フォト日記(2020年3月)
 
 
 
 
 
 
3月26日

雪解けも順調に進んで
とぅもろうの周りも土がいっぱい見え始めました
(写真1)
時折雪の降る日もまだあり
冬の風景に戻ることもありますが(写真2,3)
きょうは気温も高くお天気もいいので
どんどんと雪解けが進むことと思います
天気予報ではきょうの暖かさで
札幌などでは積雪ゼロになるのでは
と言っていました

穏やかな天気とは対照的に
コロナウイルスが全国でじわじわと広がり
またヨーロッパやアメリカでは爆発的に広がって
人々の営みがすっかりなくなってしまったかのような
街の様子がテレビで映し出されています
世界的な規模にまで感染が広がることは
現代の人やモノが世界中を駆け巡る時代を思えば
あたり前のことかもしれませんが
私たちは頭ではわかっていても
油断していたのかもしれません
今は自分が感染しないことが大事
(感染しなければ他の人に広がることもないので)
と考え
行動しなければならないときかもしれませんね

今回のことで
やはり備えが必要ということを痛感しました
政府は昨年秋に
公的病院の25%にあたる全国424の病院について
「再編統合の議論が必要」として
病院名を公表しました
旭川でも旭川市立病院の名がありました
旭川市立病院は
感染症指定医療機関にもなっています
今医療崩壊が進んで大変なことになっている
イタリアでは
数年前から医療費削減のもとに
病院の統廃合を進めていたそうです
今回のようなことが起きた時に
経済効率の名のもとに
病院と医療従事者の削減を進めてしまったら
取返しのつかないことになるのではないか
と心配になります
医療崩壊で助かる命も助けられないとしたら
こんな悲しいことはありません

これからの時代
ウイルスの脅威はますます増していくでしょう
戦争は人間の引き起こすことですから
世界中の国と国民が理性と知性を持つことができれば
解決することも不可能ではありませんが
気候変動なども影響し 新たなウイルスは
これから先も頻度を増して出現することでしょう
そのためには備えが必要ですが
国民の命を最優先できる政治ができるのかどうか
今の政府にそれができるとは思えず
また今国会で
公文書の改ざん問題が取り上げられていますが
人の命を顧みない
自分の過ちを認めようとしない姿を見て
これほどまでに信頼できない政府になってしまった
ということがとても悲しいです

みなさん不安を抱えている時期に
もっと明るい話題ができたらよかったのですが
これから子どもや孫が生きていく時代を思うと
経済効率ばかりでなく
すべての人が安心して暮らせる世の中になるようにと
自分のできることをしたいと思う気持ちが
強くなりました

写真4枚目は
夕陽の照り返しを受けるリッカロッカと林です
木々は春近くなると
枝々が赤味を帯びてきます
リッカロッカは今はカフェスペースは閉じていますが
パンの販売はいつも通りやっております
車や歩きでパンを買いにいらしてくださるお客様の姿が
とぅもろうからも見え
日常の風景にほっとすると同時に
ありがたい思いでいっぱいになります

節子


 
 
 

  3月20日

美瑛の春の風物詩
融雪剤の散布の季節を迎え
融雪剤の黒い渦巻き模様を
あちこちの畑で見かけるようになりました
とぅもろうの周りの畑でも数日前の朝
黒煙をたなびかせながら走る
スノーモービルが現れ
あっという間に雪面に黒い渦巻きが描かれました
今年はたぶん全国的にも暖かいのだと思いますが
北海道もいつもより気温が高く
融雪剤が撒かれた畑ではどんどんと融雪が進んで
早いところでは秋蒔き小麦の緑色が見え始めています
とぅもろうの庭も木々の根本や家も周りは
もう土が見え始めて
春の訪れを感じるこの頃です
でも春が近づいてきて嬉しい気持ちも
コロナウィルスの感染の広がりが先が見えないため
しぼみがちです
とぅもろうは4月29日から営業を再開いたしますが
そのころには流行も収まって
いつも通りにお客さまをお迎えできたらいいなと
願うばかりです

写真はとぅもろうの隣の畑の融雪剤散布の様子
小鳥はキツツキの仲間のコゲラです
木の皮の下に潜んでいる小さな虫を食べます
食堂前のナラの木の根元の雪も解け
昨年秋に落ちたドングリを探しに
リスもやってきています
動物や小鳥たちの動きも春が近づいて
活発になっているのでしょうね

節子

 
 
 
 
 
  
3月8日

皆さま ご無沙汰してしまいましたが
お元気でお過ごしでしょうか?

連日コロナ感染症のニュースが報じられています
北海道はいち早く学校の一斉休校が始まり
2週連続で
週末の外出はなるべくしないようにとの
知事からの要請があり
行かなければならない用事以外は
じっと家にこもっておりました
冬場は特に普段から外出する機会も少ないのですが
それでもひたすら家にこもっていると
体力はどんどん落ちてくるし
気分も落ち込むし…
隣に住む孫たちもずっと家にいる毎日ですが
自営業で親がいるので
何とかいろいろ工夫して過ごしていますが
子どもだけで留守番しなければならないお子さんは
不安も抱えているだろうし大丈夫だろうか
と心配になります
卒業式も近くなり
本当なら卒業生も在校生も
特別な思いで過ごす季節
それがいきなり休校になり
子どもたちも戸惑っていることと思います
いつになったら明るい兆しが見えてくるかなと
大人の私でもどんどんも不安が募る日々です

そしてこの国は本当に大丈夫なんだろうか
という思いも日々膨らんできました
この国のかじ取りをしている方々の目が
どこを向いているのか
本気で国民の健康と命を守るという目線で
対策を考えているのだろうかと
疑問に思えてきました
首相会見で何度も耳にした勇ましい言葉は必要ありません
それよりも
科学的根拠に基づいた
きめ細かで具体的な対策と
偽りのない正確な情報発信を望みます

写真はお天気の良かった1週間ほど前のもの
1枚目は朝の風景
山に帯状の霧がかかっているの見えますか?
2枚目3枚目は同じ日の午後3時ごろ
気温の低い一日でしたので
山々もくっきり ピリッとした風景でした
4枚目は一昨日の夕方
夫が庭でじっとしているウサギを見つけました
あまりに長い時間動かないので
「雪だるま?」と思ったのですが
何かの物音で耳を立てたので
「ウサギ」とわかりました
夏場はピーターラビットのような
薄グレーの模様がありますが
冬は真っ白になる「エゾユキウサギ」です

春も近づいてきました
皆さまどうぞお身体に気を付けて
お過ごしになってくださいね

節子