フォト日記(2001年12月)

旭岳 十勝岳

12月26日

きのうはあまりの天気の良さに誘われて
歩くスキーの初滑りをしました
とぅもろうの玄関の前でスキーを履いて山に向かって歩いていくと
小学校の塔の向こうで旭岳が夕陽の照り返しでピンクに染まっていきます
十勝岳や富良野岳も斜めに夕陽をうけ 陰影がはっきりと・・・・ 
 振り返るととぅもろう裏の林の向こうに
オレンジ色の光を残して夕陽が沈んでいきます
雪の上には自分の影が足ながおじさんのように長く長く写っていました
きょうも冷え込みが厳しく 木々という木々には霧氷がきれいにつきました
霧氷の美しさは何と例えればいいのか
神秘的で神々しくもあり 写真を撮ってもうまく撮れずにいます
きょうの夕景も自然が織りなすいろんな不思議があるでしょうか

節子



12月21日

毎日真冬日です
真冬日とは一日中氷点下で とても寒いという事です
たとえば朝方氷点下20度だとしても
昼間太陽が出て暖かければさほど寒く感じませんが
特に晴れた日の翌日はシバレますね
今は夜中ですが気温はドンドンと下がっていっています
今朝はダイヤモンドダストが見えました
これもシバレタ証拠です
タローの毛も霧氷が付いていました
二重に履いた靴下でも長靴の下から伝わる冷気で
その中の足の裏はひび割れてアカギレ状態
そういえば指もひび割れてきましたね
顔を打つ冷気は気持ちをシャントさせ 防寒ジャンパーのエリをたて
ポケットに手を突っ込んで気分は高倉健さんかはたまた五郎さん気分
この時の気分は最高ですね
寒いけれどちょっとニヒルないい男になれる気がする真冬日です

行輝




12月16日

いつの間にか冬も本格的になり
年の瀬も間近にせまってきました
私たちは21日のとぅもろう再開にむけ 部屋の模様替えをしたり
大掃除をしたり 年賀状書きをしたりのこの頃です
先日 岸和田の美穂ちゃんのお母さんから
中にイルミネーション用の電球を入れて飾ってください
というお手紙とほおずきをいただきました
流木を土台にして ユーカリの葉と唐辛子とほおずきを付け
電球をいれてみたら とっても素敵
内側から照らされたほおずきの橙色がとてもあたたかで
クリスマスもお正月も楽しく迎えられそうです
みなさんも試してみてくださいね
そして 世界中の人たちが 家族そろってあたたかな光を見つめられる
そんな平和なクリスマスやお正月であってほしいと思います

節子



12月12日

 新千歳空港で二晩過ごした人が多勢いたそうです
空港開業以来初めての出来事に皆驚いている様子です
発達した雪雲が 札幌や千歳方面に大雪を降らし
停滞したのが原因のようです
反対に美瑛はここ3日間雪らしい雪が降っていません
局地的なドカ雪は正直疲れますね 身も心も
今日は いつ来るか判らない大雪に備え
トラクターにチェーンを付けました
昨年は金太郎農園さんに付けてもらいましたが
「自分でやらないといつまでたっても独り立ちできない」と思い
消極的な人頼みの心と闘いながら なんとか最後までできました
一つほんの少し壁に穴を開けられたかなと思います
さあ、準備万端整った 「来るなら来い」といった心境です

行輝



12月4日

この冬一番の冷え込みか?
寒暖計をのぞいたら 氷点下12度だった
六時半頃は日の出前で少し朝焼け気味
7時半頃に十勝岳付近から太陽が昇った
最近は雪が降っていることが多く 今朝はめずらしい
今年は雪が遅かったので
遠くに見えるポプラの木まで今でもタローの散歩に行ける
勿論長靴は必需品ですけど
キツネのあしあとを追っていくと 鹿のあしあとが目に入ってきた
きっと静寂な夜に雪の上を跳ねていたのかも知れない
雪道はいろんな動物のあしあとに出会えて楽しいものです
車はもう通れないので最高です
余計なものが目に入らず 冬の散歩を楽しんでいます

行輝



12月1日

師走に入り 昼の時間がとても短くなった
11月最後の1週間は一日の積雪はさほどではないが 毎日雪が降った
4時 日が暮れると気分はもう夜
食卓を囲んでの団欒が終わっても時計の針は未だ7時
するすると月が顔を見せると 月明かりと雪明りで白夜の気配
シーンという音が聞こえる気がして
たしかに夜なのにまだ外で遊べるような気がしてくる
不思議な冬の夜の情景

行輝