フォト日記(2018年9月)
 
 
 

 9月21日

秋晴れのよいお天気が続いています
朝の気温も冷え込む日が多く
きょうの新聞報道では
昨日大雪山系旭岳で初冠雪が観測されたとのこと
山に雪が降ると平地にも冷たい空気が下りてきます
どうりで昨日は寒かったこと!
美瑛の今朝6時の気温は5度…
一面の朝霧で何も見えない状態でしたが
7時を過ぎるころからどんどんと霧が晴れ
青空が広がりました
♪朝霧晴れて広がる沃野♪という
美馬牛小学校の校歌そのままの風景です

おとといはにわか雨が降ったり青空が広がったりと
雲の動きの早い目まぐるしく変わるお天気でした
美瑛まで買い出しに出かけることろから雨が降りだし
道々土砂降りになりました
新栄の丘に差しかかるころにはまた青空が広がったのですが
道路を見ると表面にうっすらと水が溜まり
青空を鏡のように映し出していました(写真1枚目)
道路までが青い空と白い雲に染まって
不思議な光景でした
突然現れるドラマチックな光景…
美瑛は日によって天気が激しく変わることがあるので
そんな時思いもよらない光景に出会うことがあるのです
出がけにちょっと悩んだけど
カメラを持って出てよかった!
2枚目の写真はきょうの買い出しの途中で
クリスマスツリーの木の上に
かわいい三つ子の雲が空に浮かんでいたので撮りました
木の下の畑は
芽が出たばかりの秋蒔き小麦でした

節子

 
 
 

 9月18日

地震から12日が過ぎ
北海道電力の供給量もほぼ回復し
列車の運行などもほぼ正常に戻りました
揺れの被害の大きかったところでは
まだまだ大変な状況が続いていますが
美瑛はいつもの生活が戻りつつあります
今回の地震では
今までは指摘されていなかった深いところの断層で地震が起きたと
ニュースで聞きました
日本列島は本当にどこで地震が起きてもおかしくないところなのだと
改めに思い知らされました
また今回のことで電力のありがたさをしみじみ感じましたが
またその電力に頼り切った生活であったことも
思い知らされました
便利ということが必ずしも進歩なのではなく
もしかしたら退化の始まりでもあるのかも…とも思います
2000年を迎えたとき
「これからは1年づつ後戻りたらいいのでは」と
漠然と考えたことを思い出します
2001年は1999年に
2002年は1998年に…という具合に
生活のスタイルを1年づつ戻していったら
無理なく自然と調和できるところまで戻れるのではと思ったのです
でもあれからもすさまじい勢いで世の中は進んでいき
なんでも電化 電子化され
そのことが何かあったときの脆さに繋がり
また私のような流れについて行けない人間には
逆に不便な世の中になってしました
もう一度立ち止まること…
そのことを強く思った日々でした

最近お天気がよく空気も澄んで風景が美しいです
朝晩の気温の寒暖差が景色にメリハリを出しているのでしょう
写真1枚目は昨日の朝
うろこ雲が秋らしく清々しい朝でした
2枚目は昨日の夕方
秋蒔き小麦の作付けがされたばかりの畑に
夕日が照り返してオレンジ色に見えました

節子

 
 
 
 
 

 9月12日

9月6日未明に起きた大きな地震から1週間が経ちました
美瑛町は震度3でしたが
それでも激しい揺れにびっくりして飛び起きました
震度3でも恐怖を感じるくらいでしたので
震源地に近い方たちはどれほどのことだったかと思います
ご家族で亡くなられた方たちもたくさんいらして
近しい方たちの悲しみを思うと言葉もありません

今回の地震は揺れのあとに道内のほとんどが停電してしまいました
情報を得ようとしてもテレビも固定電話もパソコンも繋がらず
最初は繋がっていたスマホも基地局の電源が不足しているとのことで
使えなくなり全く情報が入らなくなりました
停電がいつまで続くのかがわからないこと
電話もパソコンも使えないので
予約のお客様との連絡も取れずに途方に暮れました
しばらくしてラジオがあることを思い出し
ラジオを聞いて今起きていることの状況がわかりました
また隣の娘のうちの屋根に
大きくはありませんが太陽光発電がついていましたので
ちょっとの時間だけ借りて予約のお客様にメールを送ることができました
またスマホではなく携帯電話が時々繋がることがわかり
電話連絡もできました
もうすでに道内に入られているお客様には
もしとぅもろうまでお出でいただくことができるなら
ご宿泊していただけることをお伝えしました
電気はありませんが水道は大丈夫でしたので
夕食の準備を早めに始めました
でも召し上がっていただくころには真っ暗になってしまい
ろうそくを灯しましたが それでも真っ暗な中でのお食事でした
七日の夜9時ごろにやっと電気が付きました
電気が付いたときは本当に嬉しかったです
電気がないと本当に暗い!!
こんなあたり前のことが経験しないとわからないのですね

この全道の停電は予想以上の大きな影響を生みました
停電が回復しても列車の運行はなかなか戻らず
富良野線の美瑛ー富良野間は今朝やっと1週間ぶりに列車が通りました
買い物に行っても乳製品や豆腐類などの棚は何もなく
それは工場での生産がなかなか元に戻らないためのようです
酪農家さんが絞った牛乳が電気がないために出荷できず
捨てざるを得ないという記事も新聞に載っていました
今はだんだんと回復していますが
電気がないということがどれほどのことかと思い知った1週間でした

今回ほぼ全道で停電になってしまいましたが
そんな中 利尻島 礼文島 奥尻島は島独自に発電所があるため
停電しなかったことをラジオで知りました
小さくても地域ごとに 
その地域にあった方法での発電システムがあるというのが
いいのではないかと思います
太陽光 水力 風力 地熱 火力など地域にあった方法で小さな発電所があり
その地域の電力はその地域で賄えるようにできたらいいと思います
考えなくてはならないこと いっぱいありますね

この夏の巨大な台風の被害…
特に西日本では
ご苦労されていらっしゃる方もたくさんおいでのことと思います
どうぞお体に気を付けてお過ごしくださいますように…

美瑛は今朝気温が8度と冷え込み
秋晴れの天気でした(写真1枚目 今朝のとぅもろうの前)
あまりにお天気がいいので十勝岳のほうに出かけてみました
紅葉はまだこれからという感じで(写真4枚目)
やはり20日過ぎ頃から下旬にかけてが見ごろになるのではと思います

節子