フォト日記(2001年3月)


3月27日

雪が降ったり止んだりする中 例年より1週間位遅く 
スノーモービルでの融雪剤散布がとぅもろう前の畑でも始まりまった
見渡す限りの雪原の上を 黒煙をあげながら身体中真っ黒にして行われる
その雪の下には秋にまいた小麦が春を待っている
これからは雪が降ってもたいしたことはなく
1週間もすれば地面が顔をのぞかす
その他の畑はじっくりと雪どけを待っている  
               
行輝



3月24日

春はいろんなものを連れてくる
朝玄関に出ると なつかしい命がいた 
1年ぶりの再会
エゾリスがエサ台にのぼっている
鉄路の反対側の防雪林が伐採の時を迎え
ますます住みにくくなっていた矢先のことゆえ
喜びはひとしおだった。
北風が心なしか強まったような気がする防雪林を見上げ
残された林にたくさんの命が育ち合うことを願っている
            
行輝



3月20日

公園や畑などで雪の表面に浅いくぼみが見られる。
雪えくぼの誕生。
雪の溶けた水が集まってちいさな道を作ると、
その部分の雪が縮まって表面がくぼむ。
ちいさな春を目にできる。
こんな記事がきょうの新聞に載っていた。
きょうは春分。
南風が強くて、一気に道路や駐車スペースの雪が溶けて
大地が顔を出している。
春、春、春、待ち遠しかったなあ。

写真は、今年の冬に備え薪を作るため木を切りたおしているところです。

行輝



3月15日

南風ふわり “冷凍庫”脱出
今朝の新聞にこんな見出しが踊っていました
3月に入り8日間続いていた真冬日が途切れ やっと寒気が緩んだとのこと
そういえばとぅもろう前の雪景色もちょっと温かみを帯びてきたような気がします
先日届いた花やハーブの種
料理に使ったり 玄関前の花壇を飾ったり ドライフラワーにしたり・・・と
冬の間カタログを見ながらあれやこれや夢を膨らませていたのです
そろそろ種まきをして 苗作りの準備を始めようかな

節子



3月11日

朝の気温がマイナス20度を下回る日が今日で3日も続いています
こんな日は必ずといっていいほどよく晴れわたり 宿泊のお客さん達も 
光々と冴えわたる月や すっきりとした姿を見せている山々に感嘆の声をあげています
とぅもろうのマキストーブは 外気がどんなに寒い日も赤々と燃え わたし達を暖めてくれますが
3月になるとだんだんマキも残り少なになり心細くなってしまいます
こんな時の力強い味方がお日様の力
3月にもなると 午前中いっぱい射し込んで部屋はサンルームのように暖かくなり
自然のぬくもりはやはり心地いいなぁと思います
写真は夕日の照り返しにピンクに染まる十勝岳連峰です
             
節子



3月8日

ちょっと遅くなりましたが お雛様の写真です
8年間も物置の片隅にしまい忘れてしまったとうきびの皮のお雛様
娘が小学校二年の時一緒に作ったのにしまいっぱなしで気になっていたのです
娘も大きくなり一緒におひな祭りを祝うのもあと何年?と思ったら
これはどうしても飾らねばと あの荷物この荷物ひっくり返してやっと陽の目を見ました
何人かの方にメールで送ったところ バックが雪なのがとぅもろうらしい
 と喜んでいただいたので 遅ればせながらのお雛様です

寒の戻りというのでしょうか 天気予報を見ていたら 全国的に明日は寒い朝のようですね
みなさまどうぞお風邪など召しませんように

節子



3月3日


久し振りの快晴
気温もマイナス15℃まで下がり 霧氷のきれいな朝
十勝岳や大雪の山々も久し振りに姿を見せてくれた
10時位になると気温も上がり 窓に射しこむやわらかな陽射しに誘われて
お客さんとふたり 歩くスキーをはいて出かけました
春が近くなると雪が水分を含んで固くなるので スキーも埋まらず歩きやすくなります
固くしまった雪面には 動物の足跡がスタンプを押したようにはっきりくっきり見えて楽しく
丘の上では 雪の上にねころがって青い空と雲を眺めていました
桃の節句というにはまだあまりにも雪深いけれど
うららかな気持ちのいい一日でした

節子