フォト日記(2001年10月)
10月30日 日の出がとぅもろうの部屋から見える季節になりました 早朝5時頃には オプタテシケ山の上の方に明けの明星がきれいに見えます 霜が降り ストーブに火を入れる毎朝ですが 幸い日中は暖かく薪を使わずに済み助かっています 美馬牛の森の前に見えるこんもりとした落葉松の林も黄葉のピークを迎えています くっきり見える十勝岳連峰と落葉松の黄葉 秋蒔き小麦の鮮やかな緑色は 1年の中でも気に入っている季節の風景です もうすぐ11月になります 行輝 |
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10月26日 いつの間にか カラマツも褐色がかった黄色に色づきました もわもわと伸びていたアスパラも やっぱり色づいてカラマツと同じような色をしています 刈っても刈っても畑に生えてきて大変だった草も いつの間にかカラマツ色に… このところ景色はカラマツ色と 秋蒔き小麦の明るいやわらかなグリーンと 雪化粧した山々とで 感激しすぎてなんだか胸がわさわさしています おおげさに言うと 世のなかに絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし と 詠った在原業平のような気分でしょうか 本当におおげさですけれど… そういえば 昔カラマツ色のセーターが大好きでよく着ていたっけ… と思い出しました 節子 |
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10月19日 きのう 茨城からやってきた両親と一緒に富良野の布礼別から樹海峠を通り 狩勝峠を越えて鹿追町までドライブを楽しみました 母が何年も前からカラマツの黄葉が見たいと言っていたので出かけてみましたが 樹海峠あたりが随分と黄色くなっていてとてもきれいでした 美馬牛でも少しづつ黄色くなりはじめ秋もいちだんと深まってきています 鹿追町では いつか行って見たいと思っていた神田日勝記念館を訪れ 充実した秋の一日でした 写真は今朝 今秋はじめて気温が0度を下回り 真白く霜の降りた畑と 昨日布礼別で見た見渡すかぎりのひまわり畑です 節子 |
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10月17日 美馬牛の畑はどこも収穫の真最中です 私も数年ぶりに豆落としの手伝いに 新星地区の小高い急斜面の畑に借り出されました 西に深山峠 東に大雪山系を望む静かなところで広葉樹が色鮮やかです 明日は雨の予報ということで 日が落ちてからトラクターのライトを照らしながらの農作業は 急斜面という畑の立地条件あってとてもしんどいものでした 脱穀機の中に刈り取って乾かしておいた小豆を運ぶ作業ですが 平らなところと違って何倍も骨の折れるものです いっぱいになった脱穀機から 滝のように流れ落ちる小豆を見つめて 農作業の大変さを実感しました 雨が多かったせいで畑もぬかるみ 何度もトラクターが動けなくなりましたが 農家のご夫婦の共同作業で予定通り農作業が終わった時は ちょっぴり役に立てたというさわやかな気分に包まれました 行輝 |
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10月15日 かぼちゃのおいしい季節です とぅもろうの秋の食卓によく登場する 「栢木風かぼちゃ」という一品があります 日本画家の栢木有子さんが宿泊された折教えていただいたもので 薄切りにしたかぼちゃをフライパンで焼き かつおぶしとネギをかけ ちょっと醤油をかけていただくというもの かぼちゃの料理というと砂糖を使ったものが多くなってしまいますが これはさっぱりと食べられて気に入っています 栢木さんの絵は 見ている自分もその絵の中にたたずんでいるような 気持ちの落ち着ける絵で 昨年からホクレンの店舗の裏にあるロビーに飾られています 大きな虹の絵で 買い物の帰り 私も時々見に行きます 近くを通られたら ぜひ立ち寄って御覧になってください 写真は きのうから収穫作業が始まったお隣の菅原さんの畑です 積まれた豆に久しぶりの朝の光があたり きれいでした 節子 |
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10月7日 きょうはおだやかな秋晴れです 駆け足でやってきていた冷たい空気もちょっと緩んで 絶好の散歩日和 娘が卒業して6年 ずっと前を通り過ぎるだけだった美馬牛小学校の校庭や 学校の前にある美馬牛の森にちょっとだけ秋を探しに出かけました 学校って独特の懐かしい雰囲気がありますね 若者3人組が小さなうんていにぶらさがって 「昔はこんなに小さかったんだなぁ 飛び降りるのが恐くってさ」 なんて そんな会話をしているのが耳に届いたり… 何本もある大きなナナカマドの木が真っ赤に色づき とてもきれいでした 美馬牛の森は春の水芭蕉の季節には毎年行くのですが 秋は初めて 落ち葉に埋め尽くされた道がふかふかで気持ちが良かった 赤や黄の衣をまとったカエデが青空にすっくと立っていました 節子 ![]() |