュースより抜粋)

その写真を見ると少年はまだ小学校の中学年くらいでしょうか
じっと前を見つめ背筋も足先も手先もピッと伸ばし
唇は血がにじむほどに固く結ばれています
この小さな体と心が
この悲しみにどのようにして耐えていたのかと思うと
戦争の惨さ 理不尽さ 悲しさが迫ってきました
でも少年が感じていたものは
そんな言葉では言い表せないものだったことでしょう

今年7月7日ニューヨークで行われた国連会議で
「核兵器禁止条約」が締結されました
その条約は
核兵器の開発 保有から使用の威嚇まですべて禁止するもので
核兵器を法的に禁止するという歴史的に初めての意味のある条約です
世界122ヵ国 国連加盟国の6割が賛成して採択されました
前文には
「ヒバクシャ」が 容認しがたい苦難を強いられた被害者としてだけでなく
核兵器廃絶に欠かせない存在として明記されているとのこと
長年の被爆者の方々の運動が実った瞬間でもありました

ただその席に日本政府の参加はなかった…
せっかく実ったこの条約を実効性のあるものにするために
日本政府はじめ 世界の核保有国が批准して
もう二度と誰一人として 
広島 長崎のような苦難を強いられることのない世界になりますようにと
願います

写真は小麦の麦ガラのロールです
以前はこのようなロールがあちこちの畑に転がっている風景でしたが
今は刈り取り 脱穀と同時に麦ガラを粉砕できるコンバインが主流となり
あまり見かけなくなりました
ヒマワリは上富良野町で見かけたもの
4枚目のヒマワリの後ろの畑が
麦ガラを粉砕した小麦の刈り取り跡です

関東地方など猛暑とのこと
みなさまどうぞお身体大事にお過ごしください

節子
 
 
 
 
 
 
 
  
8月2日

暦が変わりました
もう8月です
暑かった7月前半…
今は平年並みに戻り 日中陽射しが暑くても
夜間の気温は15、6℃まで下がるので過ごしやすいです
美瑛の畑は今農家さんが苦労して育てた作物が実りつつあります
4、5日前からコンバインで秋蒔き小麦の刈り取りが始まりました
じゃがいも・かぼちゃ・とうもろこしなども
野菜の直売所に並び始めました
とぅもろうではおいしい美瑛のじゃがいもを食べていただきたくて
昨年秋収穫されて越冬したものを
冷蔵庫などで保存してお出ししていました
なので待ちに待った野菜たちです
これからが実りの季節の到来です
昼夜の寒暖差が甘味の乗ったおいしい野菜を育てるといわれていますので
今の美瑛の気候は野菜の生育には適しているのですね
ただ心配なの全国で起きてい豪雨です
昨日夕方突然に雷と共に強い雨が降りだしました
雨は2時間位で止みましたが
JR富良野線も一時止まり混乱していました
きょう見ていると畑から土が流れ出していところもたくさん見かけました
全国いたるところ油断はできませんね

写真1枚目は色づいた秋蒔き小麦
2枚目はそろそろ収穫期を迎えるトウモロコシの畑
3、4,5枚目は旭川のヒマワリ畑です
きょう用事があり久しぶりに旭川にでかけまし
道々目に付いたのは満開のそば畑…
写真には撮りませんでしたが 白い花が青空に映えて
風景が一層明るく見えました
またヒマワリも道沿いの小さな畑で何か所か見かけました
就実の丘では広い畑にヒマワリが咲いていて
まわりの風景と共に夏らしい丘の風景を満喫しました
一番最後は早朝のとぅもろう前
夏至から40日あまりが過ぎ
日の出に時間も少しづつ遅くなってきています
朝5時過ぎ 日が射し始めたころの写真です

節子